水曜どうでしょうの中心メンバーは、次の4人だ。
- 鈴井貴之(ミスター):タレント・企画担当。大泉洋とともに旅に出る。
- 大泉洋:番組のレギュラー出演者。旅先でのリアクションや軽妙なトークが番組の大きな魅力。
- 藤村忠寿(藤やん):チーフディレクター。番組の演出とナレーションも担当する。
- 嬉野雅道(うれしー):ディレクター兼カメラ担当。旅の映像を記録する。
この4人は、ファンの間で「どうでしょう軍団」と呼ばれることもある。
ただし、テレビ番組の正式な出演者と制作スタッフという区分では、全員が同じ立場ではない。
HTB北海道テレビの公式CAST&STAFFページでは、出演者として鈴井貴之・大泉洋・安田顕の3人を記載。一方、藤村忠寿はチーフディレクター兼ナレーション、嬉野雅道はディレクター兼デジタルビデオ撮影として紹介されている。
つまり、番組を代表する4人と、正式な出演クレジット上の出演者は必ずしも同じではないということだ。
大泉洋:番組の笑いを生み出す中心人物
大泉の魅力は、台本どおりに振る舞うタレントではなく、旅の状況に対して率直に反応するところにある。
突然知らされる目的地、長時間の移動、思いどおりに進まない企画。そうした状況で生まれる不満や驚き、ぼやきが番組独自の笑いにつながっている。
その後はTEAM NACSのメンバーとして舞台に立つ一方、映画・ドラマ・バラエティーなど幅広い分野で活躍している。
鈴井貴之:ミスターと呼ばれるもう一人の出演者
鈴井は1990年に劇団OOPARTSを結成。演劇活動を基盤に、タレントや構成作家としても活躍してきた。
番組では大泉と並ぶ出演者でありながら、企画を考える側にも立つという独特のポジションを持っている。
大泉との掛け合いでは、時にリーダー的な立場を見せ、時に大泉と同じように企画に振り回される。その立ち位置の変化も見どころだ。
藤村忠寿:藤やんは番組の演出家であり出演者でもある
藤村は1990年にHTBへ入社し、1996年に水曜どうでしょうのチーフディレクターを担当した。
一般的なバラエティー番組では、ディレクターはカメラの後ろから指示を出す存在だ。しかし藤村は、ロケ中に大泉と直接やり取りし、時には出演者と対等に口論する。
そのため、視聴者からは単なる制作スタッフというより、番組を構成する一人として認識されている。
HTB公式プロフィールでは、番組DVDの制作や舞台・ドラマの演出、グッズの企画開発なども手掛けてきたと紹介されている。
嬉野雅道:うれしーは映像と記録を担うカメラ担当
嬉野は1996年にHTBへ移り、水曜どうでしょうの立ち上げにディレクター兼カメラ担当として参加した。
番組では、カメラを通じて旅の空気や出演者の何気ない表情を記録する役割を担う。
大泉や藤村の会話が盛り上がっている場面でも、嬉野のカメラは必要以上に演出を加えず、淡々と旅の様子を映し出す。この撮影スタイルが、番組特有の自然な雰囲気を支えている。
また、2000年制作のドラマ「四国R-14」では脚本も担当。撮影だけにとどまらない制作活動を続けている。
【4人の関係性を整理】出演者とディレクターは何が違う?

