2026年11月5日現在、FIFAワールドカップ2026北中米大会はすでに全日程を終了しています。大会は現地時間6月11日から7月19日まで、アメリカ・カナダ・メキシコの3カ国で開催され、48カ国が参加する史上最大規模の大会となりました。日本時間では6月12日に開幕し、決勝は7月20日に行われています。
大会期間中に注目されたのが、日本代表3試合の地上波放送局と、NHK・日本テレビ・フジテレビの中継分担です。日本対オランダはNHK総合、日本対チュニジアは日本テレビとNHK BS、日本対スウェーデンはNHK総合が担当しました。さらにNHK BSプレミアム4Kは全104試合を放送し、DAZNは全試合をライブ配信。テレビとインターネットで視聴できる試合数には明確な違いがありました。
【2026年大会の日程】ワールドカップの開催期間と決勝トーナメントを総整理

FIFAワールドカップ2026は、従来の32カ国から48カ国へ参加枠を拡大した大会です。開催地はアメリカ、カナダ、メキシコの3カ国で、16都市が試合会場となりました。
全104試合という過去最大規模の大会では、グループステージから決勝トーナメントまで約39日間にわたって試合が行われました。
大会全体のスケジュール
大会日程は以下のとおりです。日付は開催地の現地時間を基準にしています。
- 6月11日:開幕戦
- 6月11日~27日:グループステージ
- 6月28日~7月3日:ラウンド32
- 7月4日~7日:ラウンド16
- 7月9日~11日:準々決勝
- 7月14日~15日:準決勝
- 7月18日:3位決定戦
- 7月19日:決勝
日本時間では開幕が6月12日、決勝が7月20日となりました。北米開催のため、試合によって日本時間の日付が現地時間より1日進むケースがあります。
48カ国から32カ国が決勝トーナメントへ
今大会では48カ国が12グループに分かれて総当たり戦を実施しました。各グループの上位2チームに加え、3位チームのうち成績上位8チームがノックアウトステージに進出する方式です。
この変更によって、決勝トーナメントは従来のラウンド16からではなく、ラウンド32からスタートしました。従来よりもノックアウト方式の試合が増え、全104試合という大会規模につながっています。
【日本代表3試合の放送局】オランダ・チュニジア・スウェーデン戦の時間と結果
日本代表が所属したのはグループFです。対戦相手はオランダ、チュニジア、スウェーデンの3カ国。グループステージの試合はすべて日本時間で確認でき、3試合とも地上波またはBSでテレビ中継されました。
日本対オランダ|6月15日午前5時・NHK総合
グループF第1節の日本対オランダは、2026年6月15日(月)午前5時にキックオフしました。
中継局はNHK総合で、DAZNでもライブ配信されました。試合はオランダに2度リードを許しながら日本が追いつく展開となり、最終スコアは2対2の引き分け。日本は初戦で勝ち点1を獲得しました。
日本対チュニジア|6月21日午後1時・日本テレビ系列とNHK BS
第2節の日本対チュニジアは、6月21日(日)午後1時に開催されました。
この試合の地上波中継を担当したのは日本テレビ系列です。NHK BSでも生中継され、DAZNでもライブ配信されました。
試合結果は日本が4対0で勝利
日本対スウェーデン|6月26日午前8時・NHK総合
グループステージ最終節となった日本対スウェーデンは、6月26日(金)午前8時キックオフでした。
NHK総合が地上波中継を担当し、DAZNでもライブ配信されました。試合は1対1の引き分け。日本は勝ち点1を追加し、グループFを2位で通過しました。
【放送局別の比較表】NHK・日本テレビ・フジテレビは何試合を中継した?
