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大河ドラマ2023『どうする家康』全48話のあらすじ・視聴率・配信を2026年検証

橘 澪 橘 澪 • 更新: • 公開: • 読了約 27 分
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2023年のNHK大河ドラマは、嵐の松本潤が徳川家康を演じた『どうする家康』。脚本を古沢良太が担当し、戦国時代を生き抜いた家康の生涯を、従来の威厳ある天下人像とは異なる「悩み、迷い、決断するリーダー」という視点から描いた作品だ。放送は2023年1月8日に始まり、12月17日の最終回まで全48話。織田信長、豊臣秀吉、武田信玄との関係から、瀬名との夫婦愛、徳川家臣団の結束、関ヶ原の戦い、大坂の陣までを描いた。

関東地区の期間平均世帯視聴率は11.2%。2023年の放送終了時点では歴代ワースト2位という数字だった。一方、NHKプラスでは大河ドラマ歴代最高の視聴数を記録したとNHKが発表している。2026年11月現在、歴代作品との比較や配信サービスの変更まで踏まえると、作品の評価はリアルタイム視聴率だけでは判断できない。全48話のストーリー、キャスト、史実との違い、現在の視聴方法を整理する。

【2023年の大河ドラマは『どうする家康』】松本潤が描いた徳川家康の生涯と全48話のあらすじ

大河ドラマ2023

作品概要と放送期間・最終回

『どうする家康』は、NHK大河ドラマ第62作として制作された歴史ドラマ。主人公は徳川家康、主演は松本潤、脚本は古沢良太である。

物語は、今川家の人質として暮らす松平元康(後の徳川家康)が、桶狭間の戦いをきっかけに人生の転機を迎えるところから始まる。弱小勢力の当主として織田信長や武田信玄ら強敵と向き合い、家臣たちとともに生き残りを図る姿が物語の中心となった。

  • 作品名:どうする家康
  • 放送局:NHK総合ほか
  • 放送開始日:2023年1月8日
  • 最終回放送日:2023年12月17日
  • 放送時間:毎週日曜日20時~20時45分(通常回)
  • 話数:全48話
  • 主演:松本潤
  • 脚本:古沢良太
  • 音楽:稲本響
  • 語り:寺島しのぶ

最終回の第48話は「神の君へ」。通常より15分拡大して放送され、家康が豊臣との最終決戦に臨み、戦国時代を終わらせる覚悟を示す内容となった。

全48話のあらすじ・ストーリーを6つの時期に分けて解説

全48話は、家康の成長と徳川政権の成立を大きく6つの段階に分けて見ると理解しやすい。各回の正式なサブタイトルとともに、物語の流れを整理する。

第1~8回:人質生活から三河の独立へ

第1回「どうする桶狭間」、第2回「兎と狼」、第3回「三河平定戦」、第4回「清須でどうする!」、第5回「瀬名奪還作戦」、第6回「続・瀬名奪還作戦」、第7回「わしの家」、第8回「三河一揆でどうする!」。

今川義元のもとで人質生活を送っていた松平元康は、桶狭間の戦いで義元が討たれたことから、織田信長と対峙する立場になる。故郷の岡崎へ戻った元康は、三河の武士たちをまとめながら独立への道を歩み始める。

信長との同盟、瀬名の奪還、三河平定など、決断を迫られる出来事が続く。第7回では家康への改名も描かれ、第8回からは三河一向一揆という大きな危機に直面する。家臣や領民との関係が、家康の統治者としての資質を試す重要な局面だ。

第9~16回:家臣団の亀裂と戦国大名としての成長

第9回「守るべきもの」、第10回「側室をどうする!」、第11回「信玄との密約」、第12回「氏真」、第13回「家康、都へゆく」、第14回「金ヶ崎でどうする!」、第15回「姉川でどうする!」、第16回「信玄を怒らせるな」。

三河一向一揆を乗り越えた家康は、家臣団との信頼を立て直し、領国経営を進める。しかし、家族の問題や家臣との対立など、戦場以外にも悩みは尽きない。

今川氏真との関係、武田信玄との駆け引き、織田・徳川連合軍による戦いなど、周囲の勢力との関係も複雑化する。家康は単に強い武将に従うのではなく、自ら判断して生き残る道を探るようになる。

