ホーム 芸能ニュース・ゴシップ 【投手転向の経緯】根尾昂はなぜ野手から投手になったのか?

【投手転向の経緯】根尾昂はなぜ野手から投手になったのか?

三浦 楓花 三浦 楓花 • 更新: • 公開: • 読了約 12 分
目次

根尾昂の現在を理解するには、2018年のドラフト入団から投手転向までのキャリアを振り返る必要があります。

大阪桐蔭高校時代の根尾は、遊撃手と投手をこなす二刀流選手でした。2018年春の選抜大会、夏の甲子園での活躍によって全国的な知名度を獲得。高校野球での実績を背景に、同年のドラフト会議では巨人、ヤクルト、中日、日本ハムの4球団が1位指名で競合し、中日が交渉権を獲得しました。

入団時の背番号は7。中日は当初、内野手として育成する方針を取り、根尾本人も遊撃手として勝負する意向を示していました。

野手としての挑戦から投手転向まで

プロ入り後は遊撃手だけでなく、外野手としても出場機会を模索しました。2021年には外野手として開幕スタメンを経験するなど、複数のポジションに挑戦しています。

しかし、内外野ともに競争があり、レギュラーの座を確立するには至りませんでした。2022年には遊撃手への再挑戦も進めていましたが、首脳陣との話し合いを経て、同年6月に投手への本格転向が決まりました。

当時の立浪和義監督は、根尾の能力を投手として生かす方針を示しました。6月21日にはNPBの守備位置変更公示でも、外野手から投手への変更が記録されています。

この決断は、単なるポジション変更ではありません。高校時代から持っていた投手としての素質を、プロでの生き残りを懸けて本格的に伸ばす選択でした。

投手転向後のキャリアを時系列で整理

投手転向後の根尾は、リリーフ、先発、再びリリーフと、起用方法を変えながら経験を積んできました。

- 2018年: 大阪桐蔭高校からドラフト1位で中日入団。背番号7。
- 2019年: プロ入り。内野手として一軍デビュー。
- 2020~2021年: 外野手にも挑戦し、出場機会を模索。
- 2022年: 6月に投手へ本格転向。一軍では救援を中心に登板。
- 2023年: 先発投手としての適性も探り、ファームでは先発登板を経験。
- 2024年: 一軍で3試合に登板。ファームでは82イニング、防御率2.63を記録。
- 2025年: 背番号を7から30に変更。中継ぎを中心に取り組む。
- 2026年: 一軍9試合、二軍29試合に登板。一軍で5月4日に登録抹消。

この経歴から分かるのは、根尾が投手としてのキャリアを一貫した役割で歩んできたわけではないということです。先発と救援の両方を経験しながら、自分に合った起用法を探してきました。

【投手としての評価と課題】根尾昂に足りないものは何か?

中日根尾現在

根尾の投手としての評価は、球威や奪三振能力と、試合を安定させる能力を分けて考える必要があります。

① 奪三振能力は大きな武器

2026年の一軍では9イニングで13奪三振を記録しました。奪三振率13.00という数字は、短いイニングを任されるリリーフ投手として魅力のある要素です。

打者を力で押し込める可能性があることは、根尾の評価を考えるうえで見逃せません。高校時代に投手としても全国トップレベルの実績を残したことを考えれば、投手としての潜在能力が注目され続ける理由も理解できます。

ただし、奪三振が多いことと、安定して抑えられることは別問題です。三振を奪えても、失投が長打や本塁打につながれば、リリーフとしての評価は上がりません。

② 制球力と投球の再現性

2026年に特に改善が求められるのが、二軍での制球と走者を背負った際の投球です。

二軍では26回1/3で19四球、4死球を記録。さらに暴投は6。奪三振30という数字だけでは見えない、投球の不安定さが表れています。

WHIP2.01は、投球回に対して許した安打と四球の合計が多いことを意味します。これだけ走者を出す状況では、いくら三振を奪っても失点のリスクを抑えることが難しくなります。

一軍では与四球3に対して13奪三振と、比較的優秀なK/BBを記録しています。それだけに、二軍でも同じような投球を再現できるかが大切です。

③ 2025年と2026年の二軍成績を比較

もう一つ気になるのが、2025年から2026年にかけてのファーム成績の変化です。

2025年は42試合で防御率2.68。2026年は29試合で防御率7.86となりました。投球回数や登板状況が異なるため単純比較には注意が必要ですが、少なくとも2026年は結果の面で大きく苦しんだシーズンでした。

2025年の二軍では安定した成績を残していたことを考えると、2026年の課題は投手としての能力そのものが失われたというより、好調時の投球を継続できなかった点にあります。

【プロの結論】根尾昂を評価する3つの判断基準

プロのリリーフ投手として根尾を評価するなら、注目すべき要点は次の3つです。

第一に、奪三振能力を維持できるか。 2026年一軍で記録した奪三振率13.00は長所です。この武器を失わずに投球を組み立てられるかが重要です。

第二に、与四球と被本塁打を減らせるか。 一軍では9イニングで3本塁打、二軍では26回1/3で19四球を記録しています。走者を増やさず、失投による長打を減らすことが防御率改善につながります。

第三に、登板ごとの投球内容を安定させられるか。 最初の5試合連続無失点のような投球を一時的な好調で終わらせず、シーズンを通じて続けられるかが問われます。

根尾の評価を決めるのは、最速球速や奪三振数だけではありません。限られたイニングを確実に抑え、首脳陣が安心して送り出せる投手になれるかどうかです。

【背番号30の現在と今後】中日で一軍復帰はあるのか?

