2026年のギャル文化を語るうえで、特に注目したいのが『egg』の最新動向だ。
雑誌の新刊、モデルの世代交代、SNS発の流行語など、ファッション以外にも話題が広がっている。
1.egg vol.16発売!マリサ卒業と新モデルゆめのデビュー
株式会社HJが運営する『egg』は、2026年10月29日に秋冬号「egg vol.16 2026 AW」を発売した。
今回の注目要点は次の3つ。
- マリサの卒業: eggモデルとして6年9カ月活動したマリサが卒業。
- ゆめのデビュー: 第18回egg専属モデルオーディションで、4度目の挑戦を経てグランプリを獲得したゆめが新加入。
- 秋冬ファッション: 柄を主役にしたコーディネートや、予算1万円で1週間着回すプチプラ企画を掲載。
表紙を飾ったのはあいさ。誌面では沖縄ツアーやモデル同士の企画、メイク、ネイルなども紹介されている。
注目したいのは、長年活動したモデルの卒業と新世代の加入が同じ号で展開されていることだ。単なるモデル交代ではなく、媒体そのものが次の世代へ移行している様子がうかがえる。
2.egg流行語大賞2026の1位は「上等界隈」
2026年11月2日、egg編集部は毎年恒例の「egg流行語大賞2026」を発表した。
1位に選ばれたのは、「上等界隈」。
恋愛リアリティーショーに出演した元eggモデルのきぃぃりぷと、nutsモデルのるるをきっかけに広がった言葉で、少しヤンチャで強気な雰囲気や、そのようなノリを持つ人たちを表す。
言葉の発信者であるるるも、11月1日に公開された発表動画に出演した。
egg流行語大賞2026 TOP10
| 順位 | 流行語 | 意味・背景 |
|---|---|---|
| 1位 | 上等界隈 | 強気でヤンチャな雰囲気 |
| 2位 | フレネミー | 友達のようで実は敵 |
| 3位 | ばり気まずい | とても気まずい |
| 4位 | ドパガキ | 刺激を求めて動画を見続ける自分 |
| 5位 | 泣けなくてしぬ | つらい出来事を笑いに変える表現 |
| 6位 | 横バウンス | 音楽に合わせて横に揺れる動き |
| 7位 | にゃす・にょ | 語尾や相づちにつける言葉 |
| 8位 | ちょー盛れてる | 自分史上最高にかわいい状態 |
| 9位 | ザウルス | 言葉の後ろにつけるユーモラスな語尾 |
| 10位 | ワホー | 場を盛り上げる掛け声 |
出典:株式会社HJ「egg流行語大賞2026」。
今回のランキングには、令和ギャル文化の特徴がよく表れている。
例えば、4位の「ドパガキ」は、出典元やYouTube Shortsなどのショート動画を次々と見てしまう行動を自虐的に表現した言葉だ。
5位の「泣けなくてしぬ」は、eggモデル・あいさの歌手デビュー曲「あなたへのご報告」から広がった表現として紹介されている。
8位の「ちょー盛れてる」は、小学生ギャルメディアKOGYARUが2026年4月に発表した楽曲に由来する。公式発表ではミュージックビデオが180万回再生を突破したと報告された。
そして10位の「ワホー」は、約11年前のSEIKINの動画に登場した言葉が出典元を通じて再び注目されたものだ。
つまり、2026年のギャル文化は、新しい言葉を生み出すだけでなく、過去のネット文化を掘り起こして再流行させる力も持っている。
3.KOGYARUの新世代モデルにも注目
令和ギャルの広がりを考えるうえで、KOGYARUも見逃せない存在だ。
KOGYARUは、小学生ギャルを中心に扱うメディアで、2023年4月1日に発足した。ファッションだけでなく、音楽やライブ活動にも取り組んでいる。
2026年3月には、メンバーカラー継承オーディションの結果が発表された。
HJの発表によると、応募総数は3,000名。400名がエントリーし、最終投票には1万人以上が参加した。最終的に4名が新しい専属モデルとして選ばれている。
この動きは、ギャル文化が高校生や20代だけのものではなく、小学生世代にも広がっていることを示す事例だ。
