BARBEE BOYSは、1984年に「暗闇でDANCE」でメジャーデビューした5人組ロックバンドです。
杏子さんとKONTAさんによる男女ツインボーカル、いまみちともたかさんのギター、ENRIQUEさんのベース、小沼俊明さんのドラムという編成で、当時の日本のロックシーンに独自の存在感を示しました。
1986年のアルバム『3rd.BREAK』で人気を確立し、1988年には東京ドームで約5万人を集める公演を開催。1989年の「目を閉じておいでよ」も大きなヒットとなりました。
それほどの人気を誇ったバンドが、なぜ1992年に解散したのでしょうか。
解散の背景にあった音楽的な方向性の違い
解散理由を考えるうえで参考になるのが、ベーシストENRIQUEさんが2024年に双葉社のインタビューで語った証言です。
ENRIQUEさんは、当時の状況について、いまみちともたかさんが新しい楽曲を作ることに限界を感じていたことや、男女ツインボーカルというバンドの基本構造が難しくなっていたことを、自身の見解として説明しています。
「最初は解散するつもりはなかった」
ENRIQUEさんの証言によれば、杏子さんやKONTAさんのソロ活動向けの楽曲のほうが書きやすくなっていたことも、バンドとしての創作上の課題だったといいます。
その後、アルバム制作とツアーを繰り返す従来の流れを止め、活動休止期間に入りました。しかし、1年以上の休止後に開かれたメンバー間の話し合いでも、全員の方向性は一致しませんでした。
最終的に、1992年1月24日の渋谷公会堂公演を最後に活動を終了しています。
解散はメンバー同士の不仲が原因だった?
インターネットでは、メンバー間の不仲が解散の原因だったという説明も見られます。
しかし、ENRIQUEさんの証言から読み取れるのは、単純な人間関係の対立ではなく、音楽制作の行き詰まりや活動方針の違いです。
バンドとして人気を確立したからこそ、これまでのスタイルを維持するのか、それぞれの個性を生かして新しい音楽へ進むのかという問題が生じたのでしょう。
杏子さんも、解散後に歌手として活動を続けるかどうか迷った時期があったことを、30周年記念インタビューで振り返っています。
解散は杏子さんにとって、単なる所属バンドの終了ではなく、自分自身の音楽人生を改めて選択する転機でした。
【解散後から再始動まで】杏子とBARBEE BOYSの歩み
1992年の解散後、杏子さんはソロ活動へ移行しました。一方、BARBEE BOYSも完全に過去の存在になったわけではありません。
2018年のテレビ出演をきっかけに再始動へ向かい、2019年には新作を発表。2025年には4人体制の新名称で活動することを発表しました。
ここで、杏子さんとバンドの主要人物、活動の関係を整理します。
BARBEE BOYSのメンバーと現在の関係
| 人物・名称 | バンドでの役割 | 現在につながる活動 |
|---|---|---|
| 杏子 | ボーカル | ソロ歌手、福耳、4PEACE |
| KONTA | ボーカル・サックス | 4PEACEのボーカリスト |
| いまみちともたか | ギター | 4PEACEのギタリスト |
| ENRIQUE | ベース | 4PEACEのベーシスト |
| 小沼俊明 | ドラム | 2025年の新体制発表に伴い勇退 |
2018年から2019年にかけて再始動
オフィスオーガスタの公式プロフィールによると、再始動のきっかけは2018年のNHK BS『The Covers Fes 2018』への出演でした。
その後、2019年には野外フェスへの出演を果たし、12月18日には約29年ぶりとなる新作『PlanBee』をリリース。
さらに2020年1月には、国立代々木競技場第一体育館とLINE CUBE SHIBUYAで約10年ぶりとなるワンマンライブを開催しました。両公演ともチケットは即完売しています。
一度解散したバンドが、かつての代表曲を演奏するだけでなく、新作を制作してライブ活動を再開したことは大きな転換点でした。
2025年12月、BARBEE BOYS 4PEACEへ
2025年12月8日、BARBEE BOYSは新しい活動体制を公式発表しました。
大きな変更点は、ドラムの小沼俊明さんが直近の公演をもって勇退し、次の4人で活動を継続することです。
- 杏子
