刑事ドラマ「相棒」シリーズに出演してきた俳優・加藤清史郎。実は、初出演は子役時代のseason11第18話「BIRTHDAY」で、その後season16、season23、season24と、異なる役柄や同じキャラクターの成長を通じて作品に関わっている。
特に注目されるのが、season16第19話「少年A」で演じた高田創だ。無戸籍の少年として杉下右京と出会った人物が、season23では警察官に、season24では念願の刑事へと成長した。2025年10月29日放送のseason24第3話「警察官B」は、加藤にとって4度目の「相棒」出演となった。2026年11月現在の活動も含め、出演回と人物関係を時系列で整理する。
【結論】加藤清史郎の「相棒」出演は4回!全出演回を一覧で紹介

加藤清史郎の「相棒」出演は、2025年10月29日放送のseason24第3話を含めて4回。テレビ朝日系列の番組情報や、2025年10月29日に公開されたテレ朝POSTの記事でも、season24への出演が4度目と紹介されている。
ただし、ここで押さえておきたいのが「出演回数」と「放送されたエピソード数」の違いだ。season23では「警察官A」が第1話・第2話の前後編で放送されたため、実際に出演した放送回を数えると5話になる。
また、役柄も2種類に分かれる。season11では鷲尾隼人という少年を演じ、season16以降は高田創という同一人物を演じ続けている。
つまり、加藤の出演歴は単純なゲスト出演の繰り返しではない。別の人物としての初出演を経て、過去に演じたキャラクターが数年後に再登場し、人生の続きを描かれるという特徴がある。
【出演歴・年表】season11からseason24までの5エピソードを整理
加藤清史郎の出演歴を時系列で並べると、子役時代から現在までの変化がよく分かる。以下はテレビ朝日の各シーズン公式ストーリーと出演情報をもとに整理した一覧だ。
| シーズン・放送日 | エピソード | 役名・立場 | 出演歴 |
|---|---|---|---|
| season11 第18話 2013年3月13日 |
BIRTHDAY | 鷲尾隼人 12歳の少年 |
1回目・初出演 |
| season16 第19話 2018年3月7日 |
少年A | 高田創 無戸籍の少年 |
2回目 |
| season23 第1話 2024年10月16日 |
警察官A 前編 |
高田創 地域課の警察官 |
3回目・前後編 |
| season23 第2話 2024年10月23日 |
警察官A 後編 |
高田創 地域課の警察官 |
|
| season24 第3話 2025年10月29日 |
警察官B | 高田創 麹町中央署の刑事 |
4回目 |
この一覧で重要なのは、season16からseason24まで、高田創という人物が一貫して加藤清史郎によって演じられている点だ。
season16からseason23までは約6年半の時間が流れている。season23からseason24までは約1年。作品内の時間経過と俳優自身の成長が重なることで、登場人物の変化にも説得力が生まれている。
また、season23の前後編は別々の放送回ではあるものの、加藤の出演歴としては同じ「警察官A」のエピソードであり、4度目ではなく3度目の登場に当たる。
【初出演】season11第18話「BIRTHDAY」の鷲尾隼人とは?
加藤清史郎が「相棒」に初めて出演したのは、2013年3月13日放送のseason11第18話「BIRTHDAY」だ。
この回で演じたのは、鷲尾隼人という12歳の少年。財務省に勤務する官僚・鷲尾武弘と、その妻・美鈴の息子という設定だった。
12歳の誕生日に姿を消した少年
物語では、隼人が12歳の誕生日を迎える日に家へ帰らなくなり、両親が交番に通報するところから事件が動き始める。
隼人の誕生日を祝うため、家庭では華やかなパーティーが準備されていた。しかし、少年が帰宅しないという出来事をきっかけに、右京たちは家庭の状況や周辺で起きている複数の出来事に目を向けることになる。
このエピソードでは、老婆の失踪、少年の行方不明、強盗殺人容疑者の逃走という、一見関係のない出来事が並行して描かれる。
脚本を担当したのは古沢良太、監督は橋本一。公式ストーリーには加藤清史郎のほか、左時枝、榊英雄らがゲスト出演者として掲載されている。
子役時代の出演が後の再登場につながった?
