第76回安田記念は、2026年6月7日、東京競馬場の芝1600mで行われた。出走頭数は17頭。天候は曇り、芝は良馬場だった。
優勝したシックスペンスの勝ち時計は1分32秒1。2着にはワールズエンドとガイアフォースが同タイムで入り、4着セイウンハーデス、5着パンジャタワーまでが勝ち馬からわずかな差で続いた。
特筆すべきは、上位馬の調教評価が必ずしも同じ方向を示していなかったことだ。事前評価で高く評価されたシックスペンスとパンジャタワーが上位に入る一方、ガイアフォースやワールズエンドは、調教時計だけでは読み切れない実戦能力を発揮した。
JRAのレース回顧によると、逃げたワールズエンドをシックスペンス、セイウンハーデス、ガイアフォース、パンジャタワー、オフトレイルが追う展開となり、最後まで激しい競り合いが続いた。
第76回安田記念の上位結果
| 着順 | 馬名 | 騎手 | 時計 |
|---|---|---|---|
| 1着 | シックスペンス | 武豊 | 1:32.1 |
| 2着 | ワールズエンド | 津村明秀 | 1:32.1 |
| 2着 | ガイアフォース | 横山武史 | 1:32.1 |
| 4着 | セイウンハーデス | 幸英明 | 1:32.1 |
| 5着 | パンジャタワー | 松山弘平 | 1:32.2 |
| 6着 | オフトレイル | 菅原明良 | 1:32.3 |
| 7着 | レーベンスティール | 戸崎圭太 | 1:32.6 |
| 8着 | ドラゴンブースト | 丹内祐次 | 1:32.7 |
シックスペンスは8番人気からの勝利。ガイアフォースは1番人気の支持に応えて2着同着となった。勝ち馬と2着馬の差はクビで、4着馬まで同じ1分32秒1という接戦だった。
【全17頭調教診断】安田記念2026の最終追い切りタイムと評価一覧

ここでは、JRAの出走馬情報と競馬専門メディアが公開した調教記録をもとに、17頭の最終追い切りを整理する。
評価欄は、うましるが公開した全頭診断のS・A・B・C評価を採用した。これは同サイト独自の評価であり、JRAが発表した公式評価ではない。調教タイムもコースや馬場状態が異なるため、時計の数字だけで優劣を決めることはできない。
最終追い切り一覧表
時計は公開された最終追い切りの主要区間。Wはウッドチップ、坂路は坂路コース。評価はうましる独自診断。着順は6月7日の確定結果。
注:W・CWの時計は原則として6Fまたは5Fからの掲載区間、坂路は4Fからの掲載区間。表記のない中間区間は省略している。各馬の最終追い切り日は6月3日または6月4日。
この一覧から分かるのは、調教評価A以上の馬がすべて馬券圏内に入ったわけではないことだ。一方で、B評価のガイアフォース、ワールズエンド、セイウンハーデスは上位に食い込んでいる。
つまり、全頭調教診断は馬の状態を見極める材料として有効だが、評価の高低をそのまま着順に置き換えることはできない。
【注目5頭を徹底検証】ガイアフォース・シックスペンス・パンジャタワーらの仕上がり
今回の安田記念を振り返るうえで、特に注目したいのがガイアフォース、シックスペンス、パンジャタワー、セイウンハーデス、ステレンボッシュの5頭だ。
ガイアフォース:1週前の好時計が実戦で結実
ガイアフォースは、2026年の安田記念で最も調教評価の見方を考えさせる存在だった。
最終追い切りは6月3日、栗東坂路。時計は4F54秒9-3F39秒7-2F26秒0-1F13秒2だった。馬なりでの単走であり、ラスト1Fだけを切り取ると目立つ数字ではない。
しかし、重要なのは1週前の内容だ。5月27日には横山武史騎手が騎乗し、栗東坂路で4F50秒3、終い1F11秒8を記録。併せ馬に先着している。
最終追い切り前までに坂路で計6本の追い切りを消化しており、JRA-VANの調教分析でも十分な調教量と評価された。最終追い切りは強く負荷を掛けるというより、状態を維持して本番へ向かう調整だった。
杉山晴紀調教師は追い切り後、次のようにコメントしている。
「この馬場で無事に終わって、馬も問題ないです」
