映画『ハリー・ポッター』シリーズの日本語吹き替え版では、主人公ハリーを小野賢章さん、親友ロンを常盤祐貴さん、ハーマイオニーを須藤祐実さんが担当しています。特に注目されるのが、小野賢章さんが当時12歳という若さでハリー役に抜擢されたことです。2001年公開の第1作から2011年の完結作まで、実写俳優とともに声優陣も成長を重ねてきました。
2026年現在も、日本語吹き替え版の主要キャストは多くのファンに親しまれています。加えて、ヴォルデモート役の江原正士さんやダンブルドア役の永井一郎さんなど、物語を支えた実力派声優の存在も見逃せません。ここでは、主要キャスト一覧、映画全8作の配役、小野賢章さんの抜擢秘話、キャスト変更の真相まで詳しく紹介します。
【主要キャスト一覧】ハリー・ポッターの吹き替え声優は誰?

映画『ハリー・ポッター』の日本語吹き替え版で、中心となるのはハリー、ロン、ハーマイオニーの3人です。
それぞれの役を担当した声優は、次のとおりです。
この3人の配役は、ワーナー・ブラザースの作品情報にも掲載されています。実写俳優と日本語吹き替え声優の組み合わせがシリーズを通じて維持されていることが、大きな特徴です。
ダニエル・ラドクリフの吹き替え声優は小野賢章
小野さんの吹き替えの特徴は、ハリーの年齢に合わせて声の印象が変化していることです。
第1作ではまだ少年らしい声だったハリーが、物語の後半では厳しい現実と向き合う青年へと成長します。その変化を日本語版でも自然に表現できたことが、シリーズを通じた配役の魅力です。
ルパート・グリントの吹き替え声優は常盤祐貴
常盤さんは、シリーズに約10年間参加し、少年時代のロンから物語後半のロンまで担当しました。
小野さんのインタビューでは、学校終わりにハリー、ロン、ハーマイオニーの3人で収録した当時の思い出も語られています。特にロン役の常盤さんとは、収録の待ち時間に一緒に遊んでいたそうです。
エマ・ワトソンの吹き替え声優は須藤祐実
須藤さんは、ハーマイオニーの知的でしっかりした性格だけでなく、友情や恋愛に揺れる少女らしい感情も表現しています。
また、エマ・ワトソンが出演した映画『バレエシューズ』や『ブリングリング』でも吹き替えを担当した実績があります。単なるシリーズ内の配役にとどまらず、同じ俳優の声を複数作品で担当している点も特徴です。
【全8作を比較】ハリー・ポッター日本語吹き替えキャスト一覧
映画『ハリー・ポッター』は、2001年から2011年までに全8作が公開されました。
ここで押さえておきたいのは、物語が進んでも主要3人の吹き替え担当は変わっていないことです。
| 作品 | 公開年 | ハリー | ロン | ハーマイオニー |
|---|---|---|---|---|
| 賢者の石 | 2001年 | 小野賢章 | 常盤祐貴 | 須藤祐実 |
| 秘密の部屋 | 2002年 | 小野賢章 | 常盤祐貴 | 須藤祐実 |
| アズカバンの囚人 | 2004年 | 小野賢章 | 常盤祐貴 | 須藤祐実 |
| 炎のゴブレット | 2005年 | 小野賢章 | 常盤祐貴 | 須藤祐実 |
| 不死鳥の騎士団 | 2007年 | 小野賢章 | 常盤祐貴 | 須藤祐実 |
| 謎のプリンス | 2009年 | 小野賢章 | 常盤祐貴 | 須藤祐実 |
| 死の秘宝 PART1 | 2010年 | 小野賢章 | 常盤祐貴 | 須藤祐実 |
| 死の秘宝 PART2 | 2011年 | 小野賢章 | 常盤祐貴 | 須藤祐実 |
出典:ワーナー・ブラザース作品情報、アニメイトタイムズのシリーズ出演者情報。主要3人の配役を整理。
シリーズ全8作の見どころ
第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001年)
ハリーが魔法界と出会い、ホグワーツ魔法魔術学校に入学する物語です。小野賢章さんによる少年時代のハリーの声が印象的な作品です。
第2作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(2002年)
ホグワーツで起きる謎の事件を追う物語。若き日のトム・リドルが登場し、石田彰さんの吹き替えにも注目が集まります。
第3作『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004年)
シリウス・ブラックやルーピン先生が登場し、ハリーの過去に関する秘密が明らかになります。
第4作『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005年)
三大魔法学校対抗試合を中心に物語が展開。ヴォルデモートの復活によって、シリーズの雰囲気が大きく変わります。
第5作『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(2007年)
魔法省との対立やダンブルドア軍団の結成など、ハリーが自分の意思で行動する場面が増えていきます。
第6作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(2009年)
ヴォルデモートの過去に迫る重要作です。若きトム・リドルの吹き替えを福山潤さんが担当しています。
第7作『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』(2010年)
ハリー、ロン、ハーマイオニーがホグワーツを離れ、分霊箱を探す旅に出ます。主要3人の関係性が深く描かれます。
第8作『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(2011年)
シリーズ最終作。ホグワーツでの決戦とヴォルデモートとの最後の戦いが描かれ、10年間続いた映画シリーズが完結します。
【小野賢章の秘話】12歳でハリー役に抜擢された経緯とは?