第17~24回:三方ヶ原の敗北と瀬名・信康の悲劇

第17回「三方ヶ原合戦」、第18回「真・三方ヶ原合戦」、第19回「お手付きしてどうする!」、第20回「岡崎クーデター」、第21回「長篠を救え!」、第22回「設楽原の戦い」、第23回「瀬名、覚醒」、第24回「築山へ集え!」。

武田信玄との三方ヶ原の戦いは、家康の生涯を左右する大きな敗北として描かれる。圧倒的な軍事力を持つ武田軍を前に、家康は自身の未熟さと向き合うことになる。

その後、長篠・設楽原の戦いを経て、徳川と織田の勢力は拡大する。しかし、家康の家庭には深刻な問題が持ち上がる。正室の瀬名と嫡男・信康をめぐる政治的な緊張が高まり、家康は天下取りとは異なる、家族を守るための苦渋の選択を迫られる。

特に第23回と第24回は、瀬名の理想と戦国時代の現実が衝突する重要なエピソードだ。従来の家康中心の合戦劇から、家族や政治理念を軸にした人間ドラマへと大きく展開する。

第25~32回:本能寺の変と豊臣秀吉との対決

第25回「はるかに遠い夢」、第26回「ぶらり富士遊覧」、第27回「安土城の決闘」、第28回「本能寺の変」、第29回「伊賀を越えろ!」、第30回「新たなる覇者」、第31回「史上最大の決戦」、第32回「小牧長久手の激闘」。

織田信長の勢力が拡大するなか、家康は独自の立場を模索する。そして本能寺の変によって信長が命を落とすと、天下の勢力図は一変する。

家康は危険な伊賀越えを経て三河へ戻り、次の時代を担う人物として台頭した豊臣秀吉と向き合う。秀吉の勢力拡大に対して、家康は簡単には屈しない。小牧・長久手の戦いでは、両者の政治力と軍事力が正面からぶつかる。

第33~40回:豊臣政権の成立と天下人への道

第33回「裏切り者」、第34回「豊臣の花嫁」、第35回「欲望の怪物」、第36回「於愛日記」、第37回「さらば三河家臣団」、第38回「唐入り」、第39回「太閤、くたばる」、第40回「天下人家康」。

秀吉の天下統一が進み、家康は豊臣政権の有力者として複雑な政治関係に巻き込まれていく。秀吉の妹・旭姫との婚姻など、武力だけでは解決できない政治的な駆け引きが続く。

家康を支えてきた三河以来の家臣団にも変化が訪れ、徳川家の組織は新たな段階へ進む。秀吉の朝鮮出兵と晩年、そして死去を経て、家康は次の天下を担う存在として頭角を現す。

第41~48回:関ヶ原から大坂の陣、そして家康の最期へ

第41回「逆襲の三成」、第42回「天下分け目」、第43回「関ヶ原の戦い」、第44回「徳川幕府誕生」、第45回「二人のプリンス」、第46回「大坂の陣」、第47回「乱世の亡霊」、第48回「神の君へ」。

秀吉の死後、徳川家康と石田三成を中心に天下の主導権争いが激しくなる。関ヶ原の戦いで勝利した家康は、1603年の江戸幕府成立へと進み、将軍として新しい政治体制を築く。

しかし、豊臣家との対立は終わらない。大坂の陣で豊臣秀頼と茶々をめぐる最後の戦いが起こり、家康は戦国時代に決着をつける。最終回では、江戸の繁栄と家康の晩年、後世に語り継がれる「神の君」の物語が描かれる。

全48話を通じた大きなテーマは、弱い立場にいた青年が、数々の敗北と喪失を経験しながら、戦乱を終わらせる政治家へ変わっていく過程にある。

【どうする家康のキャスト一覧・相関図】松本潤を中心とした主要人物の関係

本作の魅力の一つは、家康を取り囲む人物たちの個性と関係性だ。徳川家臣団だけでなく、織田・豊臣・武田・今川の各勢力にも実力派俳優を配置し、戦国時代の人間関係を立体的に描いた。