- KONTA
- いまみちともたか
- ENRIQUE
新名称は「BARBEE BOYS 4PEACE」。
公式発表では、従来の楽曲を4人で再構築して届ける新しい形として説明されています。
この発表では、KONTAさんが不慮の事故に遭い、ボーカリストとして再起することも明かされました。
KONTAさん本人も2025年12月に公式サイトで自身の状況を公表し、歌手として活動を続ける意思を示しています。
4PEACEは、単にメンバーが1人減っただけのバンドではありません。従来の5人編成の音楽を、4人という新しい条件の中でどう表現するかが大きなテーマになっています。
【杏子のソロ活動と福耳】解散後も音楽を続けてきた理由
杏子さんの現在を理解するうえで欠かせないのが、ソロ活動と福耳です。
BARBEE BOYSの解散後、杏子さんは単独の歌手として自分の音楽性を確立していきました。
1992年8月、ソロ歌手として再出発
1992年8月1日に発売されたソロデビューシングルは「DISTANCIA~この胸の約束~」。
作曲を担当したのは玉置浩二さんです。
デビューから約半年という短い期間でソロ活動をスタートさせた背景には、音楽を続けたいという思いがありました。
オフィスオーガスタの30周年記念インタビューでは、杏子さんが当初、BARBEE BOYSを離れたらプロとして音楽を続けられないのではないかと考えていたことを明かしています。
そんなとき、オフィスオーガスタ創立者の森川欣信さんから声をかけられ、ライブができるなら挑戦してみたいと考えたそうです。
本人が振り返る言葉からは、杏子さんにとってライブが音楽活動を続ける大きな原動力だったことが伝わります。
福耳では山崎まさよし・スガシカオらと共演
もう一つの重要な活動が音楽ユニット「福耳」です。
福耳は1998年4月、杏子さん、山崎まさよしさん、スガシカオさんの3人による一夜限りのスペシャルユニットとして結成されました。
ところが、ライブ映像への反響が大きく、1999年には「星のかけらを探しに行こう Again」がヒット。その後もユニットの形を変えながら活動を続けています。
ソニーミュージックの公式プロフィールでは、福耳にはCOIL、元ちとせさん、スキマスイッチ、秦 基博さん、長澤知之さんなども参加したことが紹介されています。
杏子さんにとって福耳は、BARBEE BOYSとは異なる音楽仲間との交流の場でもあります。
力強いロックボーカルだけではなく、ポップスやアコースティックな楽曲でも表現の幅を広げてきたことが、長いキャリアを支える一因です。
代表的なソロ作品と活動
| 年 | 作品・活動 | 内容 |
|---|---|---|
| 1992年 | DISTANCIA~この胸の約束~ | ソロデビュー |
| 1995年 | Dear Me | 「星のかけらを探しに行こう」などを収録 |
| 1997年 | TOKYO DEEP LONDON HIGH | ロックへの方向性を深めたアルバム |
| 2021年 | VIOLET | 約8年ぶりのフルアルバム |
| 2022年 | 30minutes | ソロデビュー30周年記念シングル |
| 2026年 | 誰がために | 『サイボーグ009 ネメシス』主題歌 |
2023年から続く弾き語り企画にも注目
杏子さんは2023年からSNSでカバー曲の弾き語り企画を続けています。
公式プロフィールでも、この企画が好評を博し、継続していることが紹介されています。
テレビや大規模なライブだけでなく、身近な発信を通して音楽を届ける活動も、現在の杏子さんを知るうえで見逃せません。
【2026年後半の活動予定】BARBEE BOYS 4PEACEは12月にも単独公演
2026年11月5日時点で、杏子さんとBARBEE BOYS 4PEACEには、すでに実施された公演と今後予定されているイベントがあります。
特に注目したいのが、11月の大型音楽イベントと12月の単独公演です。
11月8日「氣志團万博2026」
BARBEE BOYS 4PEACEは、千葉県の幕張メッセで開催される「サントリー オールフリー presents 氣志團万博2026 ~房総爆音リゾート~」への出演が発表されています。
出演日は2026年11月8日(日)です。