この発言は、6月3日の栗東トレセンが雨と強風の影響を受けていたことを踏まえると意味がある。時計を無理に追い求めるより、馬の状態を崩さずに最終調整を終えることが優先されたと考えられる。
実戦では中団から運び、上がり3F33秒0を記録。シックスペンスらとの接戦を演じ、2着同着に入った。最終追い切りの13秒2だけで低評価にするのは適切ではなかった。
シックスペンス:ブリンカーと調整量がGⅠ初制覇を後押し
優勝馬シックスペンスは、最終追い切りで美浦ウッドチップコースを使用。6F83秒2-5F67秒2-4F51秒5-3F36秒5-1F11秒2を馬なりで記録した。
1週前の5月27日も美浦Wで追われ、6F82秒2-5F65秒5-4F50秒5-3F36秒4-1F11秒0。レーベンスティールなどとの3頭併せで併入している。
田中博康厩舎の調整で注目されたのは、単純な強さだけでなく、気持ちを走る方向へ向ける工夫だった。
前走のマイラーズカップでは7着。田中博康調教師は、馬が真剣に走っていない部分があると課題を説明し、ブリンカーの装着を検討していた。安田記念では実際にブリンカーを着用した。
加えて、当初騎乗予定だったアドマイヤズームの回避により、武豊騎手との初コンビが実現。武豊騎手は逃げ馬の後ろで運ぶ形を選び、直線で抜け出した。
結果は8番人気からのGⅠ初制覇。調教で確認された集中力と、レース当日のブリンカー、騎手の判断がかみ合った一戦だった。
パンジャタワー:豊富な乗り込みと終い11秒2
パンジャタワーは、6月4日に栗東CWで最終追い切りを実施。6F82秒8-5F67秒1-4F51秒6-3F36秒3-1F11秒2を馬なりで記録した。
1週前の追い切りは6F80秒5-5F65秒4-4F51秒1-3F36秒1-1F11秒2。松山弘平騎手が騎乗し、セイウンハーデスとの併せ馬でクビ差先着した。
JRA-VANによると、5月3日から最終追い切りまでに週2本ずつ、計10本の追い切りを消化。長い期間を使って調整してきたことが分かる。
最終追い切りでは1週前より折り合いが改善。馬なりでも直線でしっかり伸び、輸送前として良好な状態を保っていた。
実戦では好位集団を追走し、1分32秒2で5着。上がり3Fは33秒4だった。勝ち馬との差はクビであり、調教段階で見せていた末脚の鋭さを本番でも発揮した。
セイウンハーデス:木曜追い切りで4F52秒6
セイウンハーデスは、6月4日の木曜日に栗東坂路で最終追い切りを行った。時計は4F52秒6-3F37秒8-1F12秒1。馬なりながら反応の良さを示していた。
1週前は栗東CWで6F81秒2-5F66秒2-4F51秒6-3F36秒3-1F11秒3。一杯に追われ、パンジャタワーとの併せ馬ではクビ差遅れた。
ただし、併せ馬の先着・遅れだけで仕上がりを判断するのは早計だ。JRA-VANの調教分析では、レースまでに9本の追い切りを消化し、最終追い切りでもしっかり反応できていたことが紹介されている。
橋口慎介調教師は、東京コースへの適性と距離への対応力に自信を示していた。実際のレースでは序盤から3番手につけ、直線でも粘り強く伸びて4着。上がり3F33秒7で、勝ち馬と同タイムだった。
初めてのマイル挑戦という点を考えても、内容の濃い4着だった。
ステレンボッシュ:最高評価Sでも10着だった理由
ステレンボッシュは、今回の調教診断で最も高いS評価を受けた馬の一頭だった。
6月3日の美浦Wでは、5F65秒2-4F50秒0-3F36秒1-1F11秒3を馬なりで記録。1週前も5F66秒2-4F51秒6-3F37秒3-1F11秒1と安定した時計を残している。
JRA-VANの分析でも、帰厩後に計4本の追い切りを消化し、最終追い切りでは直線でしっかり反応した点が評価された。
しかし、本番は10着。4コーナーでは7番手付近につけ、上がり3F33秒9を使ったものの、上位勢を捕らえることはできなかった。
この結果は、調教評価が高い馬でも、レースの流れや位置取り、相手関係によって着順が変わることを示している。仕上がりの良さと、当日の競走で勝ち切る能力は分けて考える必要がある。
【1週前追い切りと最終追い切り】評価が分かれた理由は馬場状態にあった
2026年の安田記念で見逃せないのが、追い切りが行われた6月3日の気象条件だ。
