2026年大会の選手枠は、セ・リーグ31人、パ・リーグ31人の計62人。ファン投票と選手間投票で選ばれた選手に、監督選抜とプラスワン選出選手が加わった。
以下は、負傷による辞退と補充を反映した出場メンバーである。NPB公式の選出区分に従い、次の記号を付けた。
- ◎:ファン投票選出
- :選手間投票選出
- ◇:プラスワン投票選出
- 補充:負傷辞退に伴う追加選出
- 記号なし:監督選抜
セ・リーグの出場メンバー
投手(15人)
- 山野太一(ヤクルト)◎
- J.キハダ(ヤクルト)◎
- 髙橋遥人(阪神)
- R.ドリス(阪神)
- 東克樹(DeNA)
- S.レイノルズ(DeNA)
- 田中瑛斗(巨人)
- 船迫大雅(巨人)補充
- 井上温大(巨人)
- 大野雄大(中日)
- 松山晋也(中日)
- 岡本駿(広島)
- 遠藤淳志(広島)補充
- 清水昇(ヤクルト)
- 星知弥(ヤクルト)
捕手(4人)
- 古賀優大(ヤクルト)◎
- 坂本誠志郎(阪神)
- 大城卓三(巨人)
- 坂倉将吾(広島)
内野手(8人)
- 大山悠輔(阪神)◎
- 中野拓夢(阪神)◎
- 佐藤輝明(阪神)◎
- 村松開人(中日)◎
- 長岡秀樹(ヤクルト)
- 牧秀悟(DeNA)
- 坂本勇人(巨人)◇
- 浦田俊輔(巨人)
外野手(4人)
- 森下翔太(阪神)◎
- 細川成也(中日)◎
- 増田珠(ヤクルト)◎
- T.キャベッジ(巨人)
セ・リーグは阪神勢の存在感が際立った。特に大山悠輔、中野拓夢、佐藤輝明はファン投票と選手間投票の両方で選ばれている。
また、森下翔太と細川成也も両部門で選出され、ファンからの支持と選手からの評価を同時に獲得した。
パ・リーグの出場メンバー
投手(13人)
- 伊藤大海(日本ハム)◎
- 鈴木昭汰(ロッテ)◎
- A.マチャド(オリックス)◎
- 大津亮介(ソフトバンク)
- R.オスナ(ソフトバンク)
- 北山亘基(日本ハム)
- A.エスピノーザ(オリックス)
- 椋木蓮(オリックス)
- 藤平尚真(楽天)
- 髙橋光成(西武)
- 岩城颯空(西武)
- 平良海馬(西武)
- 横山陸人(ロッテ)
捕手(2人)
- 田宮裕涼(日本ハム)◎
- 若月健矢(オリックス)
内野手(8人)
- 清宮幸太郎(日本ハム)◎
- T.ネビン(西武)
- 小川龍成(ロッテ)◎
- 滝澤夏央(西武)
- 栗原陵矢(ソフトバンク)◎
- 水野達稀(日本ハム)◎
- 村林一輝(楽天)
- 太田椋(オリックス)
外野手(7人)
- 万波中正(日本ハム)◎
- 西川史礁(ロッテ)◎
- 周東佑京(ソフトバンク)◎
- 近藤健介(ソフトバンク)
- 柳田悠岐(ソフトバンク)◇
- 西川龍馬(オリックス)
- 辰己涼介(楽天)
指名打者(1人)
- F.レイエス(日本ハム)◎
パ・リーグでは日本ハムの万波中正、ソフトバンクの周東佑京、ロッテの西川史礁らがファン投票で選ばれた。
また、栗原陵矢とF.レイエスはファン投票・選手間投票の双方で選出。攻守にわたる評価を集めた選手たちが顔をそろえた。
なお、上記は選手の出場枠であり、監督・コーチは別枠となる。NPB公式の出場者一覧では、選出回数や選出方法も確認できる。
【選出内訳を検証】ファン投票・選手間投票・監督選抜・プラスワンの違い
2026年大会のメンバー選考は、単純な人気投票だけでは決まらない。
ファンの支持を反映するファン投票、現役選手が評価する選手間投票、監督がチーム構成を考慮して選ぶ監督選抜、最後にファンがもう一度選ぶプラスワン投票という4段階で構成されている。
2026年の選出人数と選考方法
| 選出方法 | セ・リーグ | パ・リーグ | 選考の仕組み |
|---|---|---|---|
| ファン投票 | 11人 | 12人 | ポジション別の最多得票者 |