ロックバンドやアイドル、さまざまなジャンルのアーティストが集まるイベントで、4PEACEとしてのステージにも注目が集まります。
12月7日「BB4P SHOW 2」
加えて、2026年12月7日(月)にはZepp Haneda(TOKYO)で単独公演「BB4P SHOW 2」が開催予定です。
公演概要は次のとおりです。
- 公演名:BB4P SHOW 2
- 日程:2026年12月7日(月)
- 開場:18時
- 開演:19時
- 会場:Zepp Haneda(TOKYO)
- チケット料金:各席11,000円(税込・ドリンク代別)
2026年6月15日に開催された初の単独公演「BB4P SHOW」に続くステージとなります。
初公演の映像は8月8日から16日までStreaming+で期間限定配信されました。
2027年にはソロデビュー35周年イヤーへ
杏子さんのソロ活動にも次の節目が控えています。
公式ライブ情報によると、2027年8月1日にソロデビュー35周年を迎えることから、記念イヤーのキックオフライブが発表されています。
- 公演名:杏子 35th Anniversary Kickoff Live「MADALAなワタシ in MANDALA」
- 日程:2027年2月25日(木)
- 会場:南青山MANDALA
BARBEE BOYS 4PEACEの活動と並行して、ソロアーティストとしても次の周年へ進んでいく予定です。
【杏子の現在に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:バービーボーイズの杏子は2026年現在も歌手ですか?
A1:はい。ソロ歌手として活動を継続しています。2026年には「誰がために」を配信・CD発売し、アニメ『サイボーグ009 ネメシス』の主題歌も担当しました。
Q2:杏子は現在何歳ですか?
A2:1960年8月10日生まれで、2026年11月現在66歳です。
Q3:杏子は結婚していますか?夫や子供はいますか?
A3:本人の結婚発表や夫の情報など、確かな公表情報は確認できません。結婚していないと断定することもできず、家族構成は非公表として扱うのが適切です。
Q4:バービーボーイズは解散したのですか?
A4:1992年1月24日の公演を最後に解散しました。その後、2018年のテレビ出演をきっかけに再始動し、2025年12月からはBARBEE BOYS 4PEACEとして4人体制で活動しています。
Q5:BARBEE BOYS 4PEACEのメンバーは誰ですか?
A5:杏子、KONTA、いまみちともたか、ENRIQUEの4人です。小沼俊明さんは2025年12月の新体制発表に伴い勇退しました。
Q6:杏子の2026年の今後のライブはいつですか?
A6:2026年11月8日に氣志團万博2026への出演、12月7日にZepp Hanedaで「BB4P SHOW 2」が予定されています。いずれもBARBEE BOYS 4PEACEとしての公演です。
Q7:「誰がために」は杏子のオリジナル曲ですか?
A7:オリジナル曲ではなく、石ノ森章太郎さん作詞、平尾昌晃さん作曲の楽曲を新たにカバーしたものです。杏子さんの歌唱版は2026年4月29日に配信、7月19日にCD発売されました。
まとめ:杏子は今も進化を続ける現役ロックシンガー
バービーボーイズの杏子さんは、2026年現在も音楽活動を続ける現役の歌手です。
1992年の解散後はソロアーティストとして独自の音楽性を磨き、福耳では山崎まさよしさんやスガシカオさんらと共演。2021年のアルバム『VIOLET』や2022年の「30minutes」など、長年にわたって作品を発表してきました。
そして2025年12月にはBARBEE BOYS 4PEACEが始動。2026年には「誰がために」でアニメ主題歌を担当し、11月の氣志團万博、12月の単独公演へと活動を広げています。
杏子さんの歩みを振り返ると、バンド解散後も音楽を続ける選択をしたことが、その後のキャリアを大きく切り開いたことが分かります。
今後の活動を追う際は、ソロ作品についてはオフィスオーガスタの公式サイト、バンドについてはBARBEE BOYS 4PEACEの公式発表を確認するのがおすすめです。過去の名曲だけでなく、新しい作品やライブにも目を向けることで、現在進行形の杏子さんの魅力をより深く楽しめます。