2021年8月17日、吉本興業は雨上がり決死隊の解散を正式発表しました。同日午後8時からは、ABEMAと吉本興業公式YouTubeチャンネルで「アメトーーク 特別編 雨上がり決死隊解散報告会」が配信されました。
32年間活動してきたコンビが、最後にそろって視聴者へ解散を伝えるという異例の企画でした。
解散報告会に出演した芸人とその反応
報告会には、出川哲朗、東野幸治、FUJIWARA、ケンドーコバヤシ、狩野英孝ら、雨上がり決死隊と親交の深い芸人が出演しました。
宮迫は約2年ぶりに『アメトーーク!』のセットに登場し、冒頭で騒動について謝罪。自身の説明に誤りがあったことを振り返り、涙を浮かべる場面もありました。
特に印象的だったのは、FUJIWARA・藤本敏史の反応です。藤本は解散について納得できないという思いを涙ながらに訴え、宮迫に対して厳しい言葉も投げかけました。
それは単なる番組上の演出ではなく、長年一緒に仕事をしてきた芸人仲間が、コンビの解散を受け止めきれない複雑な気持ちを表した場面として報じられました。
『アメトーーク!』は解散後も継続
雨上がり決死隊の解散後も、冠番組『アメトーーク!』は終了しませんでした。
当初、蛍原は自分だけが番組に残ることへの複雑な思いを抱いていたと報じられています。宮迫も番組を続けてほしいという考えを示し、番組は蛍原を中心とした体制で継続することになりました。
番組名も『雨上がり決死隊のアメトーーク!』から『アメトーーク!』へ変更。解散後も若手芸人やさまざまなジャンルの出演者を迎える番組として放送されています。
2026年11月現在も番組は続いており、蛍原はMCとして出演しています。コンビの名前はなくなりましたが、雨上がり決死隊が築いた番組は別の形で受け継がれています。
吉本興業の解散発表、ORICON NEWSの報道、テレビ朝日の番組情報を見ても、コンビの解散と番組の終了は別の出来事だったことが分かります。
【誤解を解消】雨上がり決死隊の解散理由をめぐる3つの疑問
解散から時間が経過した現在も、宮迫と蛍原の関係についてはさまざまな見方があります。ここでは、報道や本人の発言から整理できる要点を紹介します。
誤解1:闇営業問題が起きた日に解散が決まった?
これは正確ではありません。
闇営業問題が発覚したのは2019年6月ですが、正式な解散は2021年8月17日です。蛍原が解散を切り出したのも2021年4月でした。
騒動直後から解散を決めていたわけではなく、当初はコンビでの活動再開を望んでいたことが本人の発言から分かります。
誤解2:宮迫だけが解散を望んでいた?
これも事実とは異なります。
解散を最初に切り出したのは蛍原です。宮迫が自分からコンビを解消したという説明は、本人たちの解散報告会の内容とは一致しません。
ただし、宮迫も解散を一方的に拒否し続けたわけではありません。2人で話し合い、最終的に解散を公表しました。
誤解3:2026年になっても2人は絶縁状態なのか?
2026年9月の蛍原の発言は、少なくとも解散を単純な憎しみや対立だけで説明していないことを示しています。
蛍原は宮迫にも宮迫なりの考えがあったことを認め、どちらかが全面的に正しいという話ではないと説明しました。
一方で、2人が現在どの程度連絡を取り合っているのか、私的な交流がどれほどあるのかについては、継続的に公表されている情報は限られています。発言だけから絶縁や親密な関係を断定することはできません。
大切なのは、解散したという事実と、現在の個人的な関係を混同しないことです。
【よくある質問】雨上がり決死隊の解散理由と現在に関するFAQ
Q1:雨上がり決死隊はなぜ解散したのですか?
A1:2019年の闇営業問題をきっかけにコンビ活動が停止し、その後、宮迫博之と蛍原徹の価値観や活動方針の違いが広がったためです。蛍原は2021年4月に解散を切り出し、同年8月17日に正式解散しました。
Q2:雨上がり決死隊の解散を切り出したのは宮迫と蛍原のどちらですか?