「BIRTHDAY」と後年の高田創の物語は、役柄として直接つながっているわけではない。鷲尾隼人と高田創は別の人物である。
そのため、season11の隼人がそのまま成長して警察官になったという理解は誤りだ。
一方、加藤自身にとっては、11歳のときに出演した作品へ、16歳、23歳、24歳の時期に異なる形で戻ってきたことになる。2025年のテレ朝POST掲載インタビューでも、加藤は子役時代から続く「相棒」との縁について振り返っている。
【高田創の原点】season16第19話「少年A」で描かれた壮絶な過去
加藤清史郎が現在の高田創を初めて演じたのは、2018年3月7日放送のseason16第19話「少年A」だ。
ここから始まる高田創の物語は、season23、season24へと続く重要な人物エピソードになっている。
本当の名前を隠して生きていた少年
「少年A」では、ホステスの女性が自宅マンションで殺害される事件が発生する。
捜査を進める杉下右京と冠城亘は、現場付近で不審な少年を目撃する。その少年は暴力団員風の男たちから脅されており、右京たちから事情を聞かれても、自分の素性を明かそうとしない。
少年は、山田学や松野聖など、複数の名前を使い分けていた。実際には無戸籍の少年であり、闇金で荒稼ぎする半グレ集団から脅され、犯罪に協力させられていたという背景が明らかになる。
加えて、少年は親から十分な養育を受けられない環境で、弟と妹を守るために生きていた。自分の将来よりも、日々を生き抜くことを優先せざるを得なかった人物だった。
杉下右京との出会いが高田創の人生を変えた
このエピソードの大きな転換点は、右京が少年の抱えてきた事情を理解し、これからの人生に目を向けるよう語りかける場面だ。
右京は、少年の表情から、誰にも頼れないと思い込んでいる心情を見抜く。そして、これまでのように今日一日を生き延びるだけではなく、明日を生きることを考えてほしいという趣旨の言葉を伝える。
その言葉を受け、少年はようやく自分の本当の名前を明かす。彼の名前は高田創(たかだ・はじめ)だった。
その後、高田は児童養護施設で暮らすことになる。事件の解決だけでなく、一人の少年が新しい人生を始めるきっかけが描かれたエピソードだ。
テレ朝POSTが2024年10月15日に公開した振り返り記事でも、このseason16第19話が高田創の初登場回として紹介されている。
【警察官への転身】season23第1話・第2話「警察官A」で高田創が帰還
season16の「少年A」から約6年半後、2024年10月16日放送のseason23初回拡大スペシャル「警察官A」で、高田創が再登場した。
右京と亀山薫が事件を追う中、かつて出会った少年が、今度は警察官として現れる。加藤清史郎が再び高田創を演じること自体が、物語の大きな見どころとなった。
交番勤務の警察官として右京と再会
season23での高田は、地域課に所属する警察官として勤務している。警察官になった動機として公式ストーリーが示しているのは、杉下右京への憧れだ。
議員殺害事件の現場付近で不審な人物を目撃した高田は、その情報を右京と亀山に伝える。かつて事件に巻き込まれていた少年が、今度は警察官として事件の解決に関わる立場になったのだ。
第1話では、同じ交番で勤務する先輩・仁科との良好な関係も描かれ、警察官としての生活に馴染んでいる様子が伝わってくる。
第2話では右京の捜査手法を学ぶ
2024年10月23日放送の第2話では、総理大臣を狙った爆破テロが発生し、議員殺害事件と絡み合う大きな事件へと展開する。
この中で高田は、右京と亀山に議員殺害事件の現場へ同行してほしいと頼む。右京の捜査手法を実際に学びたいという思いがあったからだ。
これは、単に憧れの人物と再会したというだけではない。かつて自分の人生を変えるきっかけを与えてくれた人物から、警察官としての知識や考え方を吸収しようとする姿勢が表れている。
また、高田は事件の捜査中に亀山と行動を共にし、危険な状況にも直面する。警察官としての経験を積みながら、特命係との関係を深めていく重要な前後編となった。
【刑事に成長】season24第3話「警察官B」で高田創が4度目の登場
2025年10月29日放送のseason24第3話「警察官B」は、加藤清史郎にとって4度目の「相棒」出演となったエピソードだ。
season23で警察官として登場した高田創は、今回、念願だった刑事に転属している。所属は麹町中央署。交番勤務の警察官から、事件捜査を担当する刑事へと立場が変わった。