ハリー・ポッターの吹き替え声優を語るうえで欠かせないのが、小野賢章さんの抜擢エピソードです。
小野さんは、2001年公開の第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』で、主人公ハリーの日本語吹き替えを担当しました。当時は12歳の小学生でした。
オーディションへの応募がきっかけ
2021年11月のシネマトゥデイやマイナビニュースのインタビューで、小野さんはハリー役に決まった経緯を振り返っています。
小学生のとき、11歳か12歳くらいでオーディションに応募したことがきっかけだったそうです。
収録時期については、小学6年生から中学校に入った頃と説明しています。
当時は世界的な人気を誇る作品の主人公を担当することの大きさを、本人も十分には理解していなかったといいます。むしろ、ご両親のほうが喜んでいたというエピソードも紹介されています。
声変わりが最大の難関だった
小野さんがインタビューで特に苦労したと語っているのが、思春期の声変わりです。
映画のハリーを演じるダニエル・ラドクリフさん自身も、シリーズの進行とともに声が低くなっていきました。
小野さんも同じ時期に声変わりを経験したため、声の変化を無理に止めるのではなく、実写俳優の成長に合わせて演じ続けることになりました。
この偶然の一致は、シリーズを通じた吹き替えの継続にとって大きな要素だったと考えられます。
単に同じ声優が担当し続けたというだけではありません。俳優と声優がほぼ同じ時期に成長していったことで、日本語版にも独特の時間の流れが生まれたのです。
3人での収録から、それぞれの個別収録へ
もう一つ印象的なのが、主要3人の収録スタイルの変化です。
小野さんによれば、初期はハリー、ロン、ハーマイオニーの3人が学校終わりに集まり、約1週間かけて収録することもあったそうです。
収録の待ち時間には常盤祐貴さんと遊んだり、中学から高校へ進学する頃には、現場で勉強したりしていたと振り返っています。
しかし、3人が成長して高校生、大学生になるにつれ、スケジュールを合わせることが難しくなりました。
最終的には小野さんが一人で収録する形になり、最後に3人で一緒に録音したかったという思いも明かしています。
このエピソードから分かるのは、吹き替えの仕事が単なる声の演技ではなく、長期シリーズを通じた俳優と声優の成長を共有する仕事でもあったということです。
【脇役の吹き替え声優】江原正士・永井一郎・土師孝也らの豪華キャスト
ハリー、ロン、ハーマイオニー以外にも、日本語版には実力派の声優が数多く参加しています。
特に重要なのが、ヴォルデモート、ダンブルドア、スネイプの3人です。
そのほかの主要キャラクターと担当声優
| キャラクター | 実写俳優 | 日本語吹き替え |
|---|---|---|
| ミネルバ・マクゴナガル | マギー・スミス | 谷育子 |
| ルビウス・ハグリッド | ロビー・コルトレーン | 斎藤志郎 |
| シリウス・ブラック | ゲイリー・オールドマン | 辻親八 |
| ベラトリックス・レストレンジ | ヘレナ・ボナム=カーター | 高乃麗 |
| ドラコ・マルフォイ | トム・フェルトン | 三枝享祐 |
| ルーナ・ラブグッド | イバンナ・リンチ | 三村ゆうな |
| ドビー | トビー・ジョーンズ(声) | 高木渉 |
| アーサー・ウィーズリー | マーク・ウィリアムズ | 梅津秀行 |
| フレッド・ウィーズリー | ジェームズ・フェルプス | 尾崎光洋 |
| ジョージ・ウィーズリー | オリバー・フェルプス | 尾崎光洋 |
※登場作品や役名の表記は作品ごとのキャスト情報によります。
ヴォルデモート役は江原正士だけではない?