水曜どうでしょうの特徴は、出演者と制作スタッフの境界線が非常に近いことだ。
通常のテレビ番組では、出演者が企画に参加し、制作スタッフが進行や演出を管理する。しかし、この番組ではディレクター自身が旅に同行し、出演者と同じ空間で過ごす。
その結果、撮影する側と撮影される側の関係が、番組内の会話や笑いに直接反映される。
水曜どうでしょうの人物相関・役割一覧
出典:HTB北海道テレビ公式CAST&STAFF、30周年記念ページ、公式出演者紹介。
なぜディレクターまで番組の顔になったのか
理由の一つは、ロケの現場そのものが番組のコンテンツになっていることだ。
例えば、大泉が企画の無茶ぶりに不満を漏らす場面では、藤村がその不満を受け止めるだけでなく、さらに話を広げることがある。
そのやり取りには、一般的な番組のような明確な進行役と出演者の距離感がない。
嬉野も単なる撮影スタッフではない。長時間の移動や旅先での会話を記録することで、出演者と同じ時間を過ごす仲間として画面の外側から存在感を発揮する。
水曜どうでしょうの4人は、出演者2人とディレクター2人という立場の違いを持ちながら、同じ旅を共有するチームなのである。
【安田顕も重要な出演者】歴代出演者とonちゃんの関係
水曜どうでしょうの出演者を調べると、必ずといっていいほど名前が挙がるのが安田顕だ。
安田は大泉洋と同じ演劇ユニットTEAM NACSのメンバーであり、北海道を拠点とした活動を通じて水曜どうでしょうにも関わってきた。
特に有名なのが、HTBのマスコットキャラクターであるonちゃんだ。
安田顕が演じたonちゃんとは?
安田は番組内でonちゃんの着ぐるみに入る役を務めた。
onちゃんは本来、HTBのマスコットキャラクター。しかし水曜どうでしょうでは、単なる局のキャラクターという枠を超え、旅の企画にも参加する存在になった。
着ぐるみの中にいる人物が安田顕であることを知っている視聴者にとっては、キャラクターの動きそのものが笑いにつながる。
安田自身もインタビューで、鈴井と大泉が旅をする番組にonちゃん役として同行した経験を振り返っている。
安田顕はレギュラー出演者だったのか?
ここは混同されやすいポイントだ。
水曜どうでしょうの基本的なレギュラー出演者は鈴井貴之と大泉洋である。
安田顕は番組に繰り返し登場する重要な存在だが、基本の旅を担う2人と同じ意味でのレギュラー出演者ではない。
加えて、HTB公式サイトによると、再放送シリーズ「どうでしょうリターンズ」では、安田が番組ナビゲーターとして登場する構成も採用されていた。
つまり、安田の出演歴には、旅企画への参加だけでなく、再放送シリーズの案内役という側面もある。
TEAM NACSのメンバーも関係している?
TEAM NACSは、森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真の5人で結成された演劇ユニットだ。
大泉と安田が水曜どうでしょうに関わっているため、TEAM NACS全員が番組のレギュラーだと思われることもある。
しかし、TEAM NACSのメンバー構成と水曜どうでしょうの基本出演者は別の話だ。
番組の中心はあくまで鈴井・大泉とディレクター2人。その他の出演者は企画や特別な構成に応じて参加する。
この区別を理解しておけば、歴代出演者の情報を調べる際にも混乱しにくい。
【2026年最新】水曜どうでしょうの4人は現在何をしている?