この日は台風の影響による雨と強風が栗東・美浦の両トレーニングセンターを襲った。JRA-VANの調教分析によると、通常9時30分に終了する栗東の調教時間は11時30分まで延長された。
馬場差の分析では、6月3日の栗東坂路がプラス2.0秒、栗東CWもプラス2.0秒。通常より時計が出にくい状況だった。6月4日も馬場は完全には乾いておらず、栗東坂路の馬場差はプラス1.0秒とされている。
1週前と最終追い切りの比較
| 馬名 | 1週前 | 最終 |
|---|---|---|
| ガイアフォース | 坂路50.3-11.8 | 坂路54.9-13.2 |
| シックスペンス | W82.2-11.0 | W83.2-11.2 |
| パンジャタワー | CW80.5-11.2 | CW82.8-11.2 |
| セイウンハーデス | CW81.2-11.3 | 坂路52.6-12.1 |
| ステレンボッシュ | W66.2-11.1(5F) | W65.2-11.3(5F) |
各時計は全体時計と終い1F。W・CWはウッドコース、坂路は4F時計。
この比較で特徴的なのは、ガイアフォースの時計の変化だ。
1週前は4F50秒3という速い時計を出し、最終追い切りは54秒9まで落としている。これを単純に調子落ちと解釈するのは危険だ。最終追い切りは馬なりであり、当日の馬場状態も大きく異なっていた。
パンジャタワーは1週前から最終まで終い1F11秒2を維持。シックスペンスも11秒0から11秒2と大きな変化はなかった。ステレンボッシュは最終追い切りで全体時計を詰めながら、終いも11秒3にまとめている。
このように、1週前の追い切りで負荷を掛け、最終追い切りで動きを整えるパターンもある。最終追い切りの時計だけで調子の良し悪しを決めると、馬の調整過程を見落とすことになる。
ガイアフォースの評価は媒体によって異なった
調教評価の違いも興味深い。
うましるの全頭診断ではガイアフォースはB評価だった。一方、元競馬記者によるスポーティングニュースの全頭診断では、ガイアフォースが最高のS評価を獲得している。
同じ馬の同じ調教を見ても、評価するポイントによって判断が変わる。前者は最終時計や動きの細部を評価し、後者は1週前の負荷、集中力、走りの勢いを重視したと読み取れる。
ガイアフォースが実戦で2着同着に入ったことを考えると、1週前の50秒3という時計や、横山武史騎手が確認した状態面を重視する見方には説得力があった。
【東京芝1600mの調教適性】安田記念で見るべき時計と動き
安田記念の舞台となる東京芝1600mは、単純なスピードだけでは勝ち切れないコースだ。
JRAの東京競馬場コース紹介によると、芝コースの直線距離は525.9m、高低差は2.7m。最後の直線には上り坂があり、坂を越えた後も約300mの距離が残る。
東京芝1600mでは、直線での瞬発力だけでなく、長い直線を走り切る持続力も問われる。安田記念のようなGⅠでは、道中の速い流れに対応しながら、最後の坂で脚を残せるかが勝負を分ける。
調教動画で確認したい5つのポイント
1. 直線での加速力
終い1Fの時計だけではなく、2Fから1Fにかけて加速しているかを確認したい。シックスペンスやパンジャタワーのように、最終追い切りで11秒2を出せる馬は瞬発力の面で注目できる。
2. 馬なりで動けているか
一杯に追われた好時計と、馬なりで出した好時計は意味が異なる。手応えを残したまま速いラップを刻める馬は、レース本番でも余力を残している可能性がある。
3. 併せ馬での反応
併せ馬で先着したかだけではなく、追走からどのタイミングで加速したか、相手に並びかけた際に反応できたかを見る。相手の能力や追われ方も考慮する必要がある。
4. 手前の替え方とフォーム
直線でスムーズに手前を替えられるか、左右にふらつかないか、後肢の踏み込みが安定しているかも重要だ。時計が速くてもフォームが乱れている場合は慎重に評価したい。
5. 前走からの調整変化
休み明けの馬、連戦の馬、海外遠征から帰国した馬では必要な調整量が異なる。ガイアフォースのように1週前に強い負荷を掛け、最終追い切りを軽めにする調整もある。
追い切り動画はどこで見られる?