2026年大会の国内テレビ中継は、NHK、日本テレビ系列、フジテレビ系列の3つが中心でした。それぞれ担当する試合数と放送範囲が異なり、地上波だけで全104試合を視聴できる仕組みではありません。
各放送局と配信サービスの役割を整理すると、次のようになります。
| 放送局・サービス | 中継・配信試合数 | 日本代表戦との関係・放送範囲 |
|---|---|---|
| NHK総合 | 地上波34試合 | オランダ戦、スウェーデン戦、開幕戦、決勝など |
| NHK BS | 一部試合 | チュニジア戦、ラウンド32の日本対ブラジルなど |
| NHK BSプレミアム4K | 全104試合 | 生中継と録画放送で全試合を放送 |
| 日本テレビ系列 | 15試合 | グループステージ9試合、決勝トーナメント6試合。日本対チュニジアを担当 |
| フジテレビ系列 | 10試合 | グループステージ5試合、決勝トーナメント5試合。日本のラウンド32も担当 |
| NHK ONE | 地上波34試合 | NHK地上波中継の同時・見逃し配信 |
| DAZN | 全104試合 | 全試合ライブ配信、日本代表戦は全試合無料配信 |
NHK総合は開幕戦から決勝まで34試合
NHKは、地上波でグループステージ19試合、決勝トーナメント15試合、合計34試合を生中継しました。
開幕戦のメキシコ対南アフリカや、日本対オランダ、日本対スウェーデンなど、注目度の高いカードを編成。決勝トーナメントでは決勝を含む主要試合も担当しました。
なお、2025年12月の放送権発表時にはNHKの地上波中継を33試合と紹介した報道もありました。その後、2026年6月8日のNHKによる開幕直前の放送発表では、グループステージ19試合と決勝トーナメント15試合の合計34試合という最終的な放送計画が示されています。
日本テレビ系列は15試合を担当
日本テレビ系列は、2018年ロシア大会以来2大会ぶりにワールドカップの地上波中継に復帰しました。
グループステージ9試合と決勝トーナメント6試合の合計15試合を担当。日本代表の試合ではチュニジア戦を生中継しました。
日本代表以外にも、オーストラリア対トルコ、ドイツ対コートジボワールなどのカードを編成し、幅広い国の試合を放送しました。
フジテレビ系列は10試合を担当
フジテレビ系列は7大会連続でワールドカップ中継に参加し、合計10試合を生中継しました。
内訳はグループステージ5試合と決勝トーナメント5試合です。グループステージではフランス対セネガル、ポルトガル対コンゴ民主共和国などを放送しました。
加えて、日本代表がグループステージを突破したため、ラウンド32の日本対ブラジルもフジテレビ系列で中継されました。
【BS・BSP4K・DAZNを比較】NHK ONEの見逃し配信と全104試合の視聴方法
今回の大会で特に注意したいのが、NHK BS、NHK BSプレミアム4K、NHK ONE、DAZNは、それぞれ視聴できる試合の範囲が異なるという点です。
NHK BSは日本代表戦などを衛星放送で中継
NHK BSでは、日本対チュニジアを生中継しました。また、日本代表が進出したラウンド32の日本対ブラジルも中継対象となりました。
地上波のNHK総合と異なり、BSは衛星放送を受信できる環境が必要です。テレビのチャンネル設定や契約状況によって視聴環境が異なるため、事前確認が必要でした。
NHK BSプレミアム4Kは全104試合を放送
NHK BSプレミアム4K(BSP4K)は、今大会の大きな特徴の一つです。
NHKの2026年6月8日付け発表によると、BSP4Kでは全104試合を生中継と録画放送で編成しました。
地上波で生中継される34試合については、BSP4Kでも同時生中継する計画でした。
ここで注意したいのは、全104試合の放送と全104試合のライブ中継は同じ意味ではないことです。BSP4Kは録画放送も含めて全試合をカバーする方式であり、全試合をリアルタイムで視聴したい場合のDAZNとは性質が異なります。
NHK ONEは地上波中継分の見逃し配信に対応
NHK ONEは、NHKのインターネットサービスです。
大会期間中は、NHK総合で生中継する34試合について、テレビとの同時配信と見逃し配信が実施されました。連日放送されたデイリーハイライトなども配信対象でした。
スマートフォンやパソコンなどでテレビ放送を視聴できる点がメリットですが、全104試合を配信するサービスではありません。
したがって、NHK ONEだけで全試合を追えるという理解は正確ではありません。また、大会終了後の見逃しコンテンツの公開期間は番組ごとに確認する必要があります。
DAZNは全104試合のライブ配信を実施
全試合をリアルタイムで視聴するための中心的なサービスとなったのがDAZNです。
DAZNは日本国内で全104試合の配信権を獲得し、全試合をライブ配信しました。加えて、全試合の見逃し配信やハイライト、日本語実況・解説にも対応しました。
大きな特徴は、日本代表戦が全試合無料でライブ配信されたことです。日本戦だけを視聴したい人は、有料プランに加入しなくても無料アカウントで視聴できる仕組みが用意されました。
一方、日本代表戦以外も含めて全104試合を視聴する場合は、対象プランへの加入が必要でした。DAZNの公式ヘルプでは、Standardプランが全104試合の対象とされ、Baseball Planについては専用の追加オプションが必要と案内されていました。
【日本代表の大会結果】グループステージ突破からブラジル戦まで