警察官Aから警察官Bへ、そして刑事へ
今回のタイトルは「警察官B」。season23の「警察官A」に続く名称だが、物語の中心となる高田の立場にも変化がある。
season23では交番勤務の警察官として右京たちと再会した高田が、season24では刑事として事件の捜査に参加する。
テレビ朝日の公式ストーリーでは、高田は右京への憧れから警察官になり、交番勤務を経て念願の刑事に転属した人物として紹介されている。
元刑事殺害事件で特命係と共闘
「警察官B」で発生するのは、元刑事の女性が殺害される事件だ。
被害者は半年前まで、ある暴行事件を担当していた。しかし、その事件で執行猶予付きの判決を受けた男から逆恨みされ、警察を退職せざるを得なくなったという背景がある。
高田は被害者の元同僚刑事と即席のコンビを組み、事件の捜査に乗り出す。被害者のマンションをうかがう不審な男に職務質問を行うなど、刑事として自ら判断し、行動する姿が描かれる。
一方、右京と亀山も独自の捜査を進め、遺体の痕跡から被害者と関係の深い人物にたどり着く。複数の容疑者が浮上する中で、高田と特命係がそれぞれの立場から真相に迫っていく。
加藤清史郎本人も4度目の出演を喜ぶ
2025年10月29日のテレ朝POST掲載インタビューで、加藤は高田創として再び「相棒」の世界に参加できることへの喜びを語っている。
season11では11歳で鷲尾隼人を演じ、season16では16歳で高田創を演じた。その後、season23では警察官として、season24では刑事として同じ高田創を演じている。
特にseason23への復帰後には大きな反響があったと振り返り、高田創という人物を演じ続けてきたことへの手応えも明かしている。
また、刑事になった高田がどのような姿を見せるのか、繊細な心の動きや鋭い一面にも注目してほしいという趣旨のメッセージを寄せた。
【人物分析】高田創が刑事に成長した理由と杉下右京との関係
高田創の物語を理解するうえで重要なのが、なぜ彼が警察官を目指したのか、そして右京との関係がどのように変化したのかという点だ。
高田創が警察官になった最大の理由は右京への憧れ
高田が警察官になった理由は、テレビ朝日のseason23・season24公式ストーリーで明示されている。きっかけとなったのは、season16での右京との出会いだ。
少年時代の高田は、戸籍がないという事情を抱え、周囲から脅されながら犯罪に関わらざるを得ない環境に置かれていた。自分の名前さえ簡単には明かせない生活を送っていた人物である。
そんな彼に右京は、過去の苦しみだけに縛られず、これからの人生を考えるよう促した。
高田はその出会いを人生の転機として、新しい生活を始める。その後、右京への憧れを抱き、警察官という道を選んだ。
なお、警察官になるための具体的な試験過程や、刑事課への異動に関する詳細な経緯までは、公式の各話あらすじでは説明されていない。作品上で明らかなのは、交番勤務を経験した後、本人が望んでいた刑事への転属を実現したという点だ。
杉下右京と高田創は師弟のような関係なのか
右京と高田の関係は、一般的な警察組織の上司と部下とは異なる。
右京は高田の人生を変えた人物であり、高田にとっては警察官として目指すべき存在でもある。season23で捜査手法を学びたいと申し出た場面からも、その尊敬の念が読み取れる。
ただし、2人が正式な師弟関係や固定の捜査バディになったわけではない。高田は自分の所属する警察署で勤務する刑事であり、右京は特命係の刑事だ。
season24では、高田が自分自身の捜査相手や同僚との関係を築きながら、特命係と協力する姿が描かれた。これは右京に助けられた少年が、今度は自分の判断で事件に向き合える人物になったことを示している。
高田創の成長を読み解く3つのポイント
高田の変化は、単に職業が変わったという話ではない。次の3点に注目すると、season16からseason24までの物語がより理解しやすくなる。
1. 自分の名前を取り戻したこと。「少年A」では本名を隠していた高田が、右京との出会いを経て自分の名前を明かした。人物としての出発点がここにある。
2. 助けられる側から助ける側になったこと。season23では警察官として事件に関わり、season24では刑事として被害者や事件関係者に向き合う。過去の自分とは違う立場で社会に関わるようになった。
