夏の旅行先を選ぶなら、景色の美しさや観光施設の充実度だけでなく、実際にどれくらい涼しく過ごせるかも重視したい。2026年は全国的に厳しい暑さが続き、避暑を目的とした旅行では、北海道や東北の冷涼な地域に加え、標高1,000mを超える高原や山岳リゾートへの関心が高まっている。
国内には、青森県の酸ヶ湯温泉、長野県の軽井沢・上高地、群馬県の草津温泉、栃木県の那須高原、富山県の立山黒部アルペンルート、福島県の裏磐梯など、気候も楽しみ方も異なる避暑地が点在する。気象庁の平年値、各地域の標高、交通アクセス、宿泊費用を比較すると、単純に北へ行けば涼しいというわけではないことも見えてくる。
【2026年最新】おすすめ避暑地ランキング!国内で本当に涼しく過ごせる場所10選

おすすめ避暑地を選ぶ際には、気温だけでなく、涼しい時間をどれだけ長く過ごせるか、観光の選択肢があるか、移動に無理がないかも判断材料になる。
ここでは、冷涼な気候への期待度、自然環境、温泉・観光の充実度、旅行のしやすさを総合的に考えたおすすめ10選を紹介する。順位は気温だけを並べた公式ランキングではなく、旅行先としての総合的な選びやすさを考慮した目安だ。
- 長野県・上高地:標高約1,500m。清流、森林、北アルプスの絶景を楽しめる山岳リゾート。
- 青森県・酸ヶ湯温泉:標高925m。8月の平均気温が18.4℃の冷涼な温泉地。
- 富山県・立山黒部アルペンルート:標高2,450mの室堂まで乗り物でアクセスできる本格的な山岳観光地。
- 群馬県・草津温泉:標高約1,200m。温泉街の散策と高原の涼しさを同時に楽しめる。
- 長野県・軽井沢:標高900〜1,000mの高原リゾート。ショッピングやカフェ巡りにも便利。
- 大分県・くじゅう高原:標高700〜900mの草原地帯。九州で高原の涼しさを味わいたい人におすすめ。
- 福島県・裏磐梯:五色沼や桧原湖など、水辺と森林の景観が魅力の自然派避暑地。
- 栃木県・那須高原:標高約400〜1,400m。牧場、温泉、レジャー施設が充実している。
- 山梨県・河口湖:標高約860m。富士山と湖の景色、湖畔散策を楽しめる。
- 北海道・函館:海風を感じる港町。歴史的な街並みや夜景、海鮮グルメを楽しむ旅行に向いている。
特に冷涼さを最優先するなら、標高の高い立山室堂や上高地、酸ヶ湯温泉が有力だ。一方、観光や食事、買い物も楽しみたい場合は軽井沢や函館のような都市型リゾートのほうが満足度を高めやすい。
【気象庁データで比較】夏の平均気温と標高から見る日本国内の涼しい場所
避暑地を比較するうえで参考になるのが、気象庁が公表する地点別の気温データだ。平年値は、その年だけの異常気象に左右されず、地域の気候を把握するための基準として利用されている。
2026年も暑さへの警戒が必要な理由
気象庁の日本の月平均気温に関する資料によると、2026年8月の日本の平均気温は、1991〜2020年の基準値を0.95℃上回った。1898年の統計開始以降、7番目に高い値となっている。
また、2026年の8月は2023年、2024年、2025年などに続く高温傾向の中に位置している。こうした状況では、旅行先の緯度だけでなく、標高や地形、海風の影響まで考慮した行き先選びが欠かせない。2026年の夏も、避暑地だから絶対に暑くならないという保証はない。
8月の平均気温を比較すると高原と山岳地帯の差が見える
以下は気象庁の1991〜2020年の平年値を基準にした8月の平均気温の比較だ。酸ヶ湯、軽井沢、河口湖、青森市について、各地点の観測値を並べた。
| 観測地点 | 8月の平均気温 | 地域の特徴 | 避暑の魅力 |
|---|---|---|---|
| 酸ケ湯(青森県) | 18.4℃ | 標高約925m | 高原の冷涼な気候と温泉 |
| 軽井沢(長野県) | 20.8℃ | 標高約900〜1,000m | 高原リゾートと森林散策 |
| 河口湖(山梨県) | 22.5℃ | 標高約860m | 湖畔の風と富士山の眺望 |
| 青森市(青森県) | 23.5℃ | 標高約3m | 港町観光と北国の食文化 |
出典は気象庁の過去の気象データ検索および1991〜2020年の平年値資料。数値は各観測地点の8月の月平均気温であり、観光エリア全体や山頂の気温を表すものではない。
