ホーム 芸能ニュース・ゴシップ 【他のランキングと何が違う?】佐賀県47位を絶対評価にしてはいけない理由

【他のランキングと何が違う?】佐賀県47位を絶対評価にしてはいけない理由

御影 唯 御影 唯 • 更新: • 公開: • 読了約 8 分
目次

2026年のランキングを考えるうえで、もう一つ見逃せない事実があります。それは、調査会社が違えば、同じ都道府県でも順位が大きく変わることです。

2026年10月7日、大東建託は「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2026<都道府県版>」を発表しました。この調査では、神奈川県が1位となっています。

一方、ブランド総合研究所の地域ブランド調査2026では北海道が1位です。加えて、佐賀県についても、大東建託の調査では39位となっており、ブランド総合研究所の47位とは8ランクの違いがあります。

2つのランキングは評価対象が異なる


大東建託の調査では、居住者評価12項目と非居住者評価18項目、合計30項目の順位をもとにランキングを作成しています。

つまり、ブランド総合研究所の調査は全国的な地域ブランドの認知・評価に、大東建託の調査は居住者の満足や外部から見た街の魅力に、それぞれ重点があります。

どちらか一方が間違っているわけではありません。測定しているものが異なるため、結果も異なるのです。

ランキングを見るときの3つの判断基準

ランキングを参考にする際は、自分が何を知りたいのかによって見るべき指標を変える必要があります。

知りたいこと 重視する指標
旅行先を探したい 観光意欲度、観光地の評価、訪問経験
移住先を探したい 居住意欲度、住みここち、生活利便性
特産品を探したい 産品購入意欲度、商品認知度
地域ブランドを分析したい 魅力度、認知度、情報接触度

観光目的の人が居住満足度だけで旅行先を選ぶ必要はありませんし、移住希望者が観光客の人気順位だけで生活環境を判断する必要もありません。

このように目的に合った指標を選ぶことが、ランキングに振り回されないための基本です。

【プロの結論】都道府県魅力度ランキング最下位から見える地域ブランドの課題

都道府県魅力度ランキング最下位

2026年の結果から浮かび上がるのは、地域の魅力を持っていることと、その魅力が全国に伝わっていることは別問題だという事実です。

佐賀県には有田焼や伊万里焼、虹の松原、七ツ釜、祐徳稲荷神社など、全国に紹介する価値のある地域資源があります。それでも県全体の魅力度が47位になった背景には、旅行情報への接触機会の少なさや、個々の地域資源を県全体のブランドに結び付ける難しさがあります。

最下位から順位を上げるために必要なこと

地域の魅力を高めるためには、単に広告を増やすだけでは十分ではありません。具体的には、次の3つが重要です。



観光情報の発信を強化する

観光地単体の紹介に加え、交通アクセスや周遊ルート、食事、宿泊を組み合わせ、旅行を具体的にイメージできる情報を届ける。


地域資源を県全体のブランドにつなげる

有田焼や伊万里焼など、すでに知られている特産品を佐賀県という地域名と結び付けて発信する。


一度きりではなく継続的な接点をつくる

SNS、動画、旅行メディア、イベントなどを活用し、観光や特産品への関心を継続的な訪問・購入につなげる。

2026年の埼玉県は、前年の最下位から44位に上昇しました。また、魅力度が上昇した都道府県は47都道府県中28都府県に及びます。大阪府は大阪・関西万博や大型商業施設の話題などを背景に、前年より5.3点上昇しました。

これらの変化は、地域の認知やイメージが固定されているわけではないことを示しています。観光施設やイベント、文化的な話題が全国的な関心を集めれば、評価が変化する可能性があります。

【プロの結論】47位という数字より、その理由に注目すべき

都道府県魅力度ランキングの最下位は、地域の価値を決める判定ではありません。全国の消費者が抱くイメージを数値化した、一つの調査結果です。

特に佐賀県の場合、伝統工芸品に関する情報接触度が高い一方、旅行関連の情報接触度が低いという特徴が見られます。この差を改善することが、今後の地域ブランド戦略を考えるうえで要点です。

ランキングの順位だけを追いかけるのではなく、どの項目が評価され、どの項目に課題があるのかを読み解く。その視点こそが、地域の本当の魅力を理解するために必要です。

【都道府県魅力度ランキング最下位に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:2026年の都道府県魅力度ランキング最下位はどこですか?

A1:佐賀県です。2026年10月3日に発表されたブランド総合研究所の地域ブランド調査2026で、47位・15.1点となりました。前年は45位でした。

Q2:佐賀県は本当に日本で一番魅力がない県なのですか?

A2:そうではありません。このランキングは全国の消費者が感じる地域の魅力度を調査したもので、観光資源や生活環境、文化的価値をすべて評価したものではありません。佐賀県には有田焼、伊万里焼、虹の松原、祐徳稲荷神社などの魅力があります。

Q3:都道府県魅力度ランキングは誰が決めていますか?

A3:株式会社ブランド総合研究所が実施する民間調査「地域ブランド調査」の結果をもとに発表されています。国や政府が認定する公式ランキングではありません。

Q4:最下位になると翌年は順位が上がりますか?

A4:必ず上昇するわけではありません。ただし、2025年に47位だった埼玉県は2026年に44位へ上昇しています。順位は情報発信や地域への関心、調査時点の話題などによって変動します。

Q5:都道府県魅力度ランキングと住みやすさランキングは同じですか?

A5:異なります。魅力度ランキングは全国の消費者による地域イメージなどを評価しますが、住みやすさランキングは居住満足度や生活利便性などを重視する調査があります。目的に合わせて別々に確認する必要があります。

まとめ:2026年の最下位は佐賀県、今後は情報発信が焦点に

2026年の都道府県魅力度ランキングでは、佐賀県が15.1点で47位となりました。前年45位から2ランク下落し、2年ぶり3度目の最下位です。

今回の調査で特に注目すべきなのは、佐賀県の情報接触度が47位だったことです。有田焼や伊万里焼など、個別の地域資源には評価されているものがある一方、旅行先としての情報が全国に十分届いていないという課題が見えてきました。

また、前年最下位だった埼玉県が44位に上昇し、群馬県や茨城県も順位が変動しました。調査会社によっても評価結果は異なり、ランキングが地域のすべてを表すわけではありません。

2027年以降も注目されるのは、各都道府県が持つ観光資源や文化、特産品をどのように全国へ発信し、実際の訪問や地域への関心につなげていくかという点です。

最下位という結果だけで地域を判断するのではなく、その数字の背景にある情報接触度や観光意欲度、地域イメージまで確認することが、ランキングを正しく読み解くための判断基準になります。

主な参照資料:株式会社ブランド総合研究所「地域ブランド調査2026」、同社運営の地域ブランドNEWS、共同通信、ダイヤモンド・オンライン、大東建託の2026年調査発表、CBCマガジン。

同じカテゴリの記事

御影 唯
トレンドリサーチャー 御影 唯
プロフィールを見る →

公式発表を基準に、報道と公開情報の差分を整理して提示することを徹底しています。

おすすめの関連記事