3. 憧れを自分の仕事に変えたこと。右京を尊敬するだけでなく、その捜査手法を学び、自分自身の判断で事件を追うようになった。ここに高田創という人物の成長が表れている。
こうして振り返ると、高田創は「相棒」の中でも、過去のゲストキャラクターの人生を継続的に描くという点で印象的な存在だ。過去の事件が単発で終わらず、その後の人生にまでつながっていることが、再登場の価値を高めている。
【2026年最新】加藤清史郎の現在の活動と今後の出演予定
2026年11月5日現在、加藤清史郎は25歳。2001年8月4日生まれで、所属事務所の研音が公開している公式プロフィールには、テレビドラマ、映像作品、舞台など幅広い活動が掲載されている。
2026年の主な出演作品
2026年4月には、読売テレビ・日本テレビ系の木曜ドラマ「君が死刑になる前に」に出演。坂部琥太郎役を演じ、Huluではオリジナルストーリーにも登場した。
6月30日から9月8日までは、フジテレビ系・FODで展開されたドラマ「スピナーベイト」で主演を務め、三井宏太役を演じた。
加えて、10月13日からはNHKドラマ10「会社員」に出演。寺田一輝役として、2026年秋のドラマでも活動を続けている。
12月には舞台「ミノタウロスの皿」に出演予定
舞台分野では、藤子・F・不二雄の短編漫画を原作とする「ミノタウロスの皿」への出演が発表されている。
研音の公式発表によると、東京公演は2026年12月10日から28日まで、新国立劇場・小劇場で上演予定。加藤は乗組員役を務める。
また、9月13日には「古川雄大 The Greatest Concert vol.3-Man of the Stage-」にゲスト出演した。
これらの活動から見えてくるのは、子役時代のイメージだけにとどまらず、ドラマの主演、舞台、ミュージカルなど、表現の場を広げている現在の姿だ。
「相棒」で高田創を演じた経験も、子役から大人の俳優へと活動の幅を広げてきた加藤のキャリアを考えるうえで、印象的な仕事の一つとなっている。
【よくある質問】相棒と加藤清史郎の出演歴に関するFAQ
Q1:加藤清史郎は「相棒」に何回出演していますか?
A1:2025年10月29日放送のseason24第3話までで、出演は計4回です。season23の「警察官A」は前後編の2話構成なので、放送エピソード数では合計5話になります。
Q2:加藤清史郎が初めて出演した「相棒」は何話ですか?
A2:2013年3月13日放送のseason11第18話「BIRTHDAY」です。鷲尾隼人という12歳の少年を演じました。
Q3:高田創はどのような経緯で刑事になったのですか?
A3:season16第19話「少年A」で無戸籍の少年として登場し、右京との出会いを経て新しい人生を歩み始めました。その後、右京への憧れから警察官になり、season23では地域課の警察官、season24では麹町中央署の刑事として再登場しています。
まとめ:加藤清史郎と高田創の物語はseason24で新たな段階へ
加藤清史郎の「相棒」出演歴は、season11第18話「BIRTHDAY」から始まり、season16第19話「少年A」、season23第1話・第2話「警察官A」、season24第3話「警察官B」へと続いてきた。
出演回数は4回、放送されたエピソードは合計5話。鷲尾隼人としての初出演を除けば、高田創という一人の人物を3度にわたって演じている。
特に高田創の物語は、無戸籍の少年が右京との出会いを通じて人生を立て直し、警察官となり、やがて刑事へと成長する過程を描いたものだ。
注目したいのは、右京に救われた人物が、今度は自ら事件の真相を追い、誰かを守る側に立っていること。単なる懐かしいゲストの再登場ではなく、過去のエピソードを現在の物語へつなげる仕掛けになっている。
2026年の加藤清史郎は、テレビドラマや舞台などで活動の幅を広げている。今後、高田創が再び「相棒」に登場するかどうかは公式発表を待つ必要があるが、season24までに描かれた人物の歩みは、シリーズの中でも印象深い成長物語として残っている。
過去の出演回を振り返るなら、season16「少年A」からseason23「警察官A」、season24「警察官B」の順に視聴すると、高田創の人生の変化と杉下右京との関係をより深く楽しめる。
主な情報確認資料: テレビ朝日「相棒」各シーズン公式ストーリー、テレ朝POSTの高田創関連記事、所属事務所・研音の公式プロフィールおよび出演情報。