ヴォルデモートの吹き替えについては、少し複雑な事情があります。
成人したヴォルデモートを演じるレイフ・ファインズの吹き替えは江原正士さんです。
一方、過去の回想に登場する若いトム・リドルは、年齢や登場作品によって別の声優が担当しています。
- 石田彰さん: 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の若きトム・リドル。
- 福山潤さん: 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の16歳のトム・リドル。
- 江原正士さん: 成人したヴォルデモート。
同じ人物の過去と現在を描くため、複数の声優が役を分担しているのです。
そのため、ヴォルデモートの声を調べる際は、成人時代なのか、若いトム・リドルなのかを区別すると分かりやすくなります。
【キャスト変更の真相】吹き替え声優は途中で交代した?
シリーズを見直していると、「以前と声が違う」「途中で声優が変更されたのでは?」と感じることがあります。
実際には、主要3人については全8作で同じ声優が担当しています。
ただし、実写俳優の変更や、回想シーンにおける役の年齢の違いなど、混同しやすいポイントがあります。
ダンブルドアは実写俳優が交代している
最も分かりやすい例がダンブルドアです。
| 時期 | 実写俳優 | 日本語吹き替え |
|---|---|---|
| 第1作・第2作 | リチャード・ハリス | 永井一郎 |
| 第3作以降 | マイケル・ガンボン | 永井一郎 |
リチャード・ハリスが第2作までダンブルドアを演じ、その後はマイケル・ガンボンが役を引き継ぎました。
しかし、日本語吹き替えは全作品を通して永井一郎さんが担当しています。
つまり、画面に映る俳優が変わっても、日本語で聞こえるダンブルドアの声は変わっていないのです。
キャスト変更と勘違いされやすい3つの理由
1. 実写俳優と吹き替え声優の交代を混同する
ダンブルドアのように、実写俳優が変わっても日本語版の声優が同じケースがあります。
2. 登場人物の成長によって声の印象が変わる
ハリーやロン、ハーマイオニーは、少年少女から青年へ成長します。声の高さや話し方が変化するため、別の声優が担当したように感じることもあります。
3. 同一人物の若い時代を別の声優が担当する
ヴォルデモートとトム・リドルが代表例です。年齢の異なる姿を別の俳優と声優が演じるため、声の違いが生まれます。
こうした事情を整理すると、映画シリーズの主要キャストが大幅に入れ替わったわけではないことが分かります。
【2026年現在】小野賢章らハリー・ポッター吹き替え声優の活動
映画シリーズの完結から時間が経過した2026年現在、当時の吹き替え声優陣にも、それぞれのキャリアの歩みがあります。
中でも注目されるのが小野賢章さんです。
小野賢章は舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』にも出演
2026年2月9日、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の公式インタビューで、小野さんが舞台版のハリー役に初参加することが紹介されました。
映画版では12歳からハリーの吹き替えを担当してきた小野さんが、今度は舞台上でハリー本人を演じるという展開です。
ただし、映画と舞台では設定が異なります。
舞台『呪いの子』のハリーは37歳で、3人の子どもを持つ父親です。少年時代のハリーを声で演じた経験があっても、大人になったハリーを全身で表現することには別の難しさがあります。
小野さんは過去に舞台出演の話を断ったこともあったと明かしており、2026年の出演には作品との長い関係が反映されています。
常盤祐貴・須藤祐実の配役はどうなっている?