2026年11月現在、水曜どうでしょうは30周年を迎え、番組の新作制作と関連イベントが大きな話題になっている。
特に注目したいのは、レギュラー放送終了後も4人が番組の活動を継続していることだ。
大泉洋:芸能生活30周年と新たな活動
大泉洋は2026年に芸能生活30周年を迎えた。
CREATIVE OFFICE CUEの公式情報によると、2026年5月から6月にかけて札幌・神戸・横浜の3都市で、初のアリーナツアー「芸能生活30周年記念! 大泉洋リサイタル2-リベンジ-」を開催。
加えて、8月12日には30周年記念EP「感謝しかございません」をリリースした。
俳優としての活動も続いており、2026年12月25日には主演映画『BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる』の公開が予定されている。
鈴井貴之:北海道を拠点に俳優・演出家として活動
鈴井は映画監督や舞台演出、脚本、タレント活動など、複数の分野で仕事を続けている。
CREATIVE OFFICE CUEの公式プロフィールでは、NHK札幌放送局の「北海道道」にレギュラー出演していることや、HBC「今日ドキッ!」へのコメンテーター出演などが紹介されている。
また、2026年の水曜どうでしょう祭にも出演。番組の30周年を盛り上げる中心人物の一人として活動した。
藤村忠寿:ディレクターとして番組制作を継続
藤村はHTBのコンテンツ事業部シニアクリエイティブフェローとして活動している。
番組制作に加え、舞台やドラマの演出、DVD制作、グッズの企画なども担当してきた。
公式プロフィールによれば、番組DVDの売り上げは500万枚以上。加えて、嬉野とのYouTubeチャンネル「藤やんうれしーの水曜どうでそうTV」でも発信を続けている。
テレビのロケ現場で大泉と掛け合う藤やんだけでなく、制作や発信の現場でも番組を支えている。
嬉野雅道:撮影担当から執筆・発信活動まで
嬉野は撮影担当ディレクターとしての仕事を続けながら、エッセイや書籍の執筆にも取り組んでいる。
HTB公式の2026年イベント紹介では、2026年8月26日に新刊「だから僕らは出会わなければならないのです。」を刊行予定と紹介されていた。
また、藤村とともにYouTubeで活動し、番組の舞台裏や日常的な話題を届けている。
2026年の最新作はいつ放送される?
2026年の最新作は、同年3~4月に撮影された。
HTBの公式特設ページによると、2026年9月5日には「水曜どうでしょう祭UNITE2026」で第1夜、翌6日には第1夜と第2夜が先行上映された。
そして9月6日、今後の放送・配信計画が発表された。
| 項目 | 発表された内容 |
|---|---|
| 撮影 | 2026年3~4月 |
| 先行上映 | 2026年9月5日・6日 |
| 地上波放送 | 2027年春頃 |
| 国内配信 | HTBの動画配信サービスhod |
| 海外向け配信 | Netflixで世界独占配信 |
| 特別版 | メイキングを含むディレクターズカット版 |
特に注目されるのがNetflixでの世界配信だ。
地上波放送だけでなく、メイキングを含むディレクターズカット版が世界独占配信される予定となっている。
従来のローカル局発の番組という枠を超え、海外の視聴者にも作品を届ける新たな展開だ。
水曜どうでしょうプレミアの出演者は?
2026年現在も、過去の名作を楽しめる番組として「水曜どうでしょうプレミア」が放送されている。
このシリーズは、過去の映像を修復し、未放送シーンなども加えて再編集したものだ。
基本的な出演者は鈴井貴之と大泉洋。藤村忠寿と嬉野雅道はディレクターとしてクレジットされている。
HTBの番組案内でも、水曜深夜の放送番組として紹介されている。
【よくある誤解を検証】水曜どうでしょうのキャストを調べる際の注意点
水曜どうでしょうの出演者を調べると、4人のメンバー、安田顕、TEAM NACS、歴代ゲストなど、さまざまな名前が出てくる。
混乱を避けるため、押さえておきたいポイントを整理する。
誤解1:水曜どうでしょうの4人は全員タレント?
これは正確ではない。
鈴井と大泉は基本のレギュラー出演者。藤村と嬉野はディレクターであり、番組制作スタッフだ。
ただし、2人のディレクターもロケに同行し、会話に加わるため、番組内では出演者と同じくらいの存在感を持っている。
誤解2:安田顕は水曜どうでしょうの5人目のレギュラー?
安田は重要な出演者だが、基本の旅企画を担う4人のメンバーには含まれない。
公式のCAST&STAFFでは出演者として名前が掲載されているものの、レギュラー出演者として紹介される鈴井・大泉とは役割が異なる。
誤解3:水曜どうでしょうは2002年に完全終了した?
2002年9月に毎週のレギュラー放送は終了した。
しかし、番組そのものがなくなったわけではない。
その後も不定期の新作制作や再編集版の放送、DVD・Blu-rayの発売、イベントなどが続いている。
2026年には30周年記念の最新作も撮影され、2027年春頃の放送・配信が発表された。
初めて見る人はどこから楽しめばいい?