JRAは2026年安田記念の調教動画を公式サイトと公式チャンネルで公開した。全17頭の追い切り映像が用意されており、レーベンスティールからトロヴァトーレまで、出走馬を順番に確認できる。
公式YouTube動画では、シックスペンスが2分03秒、ステレンボッシュが3分17秒、セイウンハーデスが7分43秒、ガイアフォースが8分21秒、パンジャタワーが9分38秒から登場する。
映像を見る際は、時計と併せて馬のフォーム、手応え、併せ馬との位置関係を確認すると、数字だけでは分からない調子の変化を把握しやすい。
【第76回安田記念レース結果】調教評価と実際の着順を照合
ここからは、事前の調教診断と6月7日の実際の着順を照らし合わせる。
高評価馬の結果はどうだった?
うましるの評価でS・Aを受けた5頭の結果は次の通りだ。
| 馬名 | 追い切り評価 | 最終着順 |
|---|---|---|
| ステレンボッシュ | S | 10着 |
| ウォーターリヒト | A | 13着 |
| シックスペンス | A | 1着 |
| パンジャタワー | A | 5着 |
| レーベンスティール | A | 7着 |
シックスペンスは評価どおりの走りを見せたが、ステレンボッシュとウォーターリヒトは上位に届かなかった。レーベンスティールも7着にとどまっている。
一方、B評価だったガイアフォースとワールズエンドが2着同着、セイウンハーデスが4着に入った。
ここから分かるのは、調教評価が高い馬を買えば必ず的中するという単純な構図ではないことだ。むしろ、調教評価が中位でも、コース適性や展開、実績がそろう馬は十分に上位へ食い込める。
レースの流れが上位馬に与えた影響
JRAの公式記録によると、ハロンタイムは次の通りだった。
12.5-10.9-11.1-11.6-11.8-11.4-11.2-11.6秒
前半から速いラップが続き、道中も大きく緩まない流れだった。レース全体の上がり3Fは34秒2。勝ち馬シックスペンスの上がり3Fは33秒9だった。
逃げたワールズエンドは最後まで粘り込み、2着同着。シックスペンスはその直後の好位置から抜け出した。ガイアフォースは中団から鋭く伸び、上がり3F33秒0という優秀な末脚を見せた。
セイウンハーデスは序盤から前につけ、パンジャタワーも好位で流れに乗った。いずれも調教で確認された状態を実戦で発揮した馬たちだった。
調教評価が実戦に結び付いたケースと結び付かなかったケース
成功例はシックスペンス。調教で確認された反応の良さに加え、ブリンカーの装着と武豊騎手の好判断が重なった。8番人気からのGⅠ初制覇は、調教と実戦の両面から評価できる。
好走例はガイアフォースとセイウンハーデス。両馬とも最終追い切りだけを見ると突出した評価ではなかったが、1週前の負荷や過去の東京コースでの実績を踏まえれば、十分に狙える状態だった。
評価と着順が一致しなかった例はステレンボッシュ。調教の動き自体は優秀だったものの、レースでは10着。仕上がりの良さだけでは勝負を決められないことが明確になった。
こうした違いを理解することが、安田記念の追い切り評価を正しく活用するための第一歩となる。
【プロの結論】安田記念の追い切り評価で見落としてはいけない判断基準
今回の第76回安田記念から導き出せる要点は、追い切りの評価を単独で使わず、馬場状態、調整過程、コース適性、実戦内容と組み合わせることだ。
特に重要なのは、次の3点である。
1. 最終追い切りより1週前の内容が重要になる場合がある
ガイアフォースの4F50秒3、シックスペンスの6F82秒2など、1週前に負荷を掛けた馬は、最終追い切りで時計を落としても状態を維持している可能性がある。
最終追い切りで時計が遅くなったからといって、すぐに調子落ちと判断するのは危険だ。
2. 調教時計は馬場差を考慮して比較する
6月3日の栗東トレセンは、雨と強風の影響で通常より時計が掛かっていた。ガイアフォースの13秒2やパンジャタワーの11秒2を比較する場合も、同じコース、同じ馬場、同じ調教負荷という条件をそろえて考える必要がある。
異なるコースで記録した4F時計と6F時計を、そのまま比較することにも意味はない。
3. 調教評価とコース適性を分けて判断する
東京芝1600mでは、長い直線と坂を乗り越える持続力が求められる。調教動画で瞬発力が目立つ馬でも、長く脚を使えるかどうかは別の問題だ。
ガイアフォースの東京適性や、シックスペンスの好位から抜け出す競馬のように、実戦でどの位置から脚を使えるかまで考えることが大切になる。
追い切り評価は、馬の状態を測るための指標であり、レース結果を保証するものではない。時計、動き、馬場、コース、展開を一体として判断することが、競馬予想の精度を高める方法だ。
【安田記念の追い切り】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年安田記念の追い切りで最も高い評価を受けた馬は?
