1990年代を代表する海外青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書』。ブランドン・ウォルシュとブレンダ・ウォルシュの双子を中心に、ディラン、ケリー、ドナ、スティーブ、デビッド、アンドレアらが繰り広げる恋愛、友情、家族の葛藤は、日本でも大きな人気を集めた。演じた俳優たちは、その後も映画やドラマ、舞台、プロデュースなど幅広い分野で活躍している。
2026年11月現在、注目されるのは、ジェイソン・プリーストリーやジェニー・ガースらの現在の活動だけではない。ルーク・ペリーとシャナン・ドハーティーの訃報、トリ・スペリングとブライアン・オースティン・グリーンの新プロジェクト、さらに日本語吹き替え版の声優陣による約20年ぶりの再共演も話題になっている。主要キャストの俳優名、役名、吹き替え声優、全10シーズンの変遷まで整理する。
【まず押さえたい】ビバリーヒルズ高校白書とは?全10シーズンの基本情報

『ビバリーヒルズ高校白書』の原題は『Beverly Hills, 90210』。アメリカのFOXで1990年10月4日に放送が始まり、2000年5月17日の最終回まで、全10シーズンにわたって続いた青春ドラマである。
企画を手がけたのはダーレン・スター、製作総指揮にはアーロン・スペリングらが参加した。単なる学園恋愛ドラマにとどまらず、裕福な家庭の子どもたちが暮らすビバリーヒルズを舞台に、家庭環境の違い、経済格差、人種差別、薬物、性、恋愛、進路など、当時のアメリカ社会が抱える問題も描いた。
「高校白書」と「青春白書」は別作品ではない
日本で視聴する際に間違えやすいのが、タイトルの違いだ。
アメリカでは全編を通して『Beverly Hills, 90210』という同一タイトルで放送された。一方、日本では登場人物の成長に合わせて、シーズン1~3を『ビバリーヒルズ高校白書』、シーズン4~10を『ビバリーヒルズ青春白書』として紹介してきた。
つまり、青春白書は別の続編ドラマではなく、高校卒業後の大学生活や社会人生活を描く同じシリーズの後半部分である。
物語の出発点はミネソタからの転校
主人公は、アメリカ中西部のミネソタからカリフォルニア州ビバリーヒルズに引っ越してきた双子のブランドンとブレンダ。裕福な家庭の子どもが集まるウエスト・ビバリー高校で、新しい友人たちと出会う。
華やかな高級住宅街という舞台設定とは対照的に、登場人物たちはそれぞれ複雑な家庭事情や個人的な悩みを抱えている。このギャップが作品の大きな魅力となった。
日本でも1990年代に社会現象となり、登場人物のファッションやヘアスタイルは「ビバカジ」と呼ばれるカルチャーとして親しまれた。
【完全版】主要キャスト一覧!役名・俳優・日本語吹き替え声優
ビバリーヒルズ高校白書の中心となるのは、ブランドンとブレンダの双子を取り巻く7人の仲間たち。俳優本人の魅力に加えて、日本語版では個性的な声優陣の演技も作品の人気を支えた。
以下は、パラマウント・ジャパンが公開しているシーズン1のDVD公式キャスト情報をもとにした主要8人の一覧である。
| 登場人物 | 俳優 | 日本語吹き替え声優 | 役柄・特徴 |
|---|---|---|---|
| ブランドン・ウォルシュ | ジェイソン・プリーストリー | 中原茂 | 正義感の強い双子の兄 |
| ブレンダ・ウォルシュ | シャナン・ドハーティー | 小金沢篤子 | 感情豊かで芯の強い双子の妹 |
| ディラン・マッケイ | ルーク・ペリー | 小杉十郎太 | 孤独を抱える反抗的な青年 |
| ケリー・テイラー | ジェニー・ガース | 松本梨香 | 華やかで複雑な恋愛を経験する女性 |
| スティーブ・サンダース | アイアン・ジーリング | 堀内賢雄 | 裕福な家庭に育った陽気な青年 |
| ドナ・マーティン | トリ・スペリング | 安達忍 | 優しく純粋なケリーの親友 |
| デビッド・シルバー | ブライアン・オースティン・グリーン | 佐々木望 | 音楽に情熱を注ぐ青年 |
| アンドレア・ザッカーマン | ガブリエル・カーテリス | 水谷優子 | 優秀でジャーナリズムに関心を持つ学生 |
ブランドン・ウォルシュ:ジェイソン・プリーストリー
