2026年の対戦は、3月26日・28日・29日の3試合と、8月11日・12日・13日の3試合で構成された。最初の3連戦はナショナルズが2勝1敗、8月の3連戦はカブスが2勝1敗。結果として年間対戦成績は3勝3敗となった。
2026年3月:カブスの本拠地でナショナルズが先行
開幕カードとなった3月の3連戦は、シカゴのリグレー・フィールドで開催された。
- 3月26日:ナショナルズ10-4カブス
ナショナルズが11安打10得点で勝利。ブラッド・ロードが救援登板で勝利投手となった。カブスの先発マシュー・ボイドは3回2/3を投げて6失点。ナショナルズは4回に6点を奪い、試合の主導権を握った。
- 3月28日:ナショナルズ2-10カブス
カブスが10安打10得点で快勝。ケイド・ホートンが勝利投手となり、ナショナルズの先発マイルズ・マイコラスは敗戦投手となった。
- 3月29日:ナショナルズ6-3カブス
ナショナルズが11安打を記録して勝利。ジェイク・アービンが勝利投手となり、クレイトン・ビーターがセーブを記録した。
この結果、3月の対戦はナショナルズが2勝1敗。敵地でのシリーズを勝ち越して終えた。
2026年8月:カブスの連勝と最終戦の完封劇
8月の3連戦はナショナルズ・パークで開催された。最初の2試合はカブスが連勝し、シリーズ勝ち越しを決めるかに見えたが、最終戦でナショナルズが圧倒的な投手力を見せた。
- 8月11日:カブス8-6ナショナルズ
両チームが合計20安打を放つ打撃戦。カブスはアレックス・ブレグマン、鈴木誠也、ピート・クロウ=アームストロングらが本塁打を記録した。ナショナルズもCJ・エイブラムズやジェイコブ・ヤングらの本塁打で追い上げたが、カブスが逃げ切った。
- 8月12日:カブス12-6ナショナルズ
カブス打線が13安打12得点と爆発。ブレグマンが3本塁打、7打点という際立った成績を残した。ナショナルズも11安打を放ったが、投手陣が失点を重ね、2連敗となった。
- 8月13日:カブス0-7ナショナルズ
ナショナルズが10安打7得点。ケイド・カバリが8回1安打無失点、10奪三振の好投を披露し、カブス打線を封じ込めた。
8月の対戦はカブスが2勝、ナショナルズが1勝。3月と合わせて年間成績は3勝3敗となった。
2026年全6試合の一覧と先発投手
両チームの試合結果と先発投手を
出典:MLB公式試合記録、各試合のボックススコア、2026年シーズン記録。
この一覧から分かるのは、ナショナルズが3月の敵地で勝ち越し、カブスが8月の敵地で勝ち越したという構図だ。どちらか一方が年間を通して優位に立ったわけではない。
【8月13日の速報・詳細】ナショナルズ7対0の勝因はカバリの圧巻投球
2026年のナショナルズ対カブスを象徴する試合が、8月13日のナショナルズ・パークで行われた一戦だ。
カブスが前日まで2連勝していただけに、シリーズ3連勝を狙う展開だった。しかし、ナショナルズの先発ケイド・カバリが予想を上回る投球を見せ、試合の流れを完全に変えた。
カバリは8回1安打、10奪三振
AP通信の試合報道によると、カバリは試合開始から最初の15打者を連続してアウトにした。
6回にはダンズビー・スワンソンに四球を与えたものの、続くマイケル・コンフォートの併殺打で走者を消した。カブスが初安打を記録したのは7回2死。マイケル・ブッシュの左翼前への安打だった。
最終的な投手成績は次の通り。
ナショナルズ
- ケイド・カバリ:8回、被安打1、無失点、10奪三振、2四球
- クレイトン・ビーター:1回、被安打0、無失点、1奪三振
カブス
- ケビン・ゴーズマン:4回2/3、被安打7、6失点、7奪三振、1四球
- アーロン・シバーレ:3回1/3、被安打3、1失点、1奪三振
