伊駒ゆりえの基本プロフィール
伊駒ゆりえさんは、声優事務所の81プロデュースに所属する女性声優です。
所属事務所の公式プロフィールによると、東京都出身で、誕生日は2月24日。趣味には作曲、台本制作、テーマパークに行くことを挙げています。特技はダンスや明太子パスタ作りです。
声の仕事だけでなく、作曲や台本制作にも関心を持っている点は興味深いところ。キャラクターの感情や作品全体の流れを考えることにもつながる、創作への関心がうかがえます。
なお、公式プロフィールに生年は掲載されていません。年齢についても、誕生日だけから推測することはできません。
第18回声優アワードで新人声優賞を受賞
伊駒さんのキャリアを語るうえで外せないのが、2024年3月9日に発表された第18回声優アワード新人声優賞です。
同賞は、その年度に活躍した声優を表彰するもの。伊駒さんは『【推しの子】』のルビー役などで注目を集め、新人声優賞を受賞しました。
受賞時のインタビューでは、81プロデュースに所属してから2年半が経過したことや、『【推しの子】』のルビー役が初めて受けたテレビアニメのオーディションだったことを振り返っています。
注目すべきなのは、人気作品への出演だけでなく、その後も継続して役柄と向き合ってきた点です。
新人賞はキャリアの到達点ではなく、これからの成長への期待を示す評価でもあります。
【声優デビューの経緯】初めてのアニメオーディションでルビー役に抜擢

伊駒ゆりえさんの声優としての歩みには、少し珍しいエピソードがあります。
それは、初めて受けたテレビアニメのオーディションで、いきなり『【推しの子】』のメインキャラクターであるルビー役を獲得したことです。
声優を目指したきっかけは芝居とディズニーへの憧れ
2026年10月に公開されたKADOKAWAアニメ・声優アカデミーのインタビューで、伊駒さんは声優を目指した原点を語っています。
幼い頃からディズニー作品が好きだったことに加え、小学校の学芸会で芝居の楽しさを知ったことがきっかけでした。
好きな作品の世界に関わりたいという思いと、人前で演じることへの興味。その2つが重なり、声優という職業にたどり着いたといいます。
声優を目指してからは、アミューズメントメディア総合学院(AMG)で学びました。
同学院の卒業生紹介によると、伊駒さんは2020年卒業。学内オーディションなど、プロダクションとの接点を持てる環境で学んだ経験も、その後の活動につながっています。
『【推しの子】』のオーディションで評価されたもの
2026年10月のインタビューでは、伊駒さんと第1期から音響監督を務める高寺たけしさんが、ルビー役のオーディションを振り返りました。
高寺さんによれば、伊駒さんはメインキャラクターのオーディション参加者の中でも比較的早く決まったといいます。
特に印象的だったのは、伊駒さんの持つ明るさや天真爛漫さ、ひたむきさでした。
高寺さんは、初めてスタジオに来た伊駒さんについて、自然体の雰囲気そのものがルビーに重なっていたという趣旨の評価をしています。
伊駒さん自身も、オーディションを受ける前から『【推しの子】』のファンだったことを明かしました。
作品への思い入れが強かったからこそ、自分の演じるルビーがきちんとルビーとして存在してほしいという気持ちで臨んだそうです。
ここで重要なのは、単純に声がキャラクターに似ていたという話ではないこと。
演技を作り込む前から、人物の持つ雰囲気や自然な反応が役柄と合致していた点が、キャスティングの決め手の一つになったと考えられます。
初期出演作から代表作へ
伊駒さんは『【推しの子】』だけでキャリアを築いてきたわけではありません。
2022年には『可愛いだけじゃない式守さん』『メガトン級ムサシ』『デュエル・マスターズ キングMAX』などに出演。2023年以降は、アニメやゲーム、ナレーションなどへ活動の幅を広げています。
特に注目したい出演作品は次のとおりです。
- 『【推しの子】』:星野ルビー
- 『異世界はスマートフォンとともに。2』:スラス
- 『マイホームヒーロー』:友達B
- 『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』:参加者B、かけだしアイドルちゃん
- 『ゆるキャン△ SEASON3』:料理研究部
- 劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』:シマ
- 『メカウデ』:フォルテ
- 『渡くんの××が崩壊寸前』:石原紫
- 『ツインズひなひま』:ひなな
81プロデュースの公式出演作品一覧でも、アニメ、ゲーム、吹き替え、テレビ番組のナレーションなど、幅広い活動が確認できます。
【第1期から第3期まで】ルビーの声と伊駒ゆりえの演技はどう変わった?
