サクラトゥジュール(Sakura Toujours)は、2017年4月14日生まれの日本の競走馬です。2024年の東京新聞杯(GⅢ)、2025年の京都金杯(GⅢ)を制し、長い競走生活のなかで重賞タイトルを2つ獲得しました。父はネオユニヴァース、母はサクラレーヌ。母の父にはシンボリクリスエス、母の母にはセダンフオーエバーを持つ血統です。
特徴的なのは、フランス語の「Toujours(トゥジュール)」を含む馬名です。JRAの公式プロフィールでは「冠名+いつも(仏)。母母名より連想」と説明されています。2026年11月現在の競走成績や金沢競馬への移籍状況も含め、プロフィール、血統、馬名の由来、代表的な勝利を整理します。
【基本プロフィール】サクラトゥジュールの生年月日・馬主・調教師は?
サクラトゥジュールは、北海道新ひだか町の谷岡牧場で生産された競走馬です。2017年4月14日に生まれ、中央競馬では美浦の堀宣行厩舎に所属していました。
馬主は株式会社さくらコマース。青鹿毛の馬体を持ち、JRAの競走馬情報には欧字名「Sakura Toujours」と登録されています。
基本プロフィール一覧
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 馬名 | サクラトゥジュール |
| 欧字名 | Sakura Toujours |
| 生年月日 | 2017年4月14日 |
| 毛色 | 青鹿毛 |
| 性別 | せん |
| 父 | ネオユニヴァース |
| 母 | サクラレーヌ |
| 母の父 | シンボリクリスエス |
| 母の母 | セダンフオーエバー |
| 馬主 | 株式会社さくらコマース |
| 生産牧場 | 谷岡牧場 |
| 生産地 | 北海道新ひだか町 |
| 中央競馬の調教師 | 堀宣行 |
| 地方競馬の調教師 | 中川雅之(金沢) |
| 主な勝ち鞍 | 2024年東京新聞杯、2025年京都金杯 |
これらの基本情報はJRAの競走馬プロフィールに掲載されているものです。現在の所属については、地方競馬の登録情報も確認する必要があります。
サクラトゥジュールの血統を解説
血統の中心となるのは、父ネオユニヴァースと母サクラレーヌの組み合わせです。
父ネオユニヴァースはサンデーサイレンスを父に持ち、現役時代には皐月賞と日本ダービーを制した実績のある競走馬です。種牡馬としてもヴィクトワールピサなどの活躍馬を送り出しました。
一方、母サクラレーヌの父はシンボリクリスエスです。シンボリクリスエスはRoberto系の血統に属し、日本競馬で優れた実績を残した名馬として知られています。
さらに母の母セダンフオーエバーの父はマルゼンスキーです。サンデーサイレンス系、Roberto系、そしてマルゼンスキーにつながる血統が組み合わさっています。
血統を整理すると、次のようになります。
- 父系:ネオユニヴァース → サンデーサイレンス
- 母父系:シンボリクリスエス → Kris S.
- 母母系:セダンフオーエバー → マルゼンスキー
この血統背景は、サクラトゥジュールの競走生活を理解するうえでも興味深いポイントです。実際に芝1600mの重賞を2勝している一方、芝1800mや芝2000mでも勝利を挙げています。マイルだけに限定されない競走実績を残しました。
【馬名の由来】Toujoursはフランス語で「いつも」という意味
サクラトゥジュールという名前には、フランス語が使われています。
JRAの公式登録情報による馬名の意味は、「冠名+いつも(仏)。母母名より連想」です。
フランス語「toujours」の意味
「Toujours(トゥジュール)」は、フランス語の副詞です。フランス学士院の辞書では、時間的な継続や永続性を表す言葉として説明されています。
日本語では、主に次のような意味で使われます。
- いつも
- 常に
- いつまでも
- ずっと
- 絶えず
英語の「always」に近い表現で、文脈によっては「forever」に通じるニュアンスも持ちます。
母母セダンフオーエバーとの関係
もう一つ注目したいのが、母母の名前です。
サクラトゥジュールの母母は「セダンフオーエバー」。英語の「Forever」は「永遠に」「いつまでも」という意味を持ちます。
つまり、馬名に使われたフランス語の「Toujours」と、母母の名前に含まれる英語の「Forever」には、意味のうえで共通する部分があります。
JRAが示す「母母名より連想」という説明を踏まえると、母系の名前に込められた継続性や永続性のイメージを受け継いだ命名と理解できます。
単に響きの美しさだけでなく、血統に由来する意味も持っている点が、サクラトゥジュールという馬名の興味深さです。
【競走成績・戦績】デビューからGⅢ制覇までの歩み