| 選手間投票 | 9人 | 10人 | 現役選手による投票 |
| 監督選抜 | 調整枠 | 調整枠 | 監督が残りの30人枠を選出 |
| プラスワン | 1人 | 1人 | 追加のファン投票 |
| 合計 | 31人 | 31人 | 各リーグ31人 |
※監督選抜の人数は、ファン投票と選手間投票の重複を考慮して決まる。プラスワンを除く30人枠を先に構成する仕組みだ。
2026年ファン投票結果の注目ポイント
ファン投票は5月21日から6月28日まで実施された。
NPBが公表した最終結果によると、投票総枚数は278万1,174枚。有効投票は277万1,037枚、無効投票は1万137枚だった。
注目したいのは、両リーグの得票上位選手だ。
セ・リーグ
- 佐藤輝明:736,620票(三塁手)
- 森下翔太:790,498票(外野手)
- 大山悠輔:623,364票(一塁手)
- 中野拓夢:487,270票(二塁手)
- 村松開人:500,283票(遊撃手)
パ・リーグ
- 万波中正:650,809票(外野手)
- F.レイエス:612,882票(指名打者)
- 栗原陵矢:611,335票(三塁手)
- 田宮裕涼:515,263票(捕手)
- 小川龍成:468,100票(二塁手)
セ・リーグでは佐藤輝明が三塁手部門で73万票を超える支持を集め、外野手部門では森下翔太が79万票を超えた。
パ・リーグでは万波中正が外野手部門のトップ。日本ハムの強打者F.レイエスも指名打者部門で最多得票となった。
2026年の選手間投票結果は?
選手間投票は、12球団の支配下登録選手全員が参加する制度だ。
ファン投票と異なり、実際に対戦する選手たちが評価する点が特徴。打撃成績だけでなく、守備、走塁、投球内容など、現場で感じる能力が反映される。
2026年の投票結果では、セ・リーグの髙橋遥人が投手部門で275票を獲得。捕手部門では阪神の坂本誠志郎が125票で1位となった。
パ・リーグでは、若月健矢が捕手部門で156票、T.ネビンが一塁手部門で288票、滝澤夏央が二塁手部門で176票を集めた。
特に注目したいのは、ファン投票と選手間投票の結果が必ずしも一致しないことだ。
例えば、パ・リーグの捕手部門ではファン投票1位の田宮裕涼に対し、選手間投票では若月健矢が1位となった。
両者は異なる選考枠から選ばれており、同じポジションでも評価する側によって支持が分かれたことが分かる。
プラスワン投票で柳田悠岐が選出
2026年のプラスワン投票では、パ・リーグから福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐が選ばれた。
投票結果は次の通り。
- パ・リーグ1位:柳田悠岐 31,180票
- パ・リーグ2位:正木智也 8,923票
- セ・リーグ1位:坂本勇人 30,684票
- セ・リーグ2位:勝又温史 10,547票
柳田は2位に大きな差をつけて選出された。
今回の選出によって、柳田は自身11回目のオールスター選出となった。球界を代表するベテラン外野手が、改めてファンからの支持を示した形だ。
一方、セ・リーグでは巨人の坂本勇人がプラスワン枠を獲得。15回目の選出となり、経験豊富なスター選手が最後の追加枠に入った。
プラスワン投票は、ファン投票・選手間投票・監督選抜で選ばれなかった選手を対象に、各リーグ1人ずつ選ぶ制度である。
【出場辞退と補充選手】大勢・T.ハーンの負傷による変更
2026年大会では、当初選出された選手のうち2人がけがによって出場を辞退した。
NPBは7月24日と26日に相次いで選手変更を発表。いずれもセ・リーグの投手で、同じ球団から補充選手が選ばれた。
大勢の辞退と船迫大雅の補充
読売ジャイアンツの大勢は、右肘関節痛のため出場を辞退した。