伊駒さんの演技を理解するには、ルビーという人物の変化を追う必要があります。
ルビーは、単に明るいアイドルを目指す少女ではありません。前世の記憶を持ち、母親である星野アイへの憧れと、かつての人生で経験した喪失を抱えています。
そのため、物語の進行に伴って表現すべき感情も変化していきます。
第1期:明るく前向きなアイドル志望の少女
第1期のルビーは、アイドルになる夢に向かって突き進むキャラクターです。
母親の星野アイに憧れ、芸能界に入り、B小町として活動することを目指します。
この段階では、ルビーの持つ天真爛漫さや、夢を追いかける純粋な気持ちが物語の中心です。
伊駒さんの演技も、ルビーの素直な感情表現を軸にしています。
喜びや期待を隠さず、周囲に対してまっすぐに接する姿が印象的です。
2026年10月のインタビューで音響監督の高寺さんは、初期の伊駒さんが持つ明るさやひたむきさがルビーの人物像と重なっていたと振り返っています。
第2期:真実を知ったルビーに生まれる復讐心
第2期で大きく変わるのが、ルビーの感情です。
物語の後半、ルビーは母・アイだけでなく、自分が前世で慕っていたゴローも殺されていたことを知ります。
ゴローは、前世の天童寺さりなが入院していた頃に慕っていた医師でした。
この事実を知ったルビーは、それまでの明るい表情とは異なる復讐心を抱くようになります。
特に、瞳に黒い星が浮かび上がり、犯人への復讐を誓う場面は、第2期の大きな転換点です。
伊駒さんは2026年1月のMANTANWEBのインタビューで、この場面について、セリフ単体だけでなく音楽や映像との組み合わせを考えながら収録したと説明しています。
また、複数のテイクを収録し、最終的にルビーの覚悟が伝わる表現が選ばれたと振り返りました。
この場面で求められたのは、単に怒りを強く表現することではありません。
先生への思いや、失ったものの大きさ、そして復讐を決意するまでの感情を、一連の流れとして表現することでした。
第3期:嘘を武器に芸能界を駆け上がる
2026年1月14日に放送が始まった第3期では、ルビーの立ち位置がさらに変わります。
公式のストーリー紹介によると、『POP IN 2』のリリースから半年が経過し、B小町はブレイク目前。ルビーはアイとゴローの死の真相を追い求めながら、芸能界で活動の幅を広げていきます。
第3期で特徴的なのは、ルビーが自分の感情をそのまま表に出すだけではなく、状況に合わせて振る舞いを変えるようになることです。
伊駒さんはMANTANWEBのインタビューで、バラエティー番組のリポーターを務める場面についても言及しています。
番組内で求められる立ち振る舞いをルビー自身が考え、演じているように見える場面だったと説明しました。
これは第1期でアクアたちが恋愛リアリティーショーに出演した際の演技とも通じる部分です。
つまり、第3期のルビーは、芸能界で生き残るために他者からどう見られるかまで意識するようになっています。
伊駒さんの演技も、明るい少女らしさだけではなく、場面ごとの心理や計算された振る舞いを表現する段階へ進んでいます。
ルビーと伊駒ゆりえのキャリア年表・関係性
ここまでの経歴と作品の動きを整理すると、次のようになります。
出典:81プロデュース、第18回声優アワード、アニメ公式サイト、KADOKAWAアニメ・声優アカデミー。
【伊駒ゆりえの声の特徴と演技の評判】ルビー役が支持される理由
伊駒さんの声の魅力を考えるとき、注目したいのは、明るい場面とシリアスな場面の表現の幅です。
ルビーの声に感じられる3つの魅力
1. 明るさと素直さが伝わる表現
ルビーの魅力の一つは、夢に向かって進む前向きさです。
伊駒さんの演技では、感情が表に出る場面で、弾むようなテンポや自然な反応が生きています。
アイドルを目指す少女としての期待や喜びが、視聴者にも伝わりやすい表現になっています。
2. 感情の変化を丁寧に表現する力
第2期の復讐を誓う場面では、それまでのルビーとの違いがはっきりします。
大声や強い口調だけで感情を伝えるのではなく、これまで抱えていた思いが一気に表面化するような演技が印象に残ります。
3. 人物の背景を意識した演技
ルビーには、現在の人生だけでは説明できない感情があります。
前世のさりなとしての記憶、母親への憧れ、ゴローとの関係など、複数の人生が一人の人物の中に存在しています。
伊駒さんは、こうした背景を踏まえたうえで、各シーンの感情を組み立てているとインタビューで語っています。
2026年10月のインタビューで明らかになった役作り
2026年10月9日に公開されたKADOKAWAアニメ・声優アカデミーのインタビューは、伊駒さんの演技観を理解するうえで重要な資料です。
このインタビューでは、伊駒さんと音響監督の高寺たけしさんが、役作りや収録現場について具体的に語っています。