放送日程を振り返るうえでは、日本代表が実際にどこまで勝ち進んだのかも重要です。日本はグループFでオランダ、チュニジア、スウェーデンと対戦しました。
グループFの最終順位
- 1位:オランダ(勝ち点7)
- 2位:日本(勝ち点5)
- 3位:スウェーデン(勝ち点4)
- 4位:チュニジア(勝ち点0)
日本は1勝2分け、無敗でグループステージを終了しました。チュニジア戦での4得点が大きく、勝ち点5で2位となり、決勝トーナメント進出を決めています。
ラウンド32は日本時間6月30日午前2時
日本の次の試合は、決勝トーナメント最初のラウンド32でした。対戦相手は強豪ブラジルです。
日本時間の2026年6月30日(火)午前2時にキックオフし、フジテレビ系列とNHK BSが生中継、DAZNがライブ配信しました。
試合では佐野海舟が先制ゴールを決めたものの、ブラジルに逆転を許し、最終スコアは日本1対2ブラジル。日本代表はラウンド32で大会を終えました。
この結果、日本代表の2026年大会におけるテレビ中継は、グループステージ3試合に加えて、ラウンド32のブラジル戦までとなりました。
【プロの結論】ワールドカップの地上波・BS・配信は目的別に選ぶのが正解
2026年大会の放送体制から分かるのは、地上波、BS、インターネット配信がそれぞれ異なる役割を担っていたことです。
日本代表の試合だけを無料で見たい人
地上波ではNHK総合と日本テレビ系列を確認すれば、日本代表のグループステージ3試合を視聴できました。BS環境があればNHK BSでの中継も利用でき、DAZNでも日本代表戦は無料配信の対象でした。
大会全体を追いかけたい人
全104試合をライブで視聴するならDAZNが選択肢でした。地上波は放送対象が限定されるため、海外の強豪国同士の試合や、同時刻に開催される別グループの試合まで追うには配信サービスの利用が適していました。
高画質のテレビで観戦したい人
NHK BSプレミアム4Kは全104試合を放送対象としたため、4K対応テレビと受信環境を持つ視聴者にとって有力な選択肢でした。ただし、録画放送を含むため、リアルタイム視聴を優先する場合は放送時刻の確認が必要でした。
見逃し配信を重視する人
NHK ONEはNHK地上波中継分の見逃し配信、DAZNは全104試合の見逃し配信に対応しました。対象試合数に大きな差があるため、サービスを選ぶ際は単に「見逃し配信あり」という表示だけで判断しないことが大切です。
また、2026年11月現在は大会が終了しているため、過去の試合映像を視聴する場合は、各サービスのアーカイブ公開状況や配信期限を確認する必要があります。
【ワールドカップ日程と地上波放送】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:日本代表のワールドカップ2026の試合は何時から放送された?
A1:日本対オランダは6月15日午前5時、日本対チュニジアは6月21日午後1時、日本対スウェーデンは6月26日午前8時でした。いずれも日本時間です。
Q2:日本対オランダ、日本対チュニジア、日本対スウェーデンの放送局は?
A2:オランダ戦とスウェーデン戦はNHK総合、チュニジア戦は日本テレビ系列とNHK BSが担当しました。3試合ともDAZNでもライブ配信されました。
Q3:NHK BSP4KとDAZNはどちらも全104試合を見られる?
A3:どちらも全104試合が対象でした。ただし、BSP4Kは生中継と録画放送、DAZNは全試合のライブ配信という違いがあります。
Q4:NHK ONEでワールドカップ全104試合を見逃し視聴できた?
A4:いいえ。NHK ONEの対象はNHK地上波で中継した34試合と大会期間中のハイライト番組でした。全104試合の見逃し配信はDAZNが対応しました。
Q5:DAZNでは日本代表戦を無料で視聴できた?
A5:はい。DAZNは日本代表の試合を全試合無料でライブ配信しました。一方、日本代表戦以外も含めて全104試合を視聴するには、対象となる有料プランなどの利用が必要でした。
まとめ:ワールドカップ2026の地上波放送と全104試合の視聴方法
2026年のFIFAワールドカップは、NHK、日本テレビ系列、フジテレビ系列による地上波中継と、NHK BS、NHK BSプレミアム4K、DAZNによる多様な視聴方法が用意された大会でした。
日本代表のグループステージ3試合は、NHK総合が2試合、日本テレビ系列が1試合を担当。チュニジア戦はNHK BSでも放送されました。加えて、ラウンド32のブラジル戦はフジテレビ系列とNHK BSで中継されました。
大会全体では、NHK地上波が34試合、日本テレビ系列が15試合、フジテレビ系列が10試合を生中継。NHK BSP4Kは全104試合を生中継・録画で放送し、DAZNは全104試合のライブ配信を実施しました。
特に押さえておきたいのは、地上波の放送試合数、BSの放送範囲、NHK ONEの見逃し対象、DAZNの全試合配信は、それぞれ別の仕組みであるという点です。
日本代表の試合を中心に楽しむのか、海外の強豪国も含めて全試合を追うのか、高画質のテレビで観戦するのか。目的に合わせて放送・配信サービスを使い分けることが、ワールドカップを最大限楽しむためのポイントでした。
主な根拠資料: 日本サッカー協会(JFA)の公式日程・放送・試合結果、NHKの2026年6月8日付放送発表、日本テレビ・フジテレビの公式放送発表、DAZNの公式配信発表および視聴案内。