ブランドンは物語の中心となる人物で、ブレンダの双子の兄。正義感が強く、困っている人を放っておけない優等生タイプだ。
演じたジェイソン・プリーストリーは、作品の人気を牽引した中心的な存在。俳優としてだけでなく、シリーズの監督も務め、制作側にも関わるようになった。ブランドンの真面目さと人間らしい迷いを表現したことで、視聴者から長く親しまれた。
日本語吹き替えは中原茂。テンポの速いセリフ回しもブランドンの印象を形づくっている。
ブレンダ・ウォルシュ:シャナン・ドハーティー
ブレンダはブランドンの双子の妹。恋愛にも友情にも真剣で、自分の信念を簡単には曲げない性格だ。
ディランとの恋愛やケリーとの関係など、シリーズ序盤の重要な人間ドラマを担った。演じたシャナン・ドハーティーは、作品を代表する顔の一人となり、後年には人気ドラマ『チャームド~魔女3姉妹~』でも知られるようになった。
日本語吹き替えを担当したのは小金沢篤子。ブレンダの感情の揺れや強さを表現した。
ディラン・マッケイ:ルーク・ペリー
ディランは裕福な家庭に育ちながら、孤独や家庭問題を抱える青年。反抗的で大人びた雰囲気を持ち、シリーズを象徴する人気キャラクターとなった。
ブレンダとケリーの間で揺れる恋愛関係は、作品を語るうえで欠かせない要素。演じたルーク・ペリーは、その後『リバーデイル』でフレッド・アンドリュース役を務め、幅広い世代に知られた。
日本語吹き替えは小杉十郎太。落ち着いた声質がディランの複雑な人物像に合っていた。
ケリー・テイラー:ジェニー・ガース
ケリーは華やかな外見と人気を持つ一方、家庭や恋愛の問題に悩む女性。ブランドンとディランの恋愛に深く関わり、シリーズを通じて重要な役割を果たした。
演じたジェニー・ガースは、2008年から2013年に放送された『90210』にもケリー役で再登場。オリジナルシリーズ終了後も、このキャラクターとの関係を大切にしている。
日本語吹き替えは松本梨香。ケリーの明るさだけでなく、葛藤や成長も印象的に表現した。
ドナ・マーティン:トリ・スペリング
ドナはケリーの親友で、純粋さと優しさを持つキャラクター。シリーズ初期は脇役的な立ち位置だったが、物語が進むにつれて存在感を増していった。
デビッドとの恋愛はシリーズを代表する長期的な関係の一つで、最終回では二人の結婚が描かれる。
演じたトリ・スペリングは、製作総指揮を務めたアーロン・スペリングの娘としても知られる。日本語吹き替えは安達忍が担当した。
スティーブ・サンダース:アイアン・ジーリング
スティーブは裕福な家庭に育った明るく社交的な青年。軽い性格に見えることもあるが、友情や恋愛を通じて成長していく。
演じたアイアン・ジーリングは、後年の『シャークネード』シリーズでも知られる。日本語吹き替えは堀内賢雄。
デビッド・シルバー:ブライアン・オースティン・グリーン
デビッドは音楽やDJ活動に情熱を注ぐ青年。シリーズ初期は若い立場から仲間たちとの関係を築き、成長とともに物語の中心人物になっていく。
ドナとの関係も長く描かれ、最終的には結婚に至る。演じたブライアン・オースティン・グリーンは、日本語版の独特なセリフ回しでも印象に残る存在だ。
日本語吹き替えは佐々木望。デビッド特有のテンポや言葉遣いを作り上げた。
アンドレア・ザッカーマン:ガブリエル・カーテリス
アンドレアは成績優秀で、学校新聞にも関わる知的なキャラクター。ブランドンとの関係や、自分の進路をめぐる葛藤などが描かれた。
演じたガブリエル・カーテリスは、俳優活動のほか、アメリカの俳優組合SAG-AFTRAの会長も務めた経歴を持つ。2026年現在は国際俳優連盟FIAの会長を務めている。
日本語吹き替えは水谷優子。アンドレアの知性と繊細さを伝えた。
シーズン1の脇を固めた出演者
主要8人以外にも、ウォルシュ家の両親であるジム役のジェームズ・エックハウス、シンディ役のキャロル・ポッター、行きつけの店ピーチピットの店主ナット役のジョー・E・タタなどが登場する。
また、スコット・スキャンロン役のダグラス・エマーソンもシーズン1の重要な登場人物。こうした脇役の存在が、学校や家庭を舞台にした群像劇に厚みを与えていた。
【全10シーズン解説】高校白書から青春白書へ、キャストはどう変化した?