サクラトゥジュールは2019年に競走生活をスタートしました。デビュー戦を勝利で飾り、その後も条件戦で経験を積みながら着実に実績を重ねています。
特に注目されるのは、2022年以降にオープンクラスで存在感を高め、2024年に東京新聞杯、2025年に京都金杯を制したことです。
主な競走成績と転換点
| 年月 | レース・出来事 | 結果 |
|---|---|---|
| 2019年10月 | 東京・新馬戦 | 1着 |
| 2020年 | ひいらぎ賞など | 条件戦で好走 |
| 2022年8月 | 2022ワールドオールスタージョッキーズ第2戦 | 1着 |
| 2023年5月 | メイステークス | 1着 |
| 2024年2月 | 東京新聞杯(GⅢ) | 1着 |
| 2024年8月 | 関屋記念(GⅢ) | 13着 |
| 2025年1月 | 京都金杯(GⅢ) | 1着 |
| 2025年6月 | 安田記念(GⅠ) | 8着 |
| 2026年6月 | JRA登録抹消 | 中央競馬での登録終了 |
| 2026年7月 | 金沢競馬・ありがとう!葛山晃平騎手特別 | 1着 |
JRAの競走馬情報とJBISサーチの競走成績を照合すると、条件戦からオープン競走、重賞へと段階的に実績を積み上げてきたことが分かります。
戦績から見える特徴
サクラトゥジュールの実績を振り返ると、芝1600mでの強さが際立っています。
2024年の東京新聞杯、2025年の京都金杯はいずれも芝1600mで行われたGⅢ競走です。2つの重賞を同じ距離で制したことは、競走馬としての大きな実績です。
一方、芝1800mのメイステークスや芝2000mの条件戦でも勝利しています。マイル戦での重賞実績が代表的ではありますが、過去の戦績を見ると、異なる距離でも結果を残してきたことが分かります。
【主な勝ち鞍を検証】2024年東京新聞杯と2025年京都金杯の結果
サクラトゥジュールの競走生活を代表するのが、2024年東京新聞杯と2025年京都金杯です。どちらもJRAのGⅢ重賞で、騎乗したのはR.キング騎手でした。
2024年東京新聞杯:7番人気から重賞初制覇
2024年2月4日、東京競馬場で第74回東京新聞杯が開催されました。
サクラトゥジュールは7番人気で出走。R.キング騎手を背に、芝1600mのレースで見事に1着となりました。
主なレース結果は次のとおりです。
- 開催日:2024年2月4日
- 競馬場:東京競馬場
- レース:第74回東京新聞杯(GⅢ)
- 距離:芝1600m
- 騎手:R.キング
- 斤量:57kg
- 人気:7番人気
- 着順:1着
- タイム:1分32秒1
- 2着馬:ウインカーネリアン
- 2着との着差:0.2秒
JRAの公式レース結果によると、サクラトゥジュールは道中6番手付近で運び、推定上がり3ハロン33秒5を記録しました。2着のウインカーネリアンに0.2秒差をつけての勝利です。
この勝利は、サクラトゥジュールにとって初めての重賞タイトルとなりました。7番人気という評価を覆しての勝利であり、競走生活の大きな転換点です。
2025年京都金杯:8歳でつかんだ2度目のGⅢタイトル
続く大きな実績が、2025年1月5日の京都金杯です。
このレースでサクラトゥジュールは6番人気で出走。R.キング騎手とのコンビで、再び重賞制覇を果たしました。
なお、ここで注意したいのは開催競馬場です。レース名は京都金杯ですが、2025年の開催場所は京都競馬場ではなく中京競馬場でした。実際のレースは中京芝1600mで行われています。
主な結果は以下のとおりです。
- 開催日:2025年1月5日
- 競馬場:中京競馬場
- レース:第63回スポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ)
- 距離:芝1600m
- 騎手:R.キング
- 斤量:58kg
- 人気:6番人気
- 着順:1着
- タイム:1分33秒5
- 2着馬:ウォーターリヒト
- 2着との着差:クビ
JRAの公式レース資料では、サクラトゥジュールは13番手付近からレースを進め、最後に追い上げて勝利しています。2着のウォーターリヒトとの着差はクビでした。
さらに注目すべきなのは、この勝利を挙げたときの年齢です。
当時8歳だったサクラトゥジュールは、JRAの京都金杯の歴史において、8歳馬として初めての優勝馬となりました。年齢を重ねてから重賞タイトルを追加したという意味でも、印象に残る勝利です。
2つの重賞制覇に共通するポイント
東京新聞杯と京都金杯の勝利には、いくつかの共通点があります。
最初に、どちらも芝1600mの重賞だったこと。加えて、両レースでR.キング騎手が騎乗していたことです。
2024年は7番人気、2025年は6番人気。いずれも圧倒的な1番人気として勝ったわけではありません。実際のレース結果が示すように、評価以上の走りでタイトルを獲得したことが、サクラトゥジュールの重賞実績を特徴づけています。