大勢はファン投票で中継投手部門の1位に選ばれ、505,286票を獲得。3回目のオールスター選出となっていた。
その代わりに選ばれたのが、同じ巨人に所属する船迫大雅だ。
船迫にとっては初めてのオールスター選出。シーズン中の活躍が評価され、球宴出場の機会を得た。
T.ハーンの辞退と遠藤淳志の補充
広島東洋カープのT.ハーンは、右腹斜筋損傷のため辞退となった。
NPBは7月26日に変更を発表し、補充選手として同じ広島の遠藤淳志を選出した。
遠藤も初選出であり、球団から新たな代表選手が送り出される形になった。
今回の変更を整理すると、次のようになる。
| 辞退選手 | 所属球団 | 辞退理由 | 補充選手 |
|---|---|---|---|
| 大勢 | 巨人 | 右肘関節痛 | 船迫大雅 |
| T.ハーン | 広島 | 右腹斜筋損傷 | 遠藤淳志 |
藤川球児と小久保裕紀が両リーグを率いる
2026年大会の監督は、セ・リーグが阪神の藤川球児、パ・リーグがソフトバンクの小久保裕紀だった。
NPBの開催要項では、前年のリーグ優勝チームの監督がオールスターの指揮を執る仕組みとなっている。
コーチ陣は次の通り。
- セ・リーグ:相川亮二、橋上秀樹
- パ・リーグ:新庄剛志、岸田護
監督選抜は単なる人気や知名度だけでなく、チーム全体のバランスを考慮する選考枠だ。ポジションにこだわらず選出できるため、投手陣の構成や野手の層を補う役割も担っている。
【2026年オールスター試合結果】先発メンバーとMVPを振り返る
2026年のオールスターは2試合とも接戦となった。
第2戦|7月29日・富山市民球場
NPB公式試合結果による
第1戦の先発メンバー
第1戦のスターティングメンバーは次の通りだった。
セ・リーグ
1. 坂本勇人(DH)
2. 佐藤輝明(右翼)
3. 牧秀悟(一塁)
4. 森下翔太(中堅)
5. 坂倉将吾(三塁)
6. 細川成也(左翼)
7. 村松開人(遊撃)
8. 古賀優大(捕手)
9. 中野拓夢(二塁)
先発投手:山野太一
パ・リーグ
1. 万波中正(右翼)
2. 周東佑京(中堅)
3. 近藤健介(左翼)
4. F.レイエス(DH)
5. 栗原陵矢(三塁)
6. T.ネビン(一塁)
7. 水野達稀(遊撃)
8. 田宮裕涼(捕手)
9. 小川龍成(二塁)
先発投手:伊藤大海
試合では両軍合わせて28安打、5本塁打が飛び出した。
パ・リーグは万波中正が4安打2打点の活躍を見せ、終盤には西川史礁と村林一輝が本塁打を記録。セ・リーグも佐藤輝明、細川成也、大山悠輔が本塁打を放ったが、パ・リーグが7対5で逃げ切った。
第1戦のMVPには万波中正が選ばれた。
第2戦はセ・リーグが1点差で勝利
第2戦は富山市民球場で開催された。
先発投手はセ・リーグが阪神の髙橋遥人、パ・リーグがオリックスのA.エスピノーザ。
試合は両チームが得点を重ねる展開となり、最終的にセ・リーグが8対7で勝利した。
この試合で際立った活躍を見せたのが細川成也だ。
細川は5打数3安打、3打点、2本塁打を記録。試合の流れを左右する長打を放ち、第2戦の最優秀選手賞に選ばれた。
敢闘選手賞は岡本駿、大城卓三、柳田悠岐の3人。柳田は試合中に3ランホームランを放ち、マイナビドリーム賞も受賞している。
細川成也がホームランダービーも制覇
2026年大会の象徴的な活躍となったのが、細川成也のホームランダービー優勝だ。
決勝戦は中日の細川と阪神の佐藤輝明の対戦となり、細川が3本対2本で勝利した。
ホームランダービーには両リーグから選ばれたスラッガーが参加。セ・リーグからは佐藤輝明、森下翔太、牧秀悟、細川成也、パ・リーグからはF.レイエス、栗原陵矢、万波中正、近藤健介が出場した。
細川はホームランダービー優勝に続き、第2戦でも2本塁打を記録。MVPとの二冠を達成した。