このシリーズの大きな特徴は、登場人物が高校生のまま固定されず、大学生活や仕事、結婚などを経験しながら成長していくことだ。シーズンが進むにつれて出演者の入れ替わりも起こり、キャストの顔ぶれが変化していった。
シーズン1~3:高校生時代を描く「高校白書」
シーズン1では、ミネソタから転校してきたブランドンとブレンダが、ウエスト・ビバリー高校で新しい仲間と出会う。ディラン、ケリー、スティーブ、ドナ、デビッド、アンドレアとの友情や恋愛が物語の中心となる。
シーズン2では、仲間たちの関係がさらに複雑になり、恋愛だけでなく家庭や社会問題も掘り下げられる。シーズン3では高校生活の終盤を迎え、卒業や進路選択が大きなテーマになる。
この3シーズンは、ブランドンとブレンダの双子を軸にした青春群像劇として、現在もシリーズの原点として親しまれている。
シーズン4~5:大学生活と新しいキャスト
シーズン4からは日本でのタイトルが『ビバリーヒルズ青春白書』に変わる。高校を卒業した仲間たちは大学生活に入り、恋愛や友情だけでなく、将来の仕事や人生の選択に直面する。
シーズン4の終盤でブレンダがシリーズから離れ、シーズン5ではトリ・スペリング演じるドナが引き続き中心人物として活躍するほか、ティファニー・ティーセン演じるヴァレリー・マローンが新たに加わる。
このキャスト交代は、作品が高校生活を描く段階から、若者たちの長期的な人生を描く段階へ移ったことを象徴している。
シーズン6~8:大人としての人生と人間関係
シーズン6から8では、仕事、恋愛、結婚、経済的な問題など、より大人に近いテーマが増えていく。
初期メンバーの出演状況にも変化が生まれ、新しい登場人物が物語を支えるようになる。ブランドンとスティーブが新聞社「ビバリー・ビート」に関わるなど、学生時代とは違う職業的な挑戦も描かれる。
シーズン9~10:最終章と物語の結末
終盤では、キャストの入れ替わりや過去の人物の再登場を交えながら、それぞれの人生に区切りがつけられていく。
2000年5月17日の最終回では、ドナとデビッドの結婚が描かれた。長年続いた恋愛関係が一つの結末を迎え、シリーズは10年間の歴史に幕を下ろした。
日本国内での話数カウントは全286話。Huluの公式配信情報によるシーズン別の内訳は次のとおりだ。
- シーズン1:22話
- シーズン2:28話
- シーズン3:29話
- シーズン4:31話
- シーズン5:31話
- シーズン6:31話
- シーズン7:31話
- シーズン8:30話
- シーズン9:26話
- シーズン10:27話
なお、2025年12月から国内初のHDリマスター版が配信され、2026年1月には全シーズン・全286話の見放題配信が案内された。過去の配信では権利上の都合で視聴できなかったエピソードも含まれる点は、長年のファンにとって大きなニュースだった。
【2026年最新】ビバリーヒルズ高校白書キャストの現在と活動状況
オリジナルシリーズの終了から26年。かつての若手キャストは、俳優、監督、プロデューサー、作家、活動家など、それぞれ異なる道を歩んでいる。2026年9月の米誌PEOPLEによる特集や、同年11月のエンターテインメント業界報道をもとに、主な出演者の現在を整理する。
ジェイソン・プリーストリー:俳優・監督として活動
ブランドン役のジェイソン・プリーストリーは、シリーズ終了後も俳優として活動を継続。カナダのドラマ『Wild Cards』や『Private Eyes』などに出演し、監督としても実績を重ねてきた。
2026年には『Private Eyes West Coast』に出演。俳優として画面に立つだけでなく、監督として映像制作にも携わっている。2025年にはルーク・ペリーを扱ったドキュメンタリー『I Am Luke Perry』の製作総指揮も務めた。
ジェニー・ガース:ケリー役から作家・ポッドキャストへ
ケリー役のジェニー・ガースは、2008年の『90210』でも同じ役を再演。トリ・スペリングとの共演や、過去のエピソードを振り返るポッドキャスト『90210MG』でも知られる。