主要キャストと役柄・人物相関

登場人物 出演俳優 家康との関係・役割
徳川家康 松本潤 主人公。三河の小領主から天下人へ成長する。
瀬名 有村架純 家康の正室。家族と平和への理想を象徴する人物。
織田信長 岡田准一 家康の同盟相手であり、畏怖の対象となる強大な武将。
豊臣秀吉 ムロツヨシ 家康の最大の政治的ライバル。
今川義元 野村萬斎 家康が人質時代に仕えた主君。
武田信玄 阿部寛 家康を圧倒する強敵。三方ヶ原の戦いで対峙する。
酒井忠次 大森南朋 徳川家臣団を支える重臣。
本多忠勝 山田裕貴 家康に忠誠を尽くす勇猛な家臣。
榊原康政 杉野遥亮 徳川家臣団の中核を担う武将。
石川数正 松重豊 家康を支える重臣。後に豊臣方へ移る。
本多正信 松山ケンイチ 知略に優れた家臣。家康の政治的判断を支える。
服部半蔵 山田孝之 徳川方の忍びを率いる存在。
お市の方・茶々 北川景子 織田家・豊臣家の運命をつなぐ重要人物。
於大の方 松嶋菜々子 家康の母。家康の人生に影響を与える。
於愛の方 広瀬アリス 家康の側室。後半の家庭生活を彩る人物。
石田三成 中村七之助 豊臣政権を支え、家康と対立する武将。

相関図から読み解く3つの人間関係

1.家康と信長:同盟と恐怖が共存する関係

信長は家康にとって強力な同盟相手であり、同時に逆らうことが難しい存在でもある。岡田准一が演じる信長は、圧倒的な存在感と予測不能な行動で、家康の成長に大きな影響を与える。

2.家康と秀吉:協力から天下をめぐる競争へ

ムロツヨシ演じる秀吉は、信長の後継者として急速に勢力を伸ばす。家康は軍事的な衝突だけでなく、婚姻や政治的な交渉を通して秀吉と対峙する。単純な善悪では割り切れない両者の駆け引きが、後半の大きな見どころだ。

3.家康と徳川家臣団:主従から組織へ

酒井忠次、本多忠勝、榊原康政、本多正信らは、それぞれ異なる価値観と能力を持つ。家康は彼らの意見を聞き、時には衝突しながら、個人の集まりだった家臣団を政権を支える組織へ変えていく。

特に本多正信と本多忠勝の対照的な人物像は印象的だ。武勇を重んじる忠勝と、知略を重んじる正信の存在が、家康の統治者としての成長を際立たせている。

【視聴率推移と歴代大河ドラマ比較】平均11.2%を2026年の数字で検証

『どうする家康』の視聴率はどこまで下がったのか

ビデオリサーチ調べによる関東地区の平均世帯視聴率は、初回15.4%、期間平均11.2%、最終回12.3%だった。期間平均の個人視聴率は6.7%である。

初回は15%を超える好スタートだったが、放送が進むにつれて10%前後で推移するようになった。最終回では12.3%まで回復したものの、初回の数字には届かなかった。

また、最終回の視聴率だけを見ると作品全体の支持を誤解しやすい。期間平均、最高視聴率、個人視聴率を区別して見る必要がある。

2026年時点の歴代大河ドラマ視聴率比較

2023年12月の放送終了直後は、『どうする家康』の期間平均11.2%が『いだてん』に次ぐ歴代ワースト2位と報じられた。しかし、2024年と2025年の作品がさらに低い数字となったため、2026年時点では順位が変わっている。

  • 2019年『いだてん~東京オリムピック噺~』:8.2%
  • 2025年『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』:9.5%
  • 2024年『光る君へ』:10.7%
  • 2023年『どうする家康』:11.2%
  • 2022年『鎌倉殿の13人』:12.7%
  • 2021年『青天を衝け』:14.1%
  • 2020年『麒麟がくる』:14.4%

この比較では『どうする家康』は歴代ワースト4位に位置する。2026年放送の『豊臣兄弟!』は放送中のため、年間の期間平均視聴率はまだ確定していない。

なお、1987年『独眼竜政宗』の期間平均39.7%といった昭和期の高視聴率作品と比べる場合には、テレビの普及状況や視聴環境の違いにも注意したい。ビデオリサーチ自身も、年代による視聴行動の変化を解説している。

リアルタイム視聴率だけでは見えない配信実績

『どうする家康』の特徴は、地上波の視聴率とは異なる配信実績を残した点にある。

2023年12月、NHKは同時・見逃し配信サービス「NHKプラス」で、本作が大河ドラマ歴代最高の視聴数を獲得したと発表した。第1話から第47話までの平均視聴UB数は25.1万UBだった。