ただし、子どもを対象とするファッション・芸能活動では、本人の意思やプライバシー、学業との両立にも配慮する必要がある。
【ネットの反応・炎上】2026年に話題となったeggの騒動と噂の真相

令和ギャルについて調べると、SNSでの盛り上がりだけでなく、モデルの活動方針や体型管理をめぐる議論も見つかる。
特に2026年2月には、eggをめぐって複数の話題が報道された。
1.シンデレラ体重企画に賛否が集まる
2026年2月20日、eggの公式YouTubeチャンネルは「シンデレラ体重にならなければ雑誌出れません」という企画動画を公開した。
内容は、モデルの体型管理について編集部が方針を説明し、出演モデルの体重を確認するというものだった。
編集部は企画の趣旨について、モデルという職業に求められるプロ意識を示すためと説明。読者に同じ体重を目指すことを強制するものではないとも補足した。
一方、2月23日付のスポニチなどの報道では、SNS上で賛否が分かれたことが伝えられている。
肯定的な反応では、モデルとして体型を管理する姿勢を評価する意見があった。
反対側では、若い読者への影響や、過度な減量による健康リスクを懸念する意見が取り上げられた。
ここで重要なのは、モデルの仕事上の管理と、一般の読者が目指すべき体型は別問題だということだ。
体重の数値だけでは健康状態や身体の美しさは判断できない。特に成長期の読者が、雑誌の企画を自分自身への減量目標として受け取ることには注意が必要だ。
2.あいめろの卒業・解雇をめぐる騒動
2026年2月には、egg専属モデルだったあいめろの卒業をめぐる問題も報道された。
本人はSNSで、予定していた卒業とは異なり、突然の解雇通告だったという趣旨の説明を行い、困惑した心境を明かした。
同時期には、ゆい小池も卒業を発表。21歳以上のモデルが卒業するルールについて言及したことが報道された。
その後、株式会社HJが2026年4月27日に公表した春号の発売情報では、あいめろ、erica、ねおん、ゆい小池、けーしの5名が同号をもって卒業することが正式に発表された。
つまり、卒業そのものは公式発表で確認できる一方、個々の契約上の経緯や本人と編集部の認識については、発表された情報を区別して理解する必要がある。
3.ネットで話題になった論点を整理
| 話題 | 確認できる事実 | 判断のポイント |
|---|---|---|
| 体重管理企画 | 2026年2月に動画を公開 | 編集部の説明と健康面の議論を分ける |
| あいめろの卒業 | 本人が突然の通告と説明 | 本人の発信と公式発表を区別する |
| 21歳以上の卒業ルール | モデルの発言として報道 | 個別の契約事情まで一律に断定しない |
| 令和ギャルの定義 | メイク・服装・マインドが多様化 | 特定の見た目だけで判断しない |
こうした話題から見えてくるのは、ギャル文化の発信力が大きくなるほど、モデルを起用する側の責任も問われるということだ。
ファッションや美容を楽しむ自由と、出演者や読者の健康・尊厳を守ることは、対立するものではない。
4.令和ギャルにまつわるよくある誤解
- 「令和ギャルは全員、白ギャル」:白肌のイメージは強いが、黒ギャルや姫ギャルなども存在する。
- 「派手な格好をしなければギャルではない」:外見だけでなく、ギャルマインドも重要な要素として認識されている。
- 「平成ギャルは完全に過去の文化」:2026年のeggでも平成ファッションを現代風に再構成している。
- 「ギャル語は若者全体が使っている」:egg流行語大賞は特定のギャル媒体やSNSの調査に基づくランキングであり、日本の若者全体を対象とする調査ではない。
こうした誤解を整理すると、令和ギャルは平成ギャルの単純な復刻版ではなく、時代に合わせて価値観や表現方法を変えてきた文化だと分かる。
【プロの結論】令和ギャルの本質はファッションより自己表現にある
2026年の動向を総合すると、令和ギャルの本質は、特定のメイクや服装を再現することだけではない。
重要なのは、ファッション、メイク、言葉、音楽、SNSを使って、自分の価値観を表現する姿勢だ。