カバリは完投こそしなかったものの、8イニングを1安打で投げ切った。チームとしてもカブス打線をわずか1安打に抑えている。
7得点の内訳と打撃成績
ナショナルズは4回に先制し、5回に一挙5得点。8回にも追加点を挙げた。
特に5回の攻撃では、アンドレス・オルティスの3ラン本塁打が試合を決定づけた。MLBの試合記録では、この本塁打は414フィートの飛距離と記録されている。
主な打撃成績は以下の通り。
ナショナルズの主な打者
- アンドレス・オルティス:2安打、2得点、3打点、本塁打1本
- ダイラン・クルーズ:2安打、1得点、1打点
- デイレン・ライル:2安打、1得点、1打点
- ジョービット・ビバス:1安打、1得点、1打点
カブスの主な打者
- マイケル・ブッシュ:1安打
- その他の先発打者は無安打
試合全体の打撃・投手成績は、ナショナルズが10安打7得点、カブスが1安打無得点。失策も両チームともに0だった。
8月13日のスタメン
当日の先発打順は次の通りだった。
カブス
1. ピート・クロウ=アームストロング(中堅)
2. 鈴木誠也(右翼)
3. マイケル・ブッシュ(一塁)
4. アレックス・ブレグマン(三塁)
5. イアン・ハップ(左翼)
6. ラミレス(二塁)
7. ダンズビー・スワンソン(遊撃)
8. マイケル・コンフォート(指名打者)
9. ミゲル・アマヤ(捕手)
ナショナルズ
1. CJ・エイブラムズ(遊撃)
2. アンドレス・オルティス(一塁)
3. ジェームズ・ウッド(右翼)
4. デイレン・ライル(左翼)
5. ブレイディ・ハウス(三塁)
6. ジョービット・ビバス(二塁)
7. アンドレス・チャパロ(指名打者)
8. キーバート・ルイーズ(捕手)
9. ピンックニー(中堅)
※打順・守備位置は試合記録に基づく表記。途中交代や守備変更は含まない。
この試合の要点は、単純に7点を取ったことではない。カバリの好投によってカブスの反撃をほぼ完全に封じ、前2試合で失った流れを一気に取り戻したことにある。
【対戦成績を数字で検証】2026年は得点37対37の完全な互角
2026年の6試合を集計すると、興味深い数字が浮かび上がる。
| 比較項目 | ナショナルズ | カブス |
|---|---|---|
| 試合数 | 6 | 6 |
| 勝利数 | 3 | 3 |
| 敗戦数 | 3 | 3 |
| 総得点 | 37 | 37 |
| 総安打数 | 58 | 45 |
| 1試合平均得点 | 約6.17 | 約6.17 |
両チームは6試合で同じ37得点を記録している。一方、安打数ではナショナルズが13本上回った。
この差は、得点効率や試合ごとの大量得点が勝敗に影響したことを考える材料になる。
ナショナルズの特徴:安打数で上回る攻撃
ナショナルズは6試合で58安打を記録。3月26日の10得点や8月13日の7得点など、複数の試合で打線がまとまった得点を挙げている。
一方、8月11日と12日は6得点ずつを記録しながら敗戦。得点を重ねても、それ以上に失点すれば勝利には結びつかないことを示す結果となった。
カブスの特徴:長打と大量得点で試合を動かす
カブスは8月12日に12得点を記録したほか、8月11日も8得点を挙げた。
ブレグマンの3本塁打・7打点という活躍は、その象徴的な例だ。少ない試合数でも、長打が集中したときの攻撃力は非常に大きい。
ただし、8月13日のように相手先発が試合を支配した場合、打線全体が沈黙する展開もあった。
2026年の対戦から見える傾向
今回のシリーズには、次の3つの特徴がある。
1. 本拠地の優位が決定的ではなかった。 3月は敵地のナショナルズ、8月は敵地のカブスがそれぞれシリーズを勝ち越した。
2. 大量得点試合が複数あった。 10得点以上の試合が3試合あり、投手戦だけでは説明できない対戦だった。