UBはユニークブラウザ数を表し、視聴した端末・ブラウザの重複を除いた数値である。視聴者の実人数と完全に一致する数字ではないが、地上波以外の視聴が広がっていたことを示す材料になる。

加えて、期間平均の総合視聴率は世帯17.7%。内訳はリアルタイム11.2%、タイムシフト7.1%だった。録画視聴を加えると、リアルタイム視聴率だけで受ける印象とは異なる結果になる。

つまり、視聴率が低かったことと、作品が視聴されなかったことは同じ意味ではない。

【視聴率が低かった理由と評判・口コミ】作品への評価が分かれた背景

視聴率低下には複数の要因がある

『どうする家康』の視聴率低下を、単一の理由で説明することは難しい。放送データや当時の報道からは、次のような背景が読み取れる。

1.初回の期待値と本編の作風の違い

松本潤の初の大河主演、豪華なキャスト、古沢良太による脚本という話題性から、初回は15.4%を記録した。しかし、本作は従来の大河ドラマで定番だった重厚な英雄像とは異なり、迷いや弱さを抱える家康を主人公に据えた。

この新しい人物像を魅力と受け取った視聴者がいる一方、威厳や戦国武将らしい風格を期待していた視聴者には、序盤のコミカルな演出や頼りない家康像が合わなかった可能性がある。

2.歴史解釈と演出に対する賛否

瀬名の平和構想や人物同士の関係性など、従来の家康像を大胆に組み替えた部分は、作品独自の魅力である一方、史実を重視する視聴者から疑問を持たれる要素にもなった。

また、シリアスな戦闘とコメディー的な場面が同居する構成についても、テンポが良いという評価と、雰囲気が一定しないという評価に分かれた。

3.大型スポーツ中継との競合

2023年3月12日の第10回は、WBCの試合と放送時間が重なり、世帯視聴率が7.2%まで下がった。10月8日の第38回もラグビーワールドカップの日本戦と重なり、7.4%となっている。

これらは視聴率が大きく落ち込んだ直接的な外部要因として報じられている。ただし、スポーツ中継との競合だけでは、年間を通した数字の推移すべてを説明できない。

4.テレビ視聴の分散化

録画、見逃し配信、動画サービスなど、視聴者が番組に接触する方法は多様化している。ビデオリサーチの2025年版歴代視聴率解説でも、2020年代は録画や配信を含めた視聴行動の変化が指摘されている。

世帯視聴率11.2%という数字だけを、作品の人気や満足度の最終評価に置き換えることはできない。

視聴者の評判・口コミで評価されたポイント

視聴者の感想やドラマレビューでは、肯定的な意見と否定的な意見が共存している。

肯定的な評価として挙げられる点

  • 松本潤が演じる、成長していく家康の人物像。
  • 有村架純演じる瀬名の存在感と、家康との夫婦関係。
  • 岡田准一の織田信長、ムロツヨシの豊臣秀吉など、個性的なキャスト。
  • 徳川家臣団の結束と、人物同士の掛け合い。
  • 本能寺の変、関ヶ原、大坂の陣など、歴史的事件のドラマチックな演出。

否定的な評価として挙げられる点

  • 序盤の家康が頼りなく、主人公としての魅力を感じにくい。
  • 歴史上の出来事に対する独自解釈が大胆すぎる。
  • コメディーとシリアスな展開の切り替えに違和感がある。
  • 家康の生涯を扱う作品として、特定の人物やエピソードに時間を割きすぎていると感じる。

こうした評価の違いは、視聴者が大河ドラマに何を求めているかによっても変わる。史実を忠実に再現する歴史劇を期待する人と、歴史上の人物を題材にしたエンターテインメントを楽しむ人では、同じ演出でも受け止め方が異なる。

NHK側の評価と制作上の挑戦

2023年12月20日のNHK定例会見では、メディア総局長の山名啓雄が作品について評価を示した。スポーツニッポンの報道によると、山名は次のように述べている。

「素晴らしい作品だったと思う」

また、作品ではバーチャルプロダクションというデジタル技術を本格的に取り入れた撮影手法にも挑戦した。歴史ドラマの映像表現を更新しようとした制作面の試みも、本作を振り返る際に見逃せない要素だ。