この比較で注目したいのは、同じ青森県でも青森市と酸ヶ湯では気温に大きな差がある点だ。青森市は海沿いの市街地に位置する一方、酸ヶ湯は八甲田山中の高地にある。都道府県名だけで涼しさを判断するのではなく、実際に滞在する地点の標高を確認することが大切だ。
軽井沢も8月の平均気温が20.8℃と、都市部に比べて過ごしやすい水準にある。ただし、日中は最高気温が上がる日もある。朝晩の冷涼さと昼間の暑さを分けて考え、時間帯に応じて予定を組み立てたい。
なお、気象庁の平年値は1991〜2020年の30年間を基にしたもので、2026年の実際の気温そのものではない。旅行直前には最新の天気予報や現地の気温情報も確認しておきたい。
【北海道・東北エリア】函館・酸ヶ湯温泉・裏磐梯で楽しむ北国の避暑旅行
北海道・函館|涼しさと観光を両立できる港町
函館は、北海道南部に位置する歴史と食文化の豊かな港町だ。東京などの大都市圏から飛行機でアクセスしやすく、鉄道を使った旅行にも対応できる。
代表的な観光スポットは、元町の洋館や教会群、金森赤レンガ倉庫、五稜郭公園、函館山など。夕方から夜にかけて函館山の展望台を訪れれば、港と街の光が織りなす景色を楽しめる。
また、函館朝市では海鮮丼やイカなどの海産物、湯の川温泉では温泉旅館での滞在が楽しめる。涼しさだけを求めて山奥にこもるのではなく、街歩きやグルメを中心に夏の旅行を楽しみたい人に向いている。
ただし、函館市街地は標高の高い山岳リゾートではない。猛暑日や熱帯夜が発生する可能性もあるため、純粋に低温を求めるなら酸ヶ湯温泉などの高地を選びたい。
青森県・酸ヶ湯温泉|8月平均18.4℃の本格的な温泉避暑地
酸ヶ湯温泉は、八甲田山中の標高925mに位置する歴史ある温泉地。日本温泉協会によると、約300年の歴史を持つ湯治場であり、国民保養温泉地の第一号にも指定されている。
最大の魅力は、総ヒバ造りの大浴場「ヒバ千人風呂」。約260平方メートルの広さを持つ浴室に複数の浴槽が設けられ、昔ながらの湯治文化を体験できる。
周辺には地獄沼、城ヶ倉渓流、睡蓮沼などの景勝地があり、八甲田の自然散策も楽しめる。温泉に入って休み、森林や湿原の景色を眺めるという、暑い夏に適した滞在スタイルを実現しやすい。
アクセスは青森駅からJRバスで約1時間10分、新青森駅から約1時間20分。宿泊者向けには、新青森駅からの予約制無料送迎バスも用意されている。
日帰り入浴料金は公式案内で大人1,000円、小学生500円。温泉を中心に過ごす旅行なら、宿泊せずに立ち寄る選択肢もある。
注意したいのは、山間部ならではの天候変化と交通事情だ。冬期には道路の通行規制もあるため、季節を問わず出発前の道路・バス情報の確認が必要となる。
福島県・裏磐梯と五色沼|湖沼と森林に囲まれる自然派リゾート
裏磐梯は、磐梯山の北側に広がる自然豊かな高原エリア。桧原湖や五色沼湖沼群など、水辺と森林が織りなす景観が特徴だ。
特に人気なのが五色沼自然探勝路。大小の沼が点在し、天候や季節、見る角度によって青や緑の色合いが変化する。裏磐梯ビジターセンターの案内では、コースは片道約4km、所要時間は約1時間30分で、比較的アップダウンが少ない初級向けの散策路となっている。
公共交通機関ではJR猪苗代駅から路線バスを利用できる。車がなくても訪問できるが、散策路の入口と出口が異なるため、帰りのバスの時刻を事前に調べておくと安心だ。
2026年にはクマによる人身被害を受け、五色沼探勝路の一部区間で通行時間を制限する措置が実施された。北塩原村の8月20日更新情報では五色沼自然探勝路は通行可能とされていたが、山林での散策には野生動物への備えが欠かせない。現地の最新情報を確認し、熊鈴などの対策を整えたい。
【関東・甲信・北陸エリア】軽井沢・上高地・草津・那須・立山を徹底比較
長野県・軽井沢|初めての避暑地旅行にもおすすめ
軽井沢は、避暑地として長い歴史を持つ高原リゾート。軽井沢町の公式資料によると、町役場の標高は938mで、町内には標高900〜1,000mほどの高原地帯が広がっている。
夏の楽しみ方は幅広い。旧軽井沢銀座通りでの食べ歩き、ハルニレテラスでのカフェ巡り、雲場池周辺の散策、アウトレットでのショッピングなど、自然と街の観光を一度に楽しめる。
新幹線を利用すれば東京方面からの移動もしやすく、車を使わない旅行にも向いている。宿泊施設の選択肢も多く、ホテル、ペンション、コテージなど旅行スタイルに合わせやすい。