3. 最終戦の投手力が結果を左右した。 8月13日はカバリの好投によってカブスの攻撃力が封じられた。
つまり、2026年の両チームは攻撃力に大きな差があったというより、試合ごとの投手の出来と長打の集中度によって勝敗が入れ替わったと分析できる。
【歴代対戦成績】カブスとナショナルズはどちらが優勢なのか
2026年の3勝3敗だけを見ると、両チームの実力差は判断しにくい。そこで、歴代の対戦記録も確認したい。
ここで重要なのが、ワシントン・ナショナルズの球団史だ。
現在のナショナルズは2005年にモントリオールからワシントンへ移転した球団であり、球団の歴史は1969年創設のモントリオール・エクスポズまでさかのぼる。そのため、歴代対戦成績を比較するときは、2005年以降のワシントン時代だけなのか、エクスポズ時代も含む球団フランチャイズ全体なのかを区別する必要がある。
フランチャイズ全体の通算成績
2026年の試合を含む集計では、カブスとナショナルズの通算対戦成績は次のようになっている。
- カブス:323勝340敗1分
- ナショナルズ:340勝323敗1分
- 通算対戦数:664試合
- ポストシーズン:カブス3勝、ナショナルズ2勝
この数字には、ナショナルズの前身であるモントリオール・エクスポズ時代の対戦も含まれる。また、ポストシーズンの5試合も通算記録に含まれている。
レギュラーシーズンだけに限定すると、カブスは320勝338敗1分。歴代ではナショナルズ側の球団フランチャイズが優勢だ。
2017年地区シリーズが歴史的な分岐点
両チームの対戦史を語るうえで外せないのが、2017年10月のナ・リーグ地区シリーズ(NLDS)だ。
当時のカブスは前年の2016年にワールドシリーズを制した王者。対するナショナルズも、ブライス・ハーパーやマックス・シャーザーらを擁する強豪だった。
両チームは5試合を戦い、カブスが3勝2敗でシリーズを制した。
| 試合 | 日付 | 結果 | 勝利チーム |
|---|---|---|---|
| 第1戦 | 10月6日 | カブス 3-0 ナショナルズ | カブス |
| 第2戦 | 10月7日 | カブス 3-6 ナショナルズ | ナショナルズ |
| 第3戦 | 10月9日 | ナショナルズ 1-2 カブス | カブス |
| 第4戦 | 10月11日 | ナショナルズ 5-0 カブス | ナショナルズ |
| 第5戦 | 10月12日 | カブス 9-8 ナショナルズ | カブス |
出典:MLB公式2017年ポストシーズン記録、Baseball-Reference。
最終第5戦は9対8の劇的な決着
2017年の地区シリーズで最も印象的だったのが、第5戦だ。
ナショナルズは2回終了時点で4対1とリード。ダニエル・マーフィーとマイケル・A・テイラーの本塁打などで優位に立った。
しかし、カブスは中盤に反撃。ナショナルズはマックス・シャーザーをリリーフとして投入したものの、5回に守備や投球の乱れも重なり、4失点を許した。
カブスは9対8で逃げ切り、シリーズを制した。MLB公式の振り返りでも、両チームが最後まで激しく競り合ったシリーズとして紹介されている。
この2017年の対戦を知っておくと、2026年の3勝3敗という結果も単なる通常のカード以上の意味を持つ。両チームにはポストシーズンで最後の1勝を争った歴史があるからだ。
【プロの結論】ナショナルズ対カブスはスコアだけでなく投手成績にも注目
2026年の対戦を振り返る際、最も大切なのは勝敗数だけで評価しないことだ。
年間成績は3勝3敗、総得点も37対37。しかし、総安打数はナショナルズが上回り、カブスは特定の試合で長打を集中させることで勝利をつかんだ。
この違いを理解するには、次の観点が役立つ。