編集者の視点から注目したいのは、次の3つの変化である。
第一に、流行の発信源が変わったこと。
平成時代は雑誌や渋谷の街が大きな役割を果たしていた。現在は出典元やYouTubeで生まれた言葉や動画が、雑誌や音楽、イベントに波及している。
第二に、ギャルの価値観が多様化したこと。
白ギャル、黒ギャル、姫ギャル、韓国風、清楚系など、さまざまなスタイルが共存している。ひとつの正解を押しつけないことが、令和ギャル文化の魅力になっている。
第三に、次世代への継承が進んでいること。
eggの新モデル加入やKOGYARUの世代交代は、ギャル文化が次の担い手を育てている事例だ。
ただし、流行を追うことと、自分に合うスタイルを選ぶことは別である。
令和ギャルのファッションを取り入れたい人には、以下の判断基準をおすすめしたい。
- 自分の好みや生活環境に合った服装を選ぶ。
- 流行のメイクをすべて取り入れる必要はない。
- 他人の体型や容姿と比較しない。
- SNSの話題を公式発表や報道と照らし合わせる。
- 好きなファッションを他人に押しつけない。
こうした考え方こそ、令和ギャルの魅力である「自分らしさ」と相性がよい。
【令和ギャルに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:令和ギャルとはどんな人のこと?
A1:令和時代のファッションや美容、SNS文化を取り入れた現代型のギャルを指す。外見だけでなく、自分らしさやポジティブな考え方を大切にするギャルマインドも特徴だ。
Q2:平成ギャルと令和ギャルの最大の違いは?
A2:平成ギャルは濃いメイクや盛り髪、派手なファッションが象徴的だった。一方、令和ギャルは透明感のあるメイクやシンプルな服装、SNSを活用した個人の自己表現が特徴となっている。
Q3:2026年に注目されているギャル雑誌は?
A3:代表的なのは『egg』。2026年10月29日に秋冬号vol.16が発売され、マリサの卒業や新モデルゆめのデビューが話題になった。
Q4:2026年のegg流行語大賞1位は?
A4:「上等界隈」。2026年11月2日に発表され、恋愛リアリティーショーをきっかけにSNSで広がった言葉だ。
Q5:令和ギャルになるには何を取り入れればいい?
A5:自分に似合うメイクやファッションを基本に、厚底シューズ、アクセサリー、束感まつげ、Y2Kアイテムなどを好みに応じて取り入れるとよい。見た目だけでなく、自分らしさを大切にすることもポイントだ。
Q6:令和ギャルは韓国ファッションと関係がある?
A6:関係は深い。韓国風のメイクやファッションを取り入れる人も多い。ただし、韓国風だけが令和ギャルの正解ではなく、平成レトロやストリート系なども共存している。
Q7:令和ギャルに炎上や騒動はあった?
A7:2026年にはeggの体型管理企画やモデルの卒業をめぐる議論が報道された。特に体型管理企画では、モデルのプロ意識と若い読者への影響について賛否が分かれた。
まとめ:令和ギャルは2026年も進化を続ける
令和ギャルは、平成ギャルの文化を受け継ぎながら、現代のSNSや美容、ファッションに合わせて進化してきた存在だ。
2026年は『egg』の新刊発売、モデルの世代交代、egg流行語大賞の発表など、注目すべきニュースが相次いでいる。
特に「上等界隈」の1位獲得やKOGYARUの活動は、ギャルが流行を消費するだけでなく、新しい言葉や文化を生み出す側に立っていることを示している。
今後も平成ファッションのリバイバル、韓国風メイク、SNS発のギャル語、次世代モデルの活躍などが注目ポイントになる。
令和ギャルを理解する最大の鍵は、見た目の派手さではなく、自分の好きなものを大切にしながら自由に表現する姿勢にある。 その価値観こそが、時代を超えてギャル文化を支えている。
主な情報源:株式会社HJ・egg編集部の2026年プレスリリース、『Popteen』2026年2月3日公開記事、『Oggi』2024年7月9日公開記事、スポニチ、ENCOUNT、Smart FLASHなどの報道。