一方、夏休みやお盆の時期は宿泊需要が高まり、人気施設は早い段階で予約が埋まる。予算を抑えるなら、平日や繁忙期を外した日程を検討したい。
長野県・上高地|標高1,500mの山岳リゾート
上高地は、北アルプスの山々と梓川の清流に囲まれた、日本を代表する山岳景勝地だ。標高は約1,500m。松本市公式観光サイトでも、特別名勝・特別天然記念物に指定された自然景観として紹介されている。
代表的な見どころは、河童橋、大正池、明神池、田代湿原など。水面に映る穂高連峰や、森の中を流れる梓川の透明感は、都市部の観光地では味わいにくい魅力だ。
山岳観光地としての大きな特徴は、真夏でも比較的涼しいこと。中部山岳国立公園の観光情報では、標高約1,500mの上高地について、夏の気温の目安を最高19℃、最低17℃と紹介している。
2026年度の開山期間は4月17日から11月15日まで。自然環境の保護のため、上高地へのマイカー乗り入れは年間を通じて禁止されている。
松本方面からは松本駅、新島々駅を経由するバスが利用できる。自家用車の場合も沢渡駐車場などでシャトルバスに乗り換える仕組みだ。2026年度の沢渡から上高地までのシャトルバスは片道1,600円、往復3,000円となっている。
車なしでも訪問しやすい一方、人気シーズンはバスや宿泊施設が混雑する。早朝に到着して散策するプランがおすすめだ。
群馬県・草津温泉|標高1,200mで温泉街を楽しむ
草津温泉は、群馬県北西部にある標高約1,200mの温泉地。草津温泉観光協会の公式情報では、7〜8月の平均気温は約18℃とされ、夏でも比較的涼しい高原の気候が特徴だ。
温泉街の中心には湯畑があり、立ち上る湯けむりと木造の建物が独特の雰囲気を生み出している。西の河原公園や大滝乃湯、熱乃湯など、温泉を中心にした観光スポットも充実している。
草津温泉の魅力は、自然の中で過ごすだけでなく、徒歩で温泉街を巡れること。宿泊施設も幅広く、老舗旅館から比較的手頃なホテルまで選択肢がある。
鉄道利用の場合は、JR長野原草津口駅からバスで草津温泉バスターミナルへ向かう。軽井沢駅からのバスを利用する方法もある。首都圏からの高速バスも運行されているため、車なしの旅行にも適している。
栃木県・那須高原|家族旅行やレジャーを楽しみたい人向け
那須高原は、那須連山の山麓に広がる自然豊かなリゾートエリア。環境省の自然環境資料では、那須高原の標高はおおむね400〜1,400mとされている。
茶臼岳のロープウェイ、那須温泉郷、殺生石、駒止の滝など、自然と歴史を感じるスポットが点在する。牧場や動物とのふれあい施設、レジャー施設も多く、子ども連れの旅行にも向いている。
那須の特徴は、標高や場所によって気候が変わること。標高の高いエリアで過ごすほど涼しさを期待できるが、麓の施設や市街地では暑さを感じる場合もある。
そのため、宿泊施設を選ぶ際には「那須高原」という名称だけで判断せず、所在地や標高、周辺の交通手段まで確認したい。観光施設を複数巡る場合は、レンタカーがあると移動の自由度が高まる。
富山県・立山黒部アルペンルート|標高2,450mの室堂で別世界の夏を体験
立山黒部アルペンルートは、富山県と長野県を結ぶ大規模な山岳観光ルート。ケーブルカー、高原バス、ロープウェイなど複数の乗り物を乗り継ぎながら、標高差約2,000mの山岳景観を楽しめる。
避暑の中心となるのは、標高2,450mの室堂エリアだ。夏には高山植物やみくりが池などの自然景観が広がり、平地とは異なる涼しい空気を感じられる。
登山をしなくても乗り物を利用して山岳エリアへアクセスできることから、体力に自信がない人や家族旅行にも選択肢となる。ただし、室堂は本格的な山岳地帯。天候が急変することもあり、薄手の上着だけでは不十分な場合がある。
2026年度の営業期間は4月15日から11月30日まで。旅行を計画する際には、区間ごとの運行状況、乗車券の予約、天候による運休情報を確認したい。
山梨県・河口湖|富士山と湖畔の景色を満喫
河口湖は、富士五湖の一つで、標高約860mに位置する湖畔の観光地。気象庁の平年値では、8月の平均気温は22.5℃となっている。
湖畔の遊歩道、富士山パノラマロープウェイ、遊覧船、周辺の美術館やカフェなど、観光の選択肢が多い。湖面と富士山を眺めながら過ごす時間は、夏の旅行に適した開放感がある。