水曜どうでしょうの魅力を知りたいなら、4人の関係性が分かりやすい旅企画から見るのがおすすめだ。
特に、以下のような視点で作品を選ぶと楽しみやすい。
- 大泉と藤村の掛け合いを見たい人:会話や企画の無茶ぶりが印象的な旅企画。
- 鈴井と大泉の関係を見たい人:2人が中心となって進行するサイコロの旅。
- 嬉野の撮影スタイルを味わいたい人:長距離移動や宿泊など、旅の日常が多く映る企画。
- 安田顕の出演を見たい人:onちゃんが登場する企画や、安田が出演する初期の番組構成。
単純に有名な名場面だけを見るよりも、4人がどのような関係で旅を進めているかに注目すると、番組の面白さが伝わりやすい。
【水曜どうでしょうのキャスト】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:水曜どうでしょうのレギュラー出演者は誰ですか?
A1:基本的なレギュラー出演者は鈴井貴之と大泉洋です。ロケに同行する藤村忠寿と嬉野雅道を含めた4人が番組の中心メンバーとして知られています。
Q2:水曜どうでしょうのミスターとは誰ですか?
A2:鈴井貴之のことです。番組内で「ミスター」と呼ばれ、大泉洋とともに旅企画に参加しています。
Q3:藤やんとうれしーは何を担当していますか?
A3:藤やんこと藤村忠寿はチーフディレクター兼ナレーション、うれしーこと嬉野雅道はディレクター兼撮影担当です。2人ともロケに同行し、番組の雰囲気を作っています。
Q4:安田顕は水曜どうでしょうに出演していますか?
A4:出演しています。HTBのマスコットキャラクター・onちゃんの着ぐるみ役などで登場し、再放送シリーズ「どうでしょうリターンズ」ではナビゲーターも務めました。
Q5:水曜どうでしょうは2026年現在も続いていますか?
A5:はい。2026年には放送開始30周年を迎え、最新作の撮影と先行上映が行われました。新作は2027年春頃に地上波放送・配信される予定です。
Q6:水曜どうでしょうプレミアの出演者は誰ですか?
A6:基本的な出演者は鈴井貴之と大泉洋です。藤村忠寿と嬉野雅道はディレクターとして制作に参加しています。過去の映像を修復し、未放送シーンなどを加えた再編集シリーズです。
まとめ:水曜どうでしょうの魅力は4人の関係性にある
水曜どうでしょうのキャストを理解するうえで、最も大切なのは、出演者と制作スタッフの違いを押さえることだ。
鈴井貴之と大泉洋が旅に出る出演者であり、藤村忠寿と嬉野雅道がその旅を演出・撮影するディレクター。この4人の関係が番組の基本構造になっている。
そこに安田顕のonちゃん役など、個性的な出演者が加わることで、番組の世界観はさらに広がった。
1996年の放送開始から30年。4人は年齢を重ね、それぞれ俳優、演出家、ディレクターとして異なる道を歩みながら、今も番組に関わり続けている。
2026年の最新作では、4人が再び旅に出た。2027年春頃の放送・配信、そしてNetflixでの世界展開は、長年のファンだけでなく、初めて番組に触れる視聴者にとっても大きな機会になる。
水曜どうでしょうは、単に大泉洋が出演する旅番組ではない。出演者とディレクターが同じ時間を過ごし、その関係性そのものを笑いと物語に変えてきた番組だ。
その原点を知ってから見ると、30周年を迎えた今の新作も、また違った面白さで楽しめるはずだ。
主な参照資料:HTB北海道テレビ公式サイト、CREATIVE OFFICE CUE公式プロフィール、TEAM NACS公式サイト、HTB「水曜どうでしょう30周年記念」特設ページ、2026年9月の最新作発表資料。