視聴率という一つの指標では苦戦したものの、配信実績、地域別の視聴率、映像表現への挑戦などを含めると、単純な失敗作という評価では整理できない。

【どうする家康と史実との違い】瀬名の平和構想や家康の人物像はどこまで本当か

歴史上の徳川家康とドラマの家康

徳川家康は1543年に生まれ、幼少期に今川家の人質となり、桶狭間の戦いを経て独立した。その後、織田信長との同盟、武田氏との抗争、豊臣秀吉との対立と協調を経験し、関ヶ原の戦いで勝利。1603年に征夷大将軍となって江戸幕府を開いた。

こうした主要な歴史的出来事は、本作でも物語の骨格として描かれている。

一方、家康がどのような気持ちで決断したのか、誰とどのような会話を交わしたのか、家族や家臣との間にどのような葛藤があったのかといった部分は、ドラマとしての表現が大きく加わっている。

瀬名と信康をめぐる物語は歴史解釈が分かれる

本作で特に議論を呼んだのが、瀬名と嫡男・信康をめぐる一連の出来事だ。

歴史上、瀬名と信康が命を落としたことは知られている。しかし、その経緯や政治的な背景、家康の判断の動機については、残された史料や後世の記録の解釈が関わってくる。

ドラマでは、瀬名が戦国大名同士の争いを終わらせようとする独自の平和構想を持ち、家康や信康もその理想に関係していくという展開が描かれた。

これは人物の内面や歴史的事件を結びつけたドラマ独自の解釈であり、瀬名が実際に同じ構想を政治計画として実行しようとしていたと確定できるわけではない。

歴史研究者や伝記作家による当時の解説でも、瀬名と信康をめぐる史料の扱いや、ドラマが採用した逸話の確実性について議論が紹介されている。

史実と創作を見分ける3つのポイント

  • 歴史的な事件:桶狭間、三方ヶ原、本能寺の変、関ヶ原、大坂の陣などは歴史上の出来事が土台。
  • 人物の関係:家康と信長、秀吉、家臣団との関係は実在の人物・勢力をもとに構成されている。
  • 心理描写や会話:人物の内面、秘密の会話、具体的な動機、平和構想などには創作的な演出が含まれる。

特に注意したいのは、ドラマで印象的に描かれた場面を、そのまま歴史的事実として記憶しないことだ。『どうする家康』は史実を出発点にした歴史エンターテインメントとして楽しみ、歴史上の事実を深く知りたい場合には、一次史料や歴史研究者の解説と照らし合わせると理解が深まる。

【2026年最新】どうする家康のNHKプラス・NHK ONE・NHKオンデマンド配信状況

2026年10月からアプリ名はNHK ONEに統一

2026年の配信状況を確認する際、まず知っておきたいのがNHKのインターネットサービスの名称変更だ。

NHKは2025年10月1日に新しいインターネットサービス「NHK ONE」を開始した。当初は旧NHKプラスの利用者が移行しやすいよう、番組配信アプリの名称を残していたが、2026年10月1日からアプリ名もNHK ONEに統一された。

そのため、2026年11月現在、過去の情報にある「NHKプラス」というアプリ名と、現在の「NHK ONE」という名称は、サービスの移行時期による違いと理解すればよい。

NHK ONEでは過去の全48話を見られるのか

NHK ONEは総合テレビ・Eテレの番組の同時配信と、放送後7日間の見逃し配信を基本としている。

したがって、2023年に放送された『どうする家康』を全話まとめて視聴する目的には、通常の7日間見逃し配信では対応できない。

NHK ONEは現在の番組を視聴するためのサービス、NHKオンデマンドは過去の番組を視聴するためのサービスという違いを押さえておきたい。

NHKオンデマンドでは全48回が配信対象

2026年11月5日現在、NHKオンデマンドの公式「配信中の大河ドラマ」一覧には、『どうする家康』が全48回として掲載されている。

NHKオンデマンドで利用できる主な視聴方法は次のとおりだ。

  • まとめて見放題パック:月額990円(税込)。対象作品を配信期間中、何本でも視聴できる。
  • 単品購入:1本110円~220円(税込)。購入した番組を72時間以内に視聴できる。