特に印象的なのが、伊駒さんが先輩声優から受けた助言です。
キャラクターを演じるとき、切り取られたセリフや一場面だけを見るのではなく、その人物の人生そのものを考えることが大切だと学んだそうです。
伊駒さんは、キャラクターには描かれていない日常や、表に出ていない感情も存在すると説明しています。
この考え方は、ルビー役にも深く関係しています。
例えば、笑顔でアイドル活動をしている場面でも、彼女の内側には前世の記憶や喪失の経験があります。
その背景を理解することで、同じ笑顔でも場面によって異なる意味を持たせられるのです。
これは、単なる声色の使い分けではなく、人物の人生を踏まえた演技だといえます。
音響監督が語った第3期の難しさ
同インタビューでは、高寺さんも第3期のルビーについて言及しています。
特に難しいとしたのが、ルビーであると同時に、前世のさりなでもあるという二重性です。
幼少期のさりなは別のキャストが演じています。その演技の流れを引き継ぎながら、現在のルビーとして感情を表現しなければなりません。
加えて、重要な場面では号泣しながら思いを訴える演技も求められました。
高寺さんは、その感情面と技術面のバランスが難しかったと振り返っています。
収録後には伊駒さんと大塚剛央さんが感情を共有する場面もあったそうです。
ここから見えてくるのは、ルビー役の評価が声の印象だけで決まるものではないということです。
相手役との掛け合い、演出意図の理解、過去のエピソードとのつながり。こうした要素が重なって、キャラクターの説得力が生まれています。
【B小町メンバーの声優一覧】星野アイ・アクアとの関係も解説
『【推しの子】』の魅力は、ルビーだけでなく、個性の異なるキャラクターを演じる声優陣の掛け合いにもあります。
ここでは、ルビーと関係の深い主要キャラクターを整理します。
B小町のメンバーを演じる声優
| キャラクター | 声優 | 役柄のポイント |
|---|---|---|
| 星野ルビー | 伊駒ゆりえ | アイドルとして成長する物語の中心人物 |
| 有馬かな | 潘めぐみ | 演技力に優れた元天才子役 |
| MEMちょ | 大久保瑠美 | B小町の活動を支えるメンバー |
B小町は、ルビーがアイドルとして活動するうえで欠かせない存在です。
ルビーの純粋な情熱、有馬かなの演技へのこだわり、MEMちょの経験や発信力。それぞれ異なる個性がグループの魅力を作っています。
伊駒さんのルビー役も、ほかのメンバーとの掛け合いによって、より立体的に感じられます。
星野アイの声優は高橋李依
星野アイを演じているのは高橋李依さんです。
アイは、圧倒的なアイドル性を持つ一方、複雑な内面を抱えるキャラクターです。
ルビーにとってアイは単なる母親ではありません。アイドルとしての目標であり、芸能界に進む大きな理由でもあります。
伊駒さんと高橋さんの演技は、親子という関係を通じて物語に深みを与えています。
アクアの声優は大塚剛央
アクアを演じるのは大塚剛央さんです。
アクアとルビーは双子ですが、芸能界での活動目的や感情の表現方法は大きく異なります。
第3期では、2人の関係性が物語を動かす重要な要素になります。
2026年10月のKADOKAWAの対談で、伊駒さんは第3期では大塚さんとのやり取りが多く、演技や現場での空気感に助けられたと語りました。
加えて、出演シーンがない日にも収録現場を見学することがあったそうです。
こうした姿勢からも、キャラクター同士の関係を理解しながら作品に向き合っていることが伝わります。
【2026年最新】伊駒ゆりえの現在と第4期 Final Seasonへの期待
2026年11月現在、伊駒ゆりえさんの今後を考えるうえで、最も大きなニュースは『【推しの子】』第4期 Final Seasonの制作決定です。
第3期は2026年3月に完結
第3期は2026年1月14日に放送開始。
TOKYO MXをはじめ全国36局以上で放送され、3月25日には最終話が1時間スペシャルとして放送されました。
物語では、ルビーがアイやゴローの死に関わる過去と向き合い、芸能界の中で自分の立場を確立していく姿が描かれました。
伊駒さんにとっても、第3期は大きな挑戦だったようです。
MANTANWEBのインタビューでは、ルビーが物語の中心になることへのプレッシャーを感じながらも、それを演技に生かしたいという思いを明かしています。
第4期 Final Seasonの制作が決定
2026年3月25日、第3期最終話の放送に合わせて、第4期 Final Seasonの制作が発表されました。
加えて、同年8月16日にはティザービジュアルとムービーが公開されています。
注目すべきなのは、公式の第4期スタッフ・キャスト一覧において、引き続き次の配役が掲載されていることです。
- ルビー:伊駒ゆりえ