2026年には回顧録『I Choose Me』と関連書籍『Choosing Me Every Day』を発表。自身の経験や人生の再出発をテーマに、俳優業以外の活動にも力を入れている。
オリジナル作品の思い出を語るだけでなく、自分自身の経験を言葉にして発信することが、現在の活動の大きな柱になっている。
トリ・スペリング:ドナ役から新しい映像プロジェクトへ
ドナ役のトリ・スペリングは、ドラマやリアリティー番組、ポッドキャストなど多方面で活動。2025年には映画『Abducted in the Everglades』にも出演した。
2026年11月4日には、ブライアン・オースティン・グリーン、キャロル・ポッターとともに、縦型動画プラットフォームvertTVのスリラー作品の撮影を終えたと米メディアTheWrapが報じた。
この作品は『ビバリーヒルズ高校白書』の続編ではなく、旧キャストが参加する新しいマイクロドラマ企画だ。作品タイトル、詳しいストーリー、公開日は報道時点で発表されていない。
ブライアン・オースティン・グリーン:俳優として新作に参加
デビッド役のブライアン・オースティン・グリーンは、シリーズ終了後も映画やテレビドラマに出演。『The Conners』や『That ’90s Show』などにも参加してきた。
2026年には映画『The 3 Killer Pigs』などの出演歴があり、11月にはトリ・スペリング、キャロル・ポッターとの新作縦型スリラーの撮影終了が報じられた。
ドナとデビッドという作品内のカップルを演じた二人が、2026年にも同じ企画に参加することは、長年のファンにとって印象的な再集結となっている。
アイアン・ジーリング:テレビ番組のホストとしても活躍
スティーブ役のアイアン・ジーリングは、『シャークネード』シリーズへの出演でも知られる。2026年には、CWのリアリティー番組『The Great American Road Rally: Celebrity Edition』で司会・プロデューサーを務め、9月に番組がスタートした。
俳優としての活動に加えて、番組制作やエンターテインメント企画にも関わっている。
ティファニー・ティーセン:2026年も新作ドラマに出演
シーズン5以降に登場するヴァレリー役のティファニー・ティーセンは、『Saved by the Bell』や『ホワイトカラー』などでも知られる。
2026年10月には、新作スーパーナチュラルドラマ『Coven Academy』にミス・グレイブス役で出演。料理番組のホストや料理関連の活動も続けており、長年にわたってテレビ業界で存在感を保っている。
ガブリエル・カーテリス:国際俳優連盟の会長として活動
アンドレア役のガブリエル・カーテリスは、俳優活動に加えて労働者の権利やエンターテインメント業界の環境改善に関わってきた。
2016年から2021年まではSAG-AFTRAの会長を務め、2021年5月には国際俳優連盟(FIA)の会長に選出された。2025年11月にも再選され、2026年現在も同職を務めている。
若手俳優として知られた時代から、国際的な俳優団体を率いる立場へとキャリアを発展させた点は、オリジナルキャストの中でも特に注目される。
【訃報と追悼】ルーク・ペリー、シャナン・ドハーティーらの最期
『ビバリーヒルズ高校白書』の出演者を語る際、避けて通れないのが、シリーズを支えた俳優たちの訃報だ。とりわけルーク・ペリーとシャナン・ドハーティーの死去は、世界中のファンに大きな衝撃を与えた。
ルーク・ペリー:2019年3月4日に52歳で死去
ディラン・マッケイを演じたルーク・ペリーは、2019年3月4日、脳卒中のため52歳で亡くなった。
当時、彼はドラマ『リバーデイル』で主人公アーチーの父親フレッド・アンドリュースを演じていた。『ビバリーヒルズ高校白書』で築いた人気は、次の世代の視聴者にも引き継がれていた。