速報を見るなら最終スコアとイニング別得点を確認
ナショナルズ対カブスの速報をチェックするときは、最終スコアだけでなく、どのイニングで得点が集中したかを見ると試合の流れが分かりやすい。
例えば、8月12日はカブスが5回と6回に得点を重ね、8月13日はナショナルズが5回に5点を挙げた。
こうした大量得点のタイミングは、試合の勝敗を理解するうえで重要な材料となる。
先発投手だけでなく救援陣も評価する
野球の勝敗は先発投手だけでは決まらない。
3月26日はナショナルズの先発カバリが3回2/3で降板したものの、救援登板したブラッド・ロードが勝利投手になった。
一方、8月13日はカバリが8回まで投げ、救援陣の負担を抑えた。
先発投手の投球回数、被安打、失点、奪三振に加え、救援陣の成績も比較すると、チームの投手力をより正確に評価できる。
打撃成績は安打数と得点の両方を見る
安打が多ければ必ず勝てるわけではない。走者を得点に結びつける能力や、長打のタイミングも大切だ。
2026年はナショナルズが13本多く安打を記録した一方、総得点は同じだった。この数字は、打撃成績を単一の指標だけで判断できないことを示している。
試合を深く分析したい読者には、最終スコア、先発投手、投手リレー、安打数、本塁打、打点の順番で確認する方法がおすすめだ。 勝敗の理由がより明確になる。
【ナショナルズ対カブス】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のナショナルズ対カブスは何勝何敗ですか?
A1:レギュラーシーズン全6試合で、ナショナルズが3勝、カブスが3勝です。3月はナショナルズが2勝1敗、8月はカブスが2勝1敗でした。
Q2:ナショナルズ対カブスの2026年8月13日のスコアは?
A2:ナショナルズが7対0で勝利しました。ケイド・カバリが8回1安打無失点、10奪三振の好投を記録しています。
Q3:2026年の6試合で最も得点した試合は?
A3:8月12日のカブス12対6ナショナルズです。カブスは13安打12得点を記録し、アレックス・ブレグマンが3本塁打7打点と活躍しました。
Q4:ナショナルズとカブスの歴代対戦成績は?
A4:2026年を含むフランチャイズ全体の集計では、カブスが323勝340敗1分、ナショナルズ側が340勝323敗1分です。モントリオール・エクスポズ時代の記録も含まれています。
Q5:2017年のナショナルズ対カブス地区シリーズはどちらが勝ちましたか?
A5:カブスが3勝2敗で勝利しました。最終第5戦は9対8という接戦で、カブスがナショナルリーグ優勝決定シリーズへ進出しました。
Q6:2026年8月13日のナショナルズの先発投手は誰ですか?
A6:ケイド・カバリです。8イニングを投げ、被安打1、無失点、10奪三振という成績でした。
まとめ:2026年は3勝3敗、次の対戦でも投打のバランスに注目
2026年のナショナルズ対カブスは、全6試合を終えて3勝3敗。3月はナショナルズが敵地で勝ち越し、8月はカブスが敵地で先に2連勝したものの、最終戦でナショナルズが7対0の完封勝利を収めた。
特に8月13日のカバリによる8回1安打10奪三振は、今シーズンの対戦を象徴する好投だった。一方、カブスは8月12日の12得点やブレグマンの3本塁打7打点など、爆発力のある攻撃を見せている。
歴代成績ではナショナルズ側の球団フランチャイズがリードし、2017年の地区シリーズではカブスが勝利。両チームには長い対戦の歴史がある。
今後の対戦をチェックする際は、単純な勝敗だけでなく、先発投手の状態、救援陣の負担、長打による得点力、イニングごとの攻防にも注目したい。2026年の3勝3敗という結果は、両チームの攻撃力と投手力が異なる形でぶつかったシーズンをよく表している。