- アクア:大塚剛央
- 有馬かな:潘めぐみ
- 黒川あかね:石見舞菜香
- MEMちょ:大久保瑠美
- アイ:高橋李依
つまり、第4期でも伊駒ゆりえさんがルビーを演じることは公式キャスト情報で確認できます。
一方、2026年11月5日時点では、第4期の具体的な放送開始日は公式発表で確認できません。
制作決定とティザー公開は済んでいますが、放送時期については今後の公式発表が待たれる状況です。
2026年は声優としての活動領域も広がる
伊駒さんの活動はルビー役だけにとどまりません。
2026年にはテレビアニメ『よわよわ先生』で椋林瑞希役を担当しています。
同作の公式サイトでは、2026年2月にキャスト情報が発表され、3月には伊駒さんも出演する放送直前の配信特番が告知されました。
また、KADOKAWAアニメ・声優アカデミーの2026年10月のインタビューでは、高寺さんが、伊駒さんが春の新番組で獲得したメインキャラクターについても評価しています。
高寺さんは、その作品ではルビーの印象を感じさせない別のキャラクターを演じていたと振り返りました。
これは、伊駒さんがルビー役のイメージにとどまらず、別の役柄にも挑戦していることを示すエピソードです。
今後は、明るい少女役だけでなく、性格や背景の異なるキャラクターをどのように演じ分けるかにも注目したいところです。
【ルビーちゃんの声優に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:推しの子のルビーちゃんの声優は誰ですか?
A1:伊駒ゆりえさんです。81プロデュース所属の声優で、2023年放送の第1期からルビー役を担当しています。
Q2:星野瑠美衣とルビーは同じ声優ですか?
A2:はい。同じキャラクターです。星野瑠美衣が本名で、ルビーは芸名・活動名として使われています。声優は伊駒ゆりえさんです。
Q3:伊駒ゆりえさんは声優デビュー前に何をしていましたか?
A3:アミューズメントメディア総合学院で声優を目指して学び、2020年に卒業しています。2022年にはアニメの脇役などに出演し、初めて受けたテレビアニメのオーディションで『【推しの子】』のルビー役に抜擢されました。
Q4:ルビーの声優は第3期でも変わっていませんか?
A4:変わっていません。2026年放送の第3期でも伊駒ゆりえさんが担当しています。
Q5:第4期 Final Seasonでも伊駒ゆりえさんがルビーを演じますか?
A5:はい。2026年11月時点の公式キャスト一覧では、ルビー役として伊駒ゆりえさんの名前が掲載されています。第4期の放送開始日は、まだ公式発表されていません。
Q6:星野アイとアクアの声優は誰ですか?
A6:星野アイ役は高橋李依さん、アクア役は大塚剛央さんです。伊駒ゆりえさんとは『【推しの子】』で共演しています。
Q7:伊駒ゆりえさんは声優アワードを受賞していますか?
A7:はい。2024年3月に発表された第18回声優アワードで新人声優賞を受賞しています。
まとめ:ルビー役・伊駒ゆりえの魅力は成長する演技にある
『【推しの子】』のルビーちゃんを演じている声優は、伊駒ゆりえさんです。
初めて受けたテレビアニメのオーディションでルビー役を獲得し、第1期から第3期まで一貫してキャラクターを演じてきました。
その歩みを振り返ると、次の3点が特に重要です。
- キャスティングの背景: 自然体の明るさやひたむきさが、ルビーの人物像と重なった。
- 演技の成長: 第1期の純粋な少女らしさから、第2期の復讐心、第3期の芸能界での計算や覚悟まで、表現の幅を広げた。
- 今後の展望: 第4期 Final Seasonでもルビー役を続投し、別作品でも異なる役柄に挑戦している。
特に注目したいのは、伊駒さんがルビーを単に明るいアイドルとして演じているわけではないことです。
過去の記憶や喪失、母親への憧れ、復讐への決意。そうした複雑な感情を一人の人物の人生として捉えているからこそ、物語が進むほどルビーの存在感も増していきます。
2026年10月のインタビューで語られた役作りの考え方からも、伊駒さんがキャラクターの人生そのものを理解しようとしていることが伝わります。
今後は第4期 Final Seasonで、ルビーがどのような答えにたどり着くのか。そして伊駒ゆりえさんが、その変化をどのような声と演技で表現するのかが大きな見どころです。
ルビーのファンはもちろん、伊駒ゆりえさんの声優としての成長を追いかけたい人にとっても、今後の活動から目が離せません。
主な参照資料:81プロデュース公式プロフィール、第18回声優アワード公式記録、TVアニメ『【推しの子】』公式サイト、MANTANWEB(2026年1月4日)、KADOKAWAアニメ・声優アカデミー(2026年10月9日公開・10月15日更新)。