ホームランダービー優勝と試合MVPを同じ大会で獲得したことが、2026年のオールスターを象徴する出来事となった。
【プロの結論】2026年のオールスターから見える選手評価の面白さ
2026年のメンバー構成と試合結果を振り返ると、オールスターには通常の公式戦とは異なる3つの評価軸が存在する。
1. ファン投票は人気とシーズンの注目度を映す
ファン投票で上位に入ることは、選手の知名度だけでなく、シーズン中の活躍やファンとの接点が評価された結果でもある。
2026年は佐藤輝明や森下翔太、万波中正といった打撃面で注目を集める選手が高い支持を得た。
ただし、得票数は純粋な実力ランキングではない。ポジションごとの競争や投票時期、ファンの応援傾向も反映される。
2. 選手間投票は現場の評価を知る手掛かり
選手間投票の面白さは、対戦相手や同じリーグの選手が評価する点にある。
ファン投票で上位ではなくても、選手間投票で選ばれる選手がいる。
若月健矢やT.ネビン、髙橋遥人などの選出は、異なる視点からの評価を知る材料となった。
3. 監督選抜と補充選手にも注目する
オールスターは人気選手を集めるだけのイベントではない。
監督選抜では、投手の人数や守備位置、チーム全体のバランスを考えた選考が行われる。
また、けがによる辞退が生じた場合には補充選手が選ばれる。今回の船迫大雅と遠藤淳志のように、初選出の選手が大舞台に立つ機会にもつながる。
オールスターのメンバーを正確に把握するなら、ファン投票の順位だけで判断せず、選手間投票・監督選抜・プラスワン・補充選手まで確認することがポイントだ。
【オールスター野球メンバー2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のオールスター野球メンバーは何人?
A1:選手はセ・リーグ31人、パ・リーグ31人の合計62人。各リーグの監督やコーチは別枠で編成された。
Q2:2026年のオールスターで柳田悠岐は選ばれた?
A2:選ばれた。パ・リーグのプラスワン投票で31,180票を獲得し、出場権を獲得した。自身11回目の選出となった。
Q3:大勢とT.ハーンの代わりに選ばれた選手は誰?
A3:大勢の代わりに巨人の船迫大雅、T.ハーンの代わりに広島の遠藤淳志が選ばれた。
Q4:2026年のオールスターMVPは誰?
A4:第1戦は日本ハムの万波中正、第2戦は中日の細川成也。特に細川はホームランダービーでも優勝し、二冠を達成した。
Q5:2026年のオールスターはどこで開催された?
A5:第1戦は7月28日に東京ドーム、第2戦は7月29日に富山市民球場(アルペンスタジアム)で開催された。
Q6:2026年のオールスターはどちらのリーグが勝ち越した?
A6:1勝1敗で引き分けとなった。第1戦はパ・リーグが7対5、第2戦はセ・リーグが8対7で勝利している。
まとめ:オールスター野球メンバー2026は選出方法と試合結果まで確認しよう
2026年のマイナビオールスターゲームは、セ・リーグとパ・リーグから各31人が選ばれ、東京ドームと富山市民球場で2試合が開催された。
選出面では、ファン投票・選手間投票・監督選抜に加え、プラスワン投票で柳田悠岐と坂本勇人が選ばれたことが注目ポイントだ。
また、大勢とT.ハーンの負傷辞退に伴い、船迫大雅と遠藤淳志が補充選手として初選出された。
試合ではパ・リーグが第1戦、セ・リーグが第2戦を制し、細川成也がホームランダービー優勝と第2戦MVPを獲得。2026年大会を代表する活躍を残した。
出場選手の正式な選出区分、辞退・補充の履歴、個人成績や試合結果を確認する際は、日本野球機構(NPB)の2026年公式記録が最も確実な情報源となる。
今後、過去大会との比較や選手の選出回数を調べる際にも、投票結果と実際の出場記録を分けて確認すると、より正確にオールスターの歴史を追うことができる。