【2026年の現在】JRA登録抹消後は金沢競馬で現役続行
サクラトゥジュールについて、2026年時点で押さえておきたいのが所属の変化です。
JRAの公式競走馬情報には、2026年6月18日付でJRA登録を抹消したと記載されています。
ただし、これは競走馬としての引退を意味するものではありません。
地方競馬の登録情報では、サクラトゥジュールは金沢競馬所属の現役馬として掲載されています。調教師は中川雅之氏です。
金沢競馬での2026年の成績
JBISサーチの競走成績には、中央競馬での出走後、金沢競馬で走った記録も掲載されています。
2026年7月28日には「ありがとう!葛山晃平騎手特別」で1着となり、地方競馬でも勝利を記録しました。その後も8月のイヌワシ賞、9月の金沢鼓門賞、10月の金沢スプリントCなどに出走しています。
2026年10月18日の金沢スプリントCでは9着でした。11月5日時点で確認できる競走成績は、35戦8勝、2着7回、3着1回です。
【プロの結論】サクラトゥジュールの競走生活から分かること
サクラトゥジュールの競走生活を評価するとき、重賞2勝という数字だけでなく、勝利を挙げた時期にも注目する必要があります。
2024年の東京新聞杯は7歳、2025年の京都金杯は8歳での勝利です。若い時期に実績を積み、年齢を重ねてからも重賞で結果を残したことが、この馬のキャリアを特徴づけています。
また、2025年の京都金杯では8歳馬として初の優勝という記録も残しました。年齢だけで競走能力を判断できないことを示す、象徴的な実績です。
サクラトゥジュールの戦績を調べる際は、次の3点を分けて見ると理解しやすくなります。
- 中央競馬の実績: 東京新聞杯、京都金杯を含むJRAでの重賞・オープン競走の成績。
- 地方競馬の実績: 2026年の金沢競馬への移籍後の成績。
- 血統と馬名: ネオユニヴァースを父に持つ血統と、母母名から連想された「Toujours」という名前の意味。
特に、JRAの登録抹消と競走馬としての引退を混同しないことが大切です。サクラトゥジュールは中央競馬での登録を終えた後も、地方競馬で走り続けています。
【サクラトゥジュールに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:サクラトゥジュールは何年生まれですか?
A1:2017年4月14日生まれです。北海道新ひだか町の谷岡牧場で生産された青鹿毛の競走馬です。
Q2:サクラトゥジュールの馬名の由来は何ですか?
A2:JRAの登録情報では「冠名+いつも(仏)。母母名より連想」とされています。フランス語のToujoursは「いつも」「常に」という意味です。
Q3:サクラトゥジュールの父と母は誰ですか?
A3:父はネオユニヴァース、母はサクラレーヌです。母の父はシンボリクリスエス、母の母はセダンフオーエバーです。
Q4:サクラトゥジュールの主な勝ち鞍は何ですか?
A4:代表的な勝ち鞍は2024年東京新聞杯(GⅢ)と2025年京都金杯(GⅢ)です。また、2023年のメイステークスや2022年の2022ワールドオールスタージョッキーズ第2戦でも勝利しています。
Q5:2025年の京都金杯はどこの競馬場で開催されましたか?
A5:2025年1月5日の京都金杯は、中京競馬場の芝1600mで開催されました。レース名は京都金杯ですが、実際の開催場所は中京です。
Q6:サクラトゥジュールは引退しましたか?
A6:2026年6月18日付でJRAの登録は抹消されていますが、競走馬として引退したわけではありません。2026年には金沢競馬へ移籍し、10月18日の金沢スプリントCにも出走しています。
Q7:サクラトゥジュールの通算成績は何戦何勝ですか?
A7:2026年10月18日までの競走記録では、通算35戦8勝です。2着7回、3着1回という成績も残しています。
まとめ:サクラトゥジュールの魅力は重賞2勝と長く続く競走生活
サクラトゥジュールは、2017年4月14日生まれの競走馬で、父ネオユニヴァース、母サクラレーヌという血統を持っています。
馬名の「Toujours」はフランス語で「いつも」を意味し、母母セダンフオーエバーから連想された名前です。
競走成績では、2024年東京新聞杯と2025年京都金杯のGⅢ2勝が代表的な実績です。特に8歳で制した2025年京都金杯は、同レースにおける8歳馬初の優勝という記録も残しました。
2026年にはJRA登録を抹消して金沢競馬へ移籍しましたが、地方競馬で現役を続けています。中央競馬での重賞実績だけでなく、その後の競走生活にも注目したい一頭です。
「いつも」という意味を持つ名前のとおり、長く走り続けてきたサクラトゥジュール。その競走生活は、2つの重賞タイトルだけでは語り尽くせないものがあります。