A2:蛍原徹です。2021年8月17日の解散報告会で、同年4月に自分から宮迫へ解散を伝えたと説明しています。
Q3:2026年現在、宮迫博之と蛍原徹は何をしていますか?
A3:蛍原は吉本興業所属のピン芸人として『アメトーーク!』などのテレビ番組で活動しています。宮迫はYouTubeチャンネル「宮迫ですッ」を中心に、イベントや舞台、飲食プロジェクトなどに取り組んでいます。
Q4:2026年9月に蛍原徹が語った解散理由は何ですか?
A4:テレビ朝日系『耳の穴かっぽじって聞け!』で「1個じゃないよね」と説明しました。自分の譲れない正義や考え方があり、宮迫にも宮迫の考えがあったとしたうえで、根本的な考え方の違いを語っています。
Q5:雨上がり決死隊の解散後、『アメトーーク!』は終了しましたか?
A5:終了していません。番組名を『アメトーーク!』に変更し、蛍原を中心とした体制で放送を継続しています。2026年11月現在もテレビ朝日系の番組として放送されています。
Q6:雨上がり決死隊が再結成する可能性はありますか?
A6:2026年11月4日時点で、正式な再結成発表は確認されていません。蛍原は2026年の番組出演で漫才への思いを語っていますが、雨上がり決死隊として再始動するという発表とは別の話です。
まとめ:雨上がり決死隊の解散理由は「信頼の問題」と「譲れない価値観」の積み重ね
雨上がり決死隊の解散は、2019年の闇営業問題だけを原因とするものではありません。
2019年6月の騒動、同年7月の宮迫博之と吉本興業の契約解除、2020年からのYouTube活動、そして2021年4月の蛍原徹による解散の提案。こうした出来事が重なり、最終的に約32年間続いたコンビは2021年8月17日に解散しました。
そして2026年9月、蛍原は「理由は1個じゃない」という言葉で、当時の葛藤を改めて説明しました。
【プロの結論】解散の真相を理解するための3つの視点
1.闇営業問題は解散の発端であり、唯一の理由ではない。
宮迫の問題によってコンビ活動が停止したことは大きな転換点でした。しかし、活動再開の可能性を模索する時間があり、その間に2人の考え方や仕事への向き合い方が変化していきました。
2.蛍原の決断は、周囲への配慮と自分の信念に基づくものだった。
後輩芸人や番組スタッフに気を使わせる状態が続いたこと、コンビ名を残す意味を考え直したことは、2021年の説明でも要点です。2026年の発言によって、自分の譲れない正義という内面的な要因も浮かび上がりました。
3.解散後の2人は、それぞれ異なる形で芸能活動を続けている。
蛍原はテレビ番組を中心に芸人としての活動を続け、宮迫はYouTubeや舞台、事業などへ活動の幅を広げています。コンビという形は終わりましたが、2人の芸人人生そのものが終わったわけではありません。
雨上がり決死隊は、単に不祥事によって解散したコンビではありません。長年一緒に歩んできた2人が、困難を乗り越えようとする過程で、それぞれの人生観や仕事観の違いに向き合い、別々の道を選んだコンビです。
2026年の蛍原の発言が示したのは、解散を一方の責任だけで説明することの難しさでした。32年間の歴史を正しく振り返るには、闇営業問題という過去だけでなく、その後の2人の選択と現在の活動まで見る必要があります。
それこそが、雨上がり決死隊の解散の真相を理解するための最も重要な視点です。
主な参照資料:吉本興業「雨上がり決死隊 解散のご報告」(2021年8月17日)、テレビ朝日「耳の穴かっぽじって聞け!」関連番組情報(2026年8月・9月)、ORICON NEWS、日刊スポーツ、Lmaga.jp、J-CASTニュース。