全48話を続けて見るなら、見放題パックが便利だ。一方、最終回や本能寺の変など、気になるエピソードだけを見たい場合は単品購入が選択肢になる。

なお、見放題パックの対象番組は入れ替わることがあり、単品の購入期限も作品ごとに設定される。契約前には各エピソードの商品ページで最新の配信条件を確認したい。

2026年の配信サービス比較

  • NHK ONE:現在放送中の番組の同時配信と7日間の見逃し配信が中心。
  • NHKオンデマンド:2023年放送の『どうする家康』全48回が配信対象。月額見放題または単品購入で視聴できる。

NHKは2026年4月、NHK ONEの番組ページからNHKオンデマンドへ移動しやすくする連携強化についても発表している。新旧サービスの役割を整理しておけば、過去の大河ドラマを探す際にも迷いにくい。

【どうする家康に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:2023年の大河ドラマは何という作品ですか?
A1:NHK大河ドラマ第62作の『どうする家康』です。松本潤が徳川家康を演じ、脚本は古沢良太が担当しました。

Q2:どうする家康は全何話で、最終回はいつ放送されましたか?
A2:全48話です。2023年1月8日に放送を開始し、2023年12月17日に第48話「神の君へ」で最終回を迎えました。

Q3:どうする家康の平均視聴率は何%でしたか?
A3:関東地区の期間平均世帯視聴率は11.2%です。最終回は12.3%、期間平均個人視聴率は6.7%でした。

Q4:どうする家康は歴代大河ドラマでワースト2位ですか?
A4:2023年の放送終了時点ではワースト2位でした。しかし、2024年『光る君へ』が10.7%、2025年『べらぼう』が9.5%となったため、2025年までの確定作品で比較するとワースト4位です。

Q5:どうする家康は2026年もNHKプラスで見られますか?
A5:旧NHKプラスの番組配信アプリは2026年10月1日からNHK ONEに名称変更されています。ただし、通常の見逃し配信は放送後7日間です。2023年放送分の全48回は、NHKオンデマンドの配信対象として掲載されています。

Q6:どうする家康は史実に忠実なドラマですか?
A6:歴史的事件や実在人物を土台にしていますが、人物の心理描写、会話、瀬名の平和構想などには創作的な解釈が含まれます。歴史的事実とドラマ独自の演出を区別して楽しむことが大切です。

まとめ:【プロの結論】どうする家康は視聴率だけでは測れない2023年の大河ドラマ

2023年の大河ドラマ『どうする家康』は、松本潤が演じる徳川家康の人間的な弱さと成長を中心に、戦国時代から江戸幕府成立までを全48話で描いた作品だ。

古沢良太の脚本による大胆な歴史解釈、瀬名との関係、個性豊かな家臣団、織田信長や豊臣秀吉との駆け引きなど、従来の家康像を更新する要素が随所に盛り込まれた。

関東地区の平均世帯視聴率11.2%は、歴代大河のなかでも低い水準にある。しかし、NHKプラスでの歴代最高視聴数や総合視聴率17.7%という数字を考慮すると、リアルタイム視聴率だけで作品の価値を判断するのは適切ではない。

この作品をおすすめできるのは、次のような人だ。

  • 徳川家康の生涯を人間ドラマとして楽しみたい人。
  • 松本潤、有村架純、岡田准一、ムロツヨシらの演技を楽しみたい人。
  • 家康と家臣団の関係や戦国武将同士の駆け引きに興味がある人。
  • 歴史上の出来事を新しい視点から描いた作品を見たい人。

一方、史実の再現性や軍事・政治の詳細な描写を最優先する人には、ドラマの大胆な脚色が気になる場面もあるだろう。

作品を正しく評価するには、視聴率、配信実績、演出、歴史考証をそれぞれ別の基準で見ることが重要だ。

2026年現在、NHKオンデマンドでは全48回が配信対象となっている。放送当時に見逃した人も、すでに視聴した人も、改めて通して見ることで、序盤の頼りない元康が最終回の家康へと変わっていく過程を違った角度から楽しめるはずだ。

『どうする家康』は、天下人の成功物語であると同時に、決断を重ねることの苦しさと、戦乱を終わらせるために何を選ぶのかを問いかけた大河ドラマだった。

主な確認資料・データ

- NHKオンデマンド公式の全48回配信一覧・各話番組情報。
- ビデオリサーチの歴代大河ドラマ視聴率データ(2025年更新)。
- NHKのNHK ONEサービス変更・配信連携に関する発表。
- NHKプラスの配信実績に関する2023年の報道。
- JBpressの歴史・視聴率に関する専門家解説。

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