2019年の再始動企画『BH90210』には参加していない。彼の死後、共演者たちが作品や本人への思いを語り、ドラマの中で築いた仲間同士の関係も改めて注目された。
シャナン・ドハーティー:2024年7月13日に53歳で死去
ブレンダ役のシャナン・ドハーティーは、長年にわたる乳がんとの闘病の末、2024年7月13日に53歳で亡くなった。
2015年に乳がんを公表し、治療や闘病の経過を自身の言葉で発信していた。2017年には寛解を公表したものの、その後再発。2020年にはステージ4の乳がんであることを明らかにしていた。
女優としては『ビバリーヒルズ高校白書』だけでなく、『チャームド~魔女3姉妹~』や映画『ヘザース/ベロニカの熱い日』などでも知られる。
ブレンダはブランドンの双子の妹として、シリーズ初期のストーリーに欠かせない存在だった。2026年1月に公開されたHDリマスター版の特別予告に関するインタビューでは、日本語吹き替えを担当した安達忍と佐々木望も、ルーク・ペリーとシャナン・ドハーティーの死を振り返っている。
そのほかの出演者の訃報
主要キャラクター以外にも、作品を支えた出演者の訃報が伝えられている。
- ジョー・E・タタ:ピーチピットの店主ナット役。2022年8月に85歳で死去。
- デニス・ドウズ:学校の副校長イヴォンヌ・ティーズリー役。2022年8月に64歳で死去。
- デヴィッド・ゲイル:ブレンダの婚約者スチュアート・カーソン役。2024年1月16日に58歳で死去。
ジョー・E・タタは全10シーズンを通じてナット役を務めた。仲間たちが集まるピーチピットという場所を象徴する存在であり、シリーズの世界観を支えた俳優の一人だった。
デニス・ドウズは学校側の人物として生徒たちと関わり、デヴィッド・ゲイルはブレンダの恋愛ストーリーに登場した。こうした出演者も含めて振り返ることで、シリーズが多くの俳優によって支えられていたことが分かる。
【プロの結論】ビバリーヒルズ高校白書が2026年も愛される理由
『ビバリーヒルズ高校白書』が単なる懐かしいドラマに終わらない理由は、登場人物たちが年齢を重ね、人生の段階に合わせて変化していく構成にある。
高校時代の恋愛や友情から始まり、大学進学、就職、結婚、別れ、家族の問題へとテーマが広がる。10年間にわたって登場人物の人生を描いたことで、視聴者も彼らの成長を長い時間をかけて見守ることができた。
日本語吹き替え版も独立した魅力を持つ
日本での人気を考えるうえでは、吹き替え声優陣の存在も見逃せない。
特にデビッド役の佐々木望とドナ役の安達忍による掛け合いは、作品の日本語版を象徴する要素となった。2026年1月には、HuluのHDリマスター版の特別予告で二人のナレーションが約20年ぶりに復活した。
佐々木望は当時の吹き替えについて「日本語版は台本がすごく面白い」と振り返った。
安達忍も、当時の台本には多くのセリフが詰め込まれ、ブランドンのように早口で話すキャラクターもいたと語っている。声優のアドリブだけで独特の表現が生まれたのではなく、台本や音響監督による調整が大きく関わっていた。
つまり、日本語吹き替え版は原作の単なる翻訳ではない。声優の演技と日本語版の台本制作が組み合わさって、独自の魅力を持つ作品になったのである。
混同しやすい3つの作品を区別する
検索時に気をつけたいのが、オリジナル版とリブート版、再始動企画の違いだ。
- ビバリーヒルズ高校白書/青春白書:1990~2000年のオリジナルシリーズ。全10シーズン。
- 新ビバリーヒルズ青春白書(90210):2008~2013年に放送された新世代を主人公とするシリーズ。ジェニー・ガースやシャナン・ドハーティーら旧キャストもゲスト出演した。
- BH90210:2019年に放送された再始動企画。オリジナルキャストの多くが参加し、俳優本人をモデルにしたフィクションとして展開した。
2026年11月のトリ・スペリング、ブライアン・オースティン・グリーン、キャロル・ポッターの再集結も、オリジナルシリーズの新シーズンではない。新しい縦型スリラー作品への参加であり、別企画として理解する必要がある。