A1:うましるの全頭診断ではステレンボッシュが最高のS評価を獲得した。また、スポーティングニュースの全頭診断ではガイアフォースがS評価だった。媒体によって評価は異なっている。
Q2:ガイアフォースの最終追い切りタイムは?
A2:6月3日の栗東坂路で4F54秒9-3F39秒7-2F26秒0-1F13秒2を記録した。1週前には4F50秒3-終い11秒8の好時計を出しており、本番では2着同着に入った。
Q3:シックスペンスの最終追い切りタイムは?
A3:6月3日の美浦ウッドで6F83秒2-5F67秒2-4F51秒5-3F36秒5-1F11秒2。馬なりで併せ馬を行い、安定した動きを披露した。
Q4:パンジャタワーの最終追い切りはいつ?
A4:6月4日木曜日。栗東CWで6F82秒8-5F67秒1-4F51秒6-3F36秒3-1F11秒2を記録した。1週前にはセイウンハーデスとの併せ馬で先着している。
Q5:セイウンハーデスの追い切り評価と結果は?
A5:うましるの評価はB。6月4日の栗東坂路で4F52秒6-3F37秒8-1F12秒1を記録し、本番では4着に入った。
Q6:安田記念2026の追い切り動画はどこで確認できる?
A6:JRA公式サイトとJRA公式YouTubeチャンネルで確認できる。全17頭の調教映像が公開されており、シックスペンスやガイアフォース、ステレンボッシュなどの動きを比較できる。
Q7:調教タイムが速い馬ほど安田記念で好走する?
A7:必ずしもそうではない。今回も調教S評価のステレンボッシュは10着だった一方、B評価のガイアフォースとワールズエンドは2着同着だった。調教時計だけでなく、馬場状態や調整過程、東京芝1600mへの適性も合わせて判断する必要がある。
まとめ:安田記念2026の追い切りから学ぶ好走馬の見極め方
2026年の第76回安田記念は、シックスペンスが武豊騎手との初コンビでGⅠ初制覇を達成した。ガイアフォースとワールズエンドが2着同着、セイウンハーデスが4着、パンジャタワーが5着という結果になった。
調教面では、シックスペンスの美浦Wでの終い11秒2、パンジャタワーの栗東CWでの終い11秒2、ガイアフォースの1週前坂路4F50秒3が注目材料だった。
一方、ステレンボッシュのように高い調教評価を受けても着順に結び付かなかった馬もいる。今回の結果は、最終追い切りの時計だけで馬の能力や勝負気配を判断することの難しさを示した。
安田記念の追い切りを分析するなら、1週前の負荷、最終追い切りの反応、当日の馬場、東京芝1600mへの適性を総合的に見ることが欠かせない。第76回の結果は、調教診断を単なる時計比べではなく、レース全体を読むための材料として活用する重要性を改めて示している。
主な参考資料:JRA「2026年安田記念レース結果」「調教・参考レース動画」、JRA-VAN「安田記念2026追い切り・調教情報」「井内利彰の追い切りジャッジ」、競馬専門メディア各社の全頭調教診断・追い切り速報。