常盤祐貴さんと須藤祐実さんについては、映画シリーズのロン役・ハーマイオニー役としての配役が確認できます。
特に須藤さんは、エマ・ワトソンの別作品でも吹き替えを担当した実績があります。
ただし、映画シリーズの吹き替え担当歴と、2026年現在の個々の活動状況は別の情報です。映画の配役が継続していることを理由に、現在の出演状況まで同一視することはできません。
映画版の声優キャストは現在も変わっていない?
映画全8作の日本語吹き替え版については、ハリー、ロン、ハーマイオニーの主要キャストは同じです。
2026年に小野さんが舞台版にも出演することは、映画版のキャストが変更されたという意味ではありません。
映画の吹き替えと舞台の実演は別の仕事であり、それぞれの作品の設定や演出に合わせた表現が大切です。
【プロの結論】ハリー・ポッターの吹き替え版を楽しむ3つの視点
『ハリー・ポッター』の日本語吹き替え版には、単に海外映画を日本語で楽しめる以上の魅力があります。
特に注目したいのは、次の3点です。
1. 小野賢章さんの声の変化を追う
第1作と第8作を続けて視聴すると、ハリーの成長と小野さん自身の声の変化を同時に感じられます。シリーズを通して視聴する大きな楽しみの一つです。
2. 主要3人の掛け合いに注目する
ハリー、ロン、ハーマイオニーの会話は、作品の魅力を支える重要な要素です。初期の掛け合いと後半の落ち着いた会話を比較すると、登場人物の成長がより伝わってきます。
3. 脇役の声優にも注目する
江原正士さんのヴォルデモート、土師孝也さんのスネイプ、永井一郎さんのダンブルドアなど、脇役にも印象的な吹き替えが数多くあります。
初めて視聴する人には日本語吹き替え版がおすすめです。一方、英語の演技や俳優本人の声の表現まで比較したい人には、字幕版との見比べも楽しめます。
【よくある質問】ハリー・ポッターの吹き替え声優に関するFAQ
Q1:ハリー・ポッターの吹き替え声優は誰ですか?
A1:主人公ハリーの吹き替えは小野賢章さんです。ロンは常盤祐貴さん、ハーマイオニーは須藤祐実さんが担当しています。
Q2:小野賢章さんは何歳からハリーを演じていますか?
A2:第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』の吹き替えを担当した当時は12歳でした。小学生のときにオーディションへ応募したことがきっかけです。
Q3:ロン・ウィーズリーの吹き替え声優は誰ですか?
A3:ルパート・グリント演じるロンの吹き替えは常盤祐貴さんです。映画シリーズを通じて担当しました。
Q4:ハーマイオニーの吹き替え声優は誰ですか?
A4:エマ・ワトソン演じるハーマイオニーの吹き替えは須藤祐実さんです。第1作から担当しています。
Q5:ヴォルデモートの吹き替え声優は誰ですか?
A5:成人したヴォルデモートは江原正士さんです。若いトム・リドルについては、石田彰さんや福山潤さんなどが担当しています。
Q6:ハリー・ポッターの吹き替え声優は途中で変更されましたか?
A6:主要3人の吹き替え声優は全8作で変更されていません。ただし、ダンブルドアの実写俳優はリチャード・ハリスからマイケル・ガンボンに交代しています。
Q7:2026年現在、小野賢章さんはハリー・ポッターに関わっていますか?
A7:はい。2026年には舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』でハリー役に初参加しています。映画版とは異なる大人のハリーを演じています。
まとめ:ハリー・ポッター吹き替え声優は全8作を通じた成長の記録
映画『ハリー・ポッター』の日本語吹き替え版では、小野賢章さん、常盤祐貴さん、須藤祐実さんが主要3人を担当し、全8作を通じて同じ配役が受け継がれました。
特に小野賢章さんが12歳でハリー役に抜擢され、実写のダニエル・ラドクリフさんと同じように成長していったことは、このシリーズならではの魅力です。
また、江原正士さん、永井一郎さん、土師孝也さんなど、脇を固める声優陣の存在も日本語版の完成度を高めています。
2026年には小野さんが舞台版のハリー役にも挑戦し、映画で始まった長い縁が新しい形で続いています。
ハリー・ポッターの吹き替え版は、物語の成長だけでなく、声優自身の成長も一緒に楽しめる作品です。 初めて見る人も、昔からのファンも、ぜひ第1作から第8作まで日本語吹き替え版で見比べてみてください。