初めて見る人・昔のファンにおすすめの楽しみ方
初めて作品を見る人には、まずシーズン1から3までの高校白書をおすすめしたい。ブランドンとブレンダを中心とする人間関係が理解しやすく、主要キャストの魅力もつかみやすい。
その後、シーズン4以降の青春白書へ進めば、人物たちの成長やキャストの交代を自然に楽しめる。特にヴァレリーの登場やドナとデビッドの長い恋愛関係は、後半の見どころだ。
昔のファンなら、日本語吹き替え版での再視聴もおすすめできる。字幕版では気づかなかったセリフのテンポや声優陣の演技を改めて楽しめるからだ。
【ビバリーヒルズ高校白書キャスト】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ビバリーヒルズ高校白書の主要キャストは誰ですか? A1:ジェイソン・プリーストリー、シャナン・ドハーティー、ルーク・ペリー、ジェニー・ガース、アイアン・ジーリング、トリ・スペリング、ブライアン・オースティン・グリーン、ガブリエル・カーテリスの8人が中心です。
Q2:ビバリーヒルズ高校白書の日本語吹き替え声優は誰ですか? A2:ブランドン役は中原茂、ブレンダ役は小金沢篤子、ディラン役は小杉十郎太、ケリー役は松本梨香、スティーブ役は堀内賢雄、ドナ役は安達忍、デビッド役は佐々木望、アンドレア役は水谷優子です。
Q3:ルーク・ペリーとシャナン・ドハーティーは亡くなったのですか? A3:はい。ルーク・ペリーは2019年3月4日に52歳で死去。シャナン・ドハーティーは2024年7月13日に53歳で死去しました。
Q4:ビバリーヒルズ高校白書と青春白書は別のドラマですか? A4:別作品ではありません。1990年から2000年まで放送された同じ『Beverly Hills, 90210』シリーズで、日本ではシーズン1~3が高校白書、シーズン4~10が青春白書というタイトルで親しまれています。
Q5:2026年現在、出演者たちは再集結していますか? A5:はい。2026年11月にはトリ・スペリング、ブライアン・オースティン・グリーン、キャロル・ポッターがvertTVの新作スリラーの撮影を終えたと報じられました。ただし、オリジナルドラマの新シーズンではありません。
Q6:2026年現在、全シーズンを視聴できますか? A6:HuluではHDリマスター版の全10シーズン、全286話が見放題配信されていると2026年1月の公式発表で案内されています。
まとめ:ビバリーヒルズ高校白書のキャストは今も作品の歴史をつないでいる
『ビバリーヒルズ高校白書』は、ブランドンとブレンダの双子を中心に、ディラン、ケリー、ドナ、スティーブ、デビッド、アンドレアらの人生を10シーズンにわたって描いた青春ドラマだ。
ジェイソン・プリーストリーやジェニー・ガース、トリ・スペリング、アイアン・ジーリングらは、2026年現在もそれぞれの分野で活動を続けている。ガブリエル・カーテリスは国際俳優連盟の会長を務め、ブライアン・オースティン・グリーンとトリ・スペリングは新しい映像作品でも再び共演する。
一方、ルーク・ペリーやシャナン・ドハーティー、ジョー・E・タタら、すでに亡くなった出演者たちの存在も忘れられない。彼らが演じたキャラクターは、現在も作品の中で生き続けている。
加えて、2026年にはHDリマスター版の配信と日本語吹き替え声優陣の再共演も実現した。オリジナルキャスト、声優、そして作品を取り巻く文化まで含めて振り返ると、『ビバリーヒルズ高校白書』が世代を超えて愛される理由が見えてくる。
キャストの現在を知ることは、懐かしい俳優の近況を追うだけではない。1990年代の青春ドラマが、どのように現在のエンターテインメント文化へつながっているのかを知ることでもある。
主な確認資料・報道: パラマウント・ジャパンの公式キャスト情報、Huluの2026年1月公式発表、FIA公式プロフィール、PEOPLE(2026年9月24日)、TheWrap(2026年11月4日)、AP通信、ロサンゼルス・タイムズなど。