2025年から根尾が背負っている背番号は30です。中日ドラゴンズは2024年12月16日に背番号変更を正式発表し、それまでの7番から30番への変更を公表しました。

背番号変更そのものが起用方針や評価の低下を意味するわけではありません。現在の根尾を理解するうえでは、背番号よりも投手としての役割と実際の登板内容を見る必要があります。

2026年シーズン終了時点の一軍登録状況

中日球団の公式登録履歴を確認すると、根尾は3月28日に一軍登録され、5月4日に登録抹消されています。

その後、2026年シーズン終了までの公式登録履歴に根尾の再登録はありません。一軍での最終成績が9試合となっていることとも一致します。

つまり、2026年は開幕直後に一軍でチャンスを得たものの、5月の登録抹消後は一軍復帰を果たせず、ファームでシーズンを終えた形です。

今後の起用で考えられる3つのポイント

2027年以降の具体的な起用方針は、球団や首脳陣の判断によります。ただし、2026年の数字から考えると、次のような段階を踏むことが現実的です。

1. ファームで安定したリリーフ投球を取り戻す

まずは二軍で四球や暴投を減らし、登板ごとの失点を抑えることが必要です。防御率だけでなく、WHIPやK/BBの改善も重要な評価材料になります。

2. 一軍で通用する投球パターンを確立する

奪三振能力を生かしながら、打者に狙い球を絞らせない投球が大切です。特に一軍では9イニングで3本塁打を許したため、長打を防ぐ投球の組み立てが課題です。

3. 中継ぎとして継続的に登板機会を得る

2026年の一軍登板はすべて救援で、先発登板はありません。まずは中継ぎとして信頼を回復し、接戦でも任せられる投手になることが現実的な目標です。

根尾昂の今後に期待できる理由と厳しい現実

根尾には、投手と野手の両方を経験してきた独自のキャリアがあります。大阪桐蔭時代から投手としての実績があり、プロでも一軍で勝利を挙げています。2026年も9イニングで13三振を奪っており、投手としての武器が完全に失われたわけではありません。

一方で、2026年の二軍防御率7.86は軽視できない数字です。投手転向から数年が経過し、単に将来性を評価される段階から、結果によって一軍での居場所をつかむ段階に移っています。

今後の焦点は、球速や潜在能力の話題だけでなく、実戦で安定したアウトを積み重ねられるかどうかです。

【中日・根尾昂の現在】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:根尾昂は2026年現在、野手ですか?投手ですか?
A1:投手です。2022年6月に本格的な投手転向が決まり、2026年も中日ドラゴンズの投手として一軍・二軍で登板しました。

Q2:根尾昂の2026年一軍成績は何試合、防御率はいくつですか?
A2:一軍9試合に登板し、1勝1敗、投球回9回、防御率5.00です。13奪三振を記録しています。

Q3:根尾昂が2026年5月に登録抹消された理由は何ですか?
A3:5月4日に登録抹消されました。直前には4試合連続で失点し、5月1日の広島戦でも1失点。抹消前の成績は防御率5.00でした。報道では、この失点の続いた状況が伝えられています。

Q4:根尾昂の2026年二軍成績はどうでしたか?
A4:29試合に登板し、0勝3敗1セーブ、26回1/3、防御率7.86でした。30奪三振を記録した一方、19四球を与えています。

Q5:根尾昂の背番号は現在いくつですか?
A5:背番号30です。2024年12月に球団から背番号変更が発表され、従来の7番から変更されました。

Q6:根尾昂は今後、先発投手に戻る可能性がありますか?
A6:将来的な先発再挑戦の可能性を完全に否定することはできません。ただし、2026年の一軍登板はすべて救援であり、まずは中継ぎとして安定した成績を残すことが現実的な課題です。来季の正式な起用方針は球団の発表を待つ必要があります。

まとめ:根尾昂の現在は投手として正念場、2027年への巻き返しに注目

中日ドラゴンズの根尾昂は、2026年シーズンを一軍9試合、防御率5.00、二軍29試合、防御率7.86で終えました。

3月28日に一軍登録され、初登板から5試合連続無失点と好スタートを切りましたが、4試合連続失点を経て5月4日に登録抹消。その後、一軍への再登録はありませんでした。

一方、9イニングで13奪三振という一軍成績は、投手としての能力を示す材料でもあります。課題は、その力を継続的な好投につなげられるかどうかです。

2018年ドラフト1位、大阪桐蔭のスター選手という期待を背負ってプロ入りした根尾も、現在は投手として結果を求められる段階にいます。背番号30を背負う右腕が、制球力と安定感を改善し、再び一軍のマウンドで存在感を示せるか。

2027年に向けた最大の注目点は、奪三振能力という長所を残しながら、四球と失点を減らせる投手へ成長できるかどうかです。根尾昂の次のシーズンは、プロ野球選手としての今後を占う重要な機会になりそうです。


主な参照資料:日本野球機構(NPB)個人年度別成績・ファームリーグ個人成績、中日ドラゴンズ公式選手登録履歴・背番号変更発表、中日スポーツ、日刊スポーツ、BASEBALL KING、Full-Count。

同じカテゴリの記事

三浦 楓花

所属事務所の公式リリース、番組公式サイト、配信サービスの告知を一次情報として確認し、出典が確認できない内容は掲載しない方針です。

おすすめの関連記事