新宿方面から高速バスや鉄道でアクセスでき、車なしでも旅行を組み立てやすい。特に湖畔の宿に泊まり、早朝や夕方の比較的涼しい時間に散策するプランがおすすめだ。
ただし、河口湖は標高が高いとはいえ、真夏の日中には気温が上がる。山岳地帯のような冷涼さを期待するよりも、湖畔の景観や観光の充実度を重視する人に適している。
【西日本・九州エリア】穴場の避暑地なら阿蘇・くじゅう高原にも注目
大分県・くじゅう高原|九州で高原の涼しさを味わう
九州の夏は暑いというイメージがあるが、標高の高い地域には避暑に適した場所がある。その代表が大分県のくじゅう高原だ。
大分県の観光公式情報によると、久住高原は標高約800〜900mに広がり、飯田高原は標高約800〜1,000mに位置する。草原の景観や高原を吹き抜ける風、星空観賞など、都市部とは異なる自然体験を楽しめる。
長者原周辺では湿原や自然散策、温泉、ビジターセンターなどを組み合わせた観光が可能。阿蘇くじゅう国立公園の広大な景観も魅力で、ドライブ旅行との相性が良い。
熊本地方気象台も、阿蘇地方は標高400mから1,000mを超える地域があり、熊本県内では比較的夏が涼しい地域として紹介している。
公共交通機関だけで複数の観光スポットを巡るには移動計画が必要になるため、レンタカーを利用する旅行者に特におすすめしたい。
穴場の避暑地を探すなら有名リゾートの周辺にも目を向ける
人気の避暑地は、お盆や夏休み期間に宿泊料金が高くなりやすく、観光スポットも混雑する。そこで検討したいのが、有名リゾートの周辺にある高原や湖畔のエリアだ。
例えば、軽井沢の中心部ではなく周辺の高原エリアに宿泊する、草津温泉の中心街から少し離れた自然豊かな宿を選ぶ、裏磐梯では五色沼だけでなく桧原湖周辺まで足を延ばすといった方法がある。
大切なのは、知名度が低い場所を無条件に穴場と考えないこと。交通の便が限られていたり、飲食店や売店が少なかったりする場合もある。宿泊先の周辺環境や最終バスの時刻まで確認しておきたい。
【車なし・費用・宿泊料金】失敗しない避暑地旅行の選び方
車なしで行ける避暑地はどこ?
車を運転しない旅行者でも、国内には公共交通機関を使って訪問できる避暑地がある。特におすすめなのは、駅やバスターミナルから観光エリアまでの移動手段が整っている場所だ。
- 軽井沢:北陸新幹線で軽井沢駅へ。駅周辺や旧軽井沢エリアを中心に観光しやすい。
- 上高地:松本駅から鉄道と路線バスを乗り継ぐ。車なしでも山岳景観を楽しめる。
- 草津温泉:長野原草津口駅から路線バス、または首都圏からの高速バスを利用する。
- 酸ヶ湯温泉:青森駅からJRバスを利用でき、宿泊者向けの送迎サービスもある。
- 河口湖:高速バスや鉄道を利用でき、湖畔エリアの観光にも便利。
- 裏磐梯:猪苗代駅から路線バスを利用して五色沼入口などへ向かう。
車なし旅行で特に気を付けたいのは、観光地に到着した後の移動だ。駅から宿泊施設までの送迎、路線バスの本数、観光施設間の距離を調べておかないと、現地で長時間待つことになる。
上高地のようにマイカー規制がある場所は、公共交通機関の利用を前提に旅行を組み立てられる点がメリットだ。一方、くじゅう高原や那須高原のように観光スポットが広範囲に点在する地域では、レンタカーがあると便利になる。
避暑地旅行の費用はどれくらい?
旅行費用は、出発地、宿泊日数、宿泊施設のグレード、移動手段によって大きく変わる。
JTBが2026年7月に発表した夏休みの旅行動向では、2026年7月15日〜8月31日の国内旅行について、1人あたりの平均旅行予定費用を48,500円と推計している。これは国内の1泊以上の旅行全般を対象にした平均値であり、特定の避暑地の宿泊料金ではない。
避暑地旅行では、次の費用を分けて考えると予算を組みやすい。
- 交通費:新幹線、特急、高速バス、現地路線バス、レンタカーなど。
- 宿泊費:ホテル、温泉旅館、ペンション、山岳ホテル、コテージなど。
- 食事代:夕食付きプランにするか、現地の飲食店を利用するかで変わる。
- 観光費:ロープウェイ、遊覧船、アルペンルートの乗車券、温泉の日帰り入浴など。
宿泊料金を抑えるなら、平日宿泊、早期予約、素泊まりプラン、駅から少し離れた宿泊施設を検討したい。反対に、上高地の山岳ホテルや立山室堂周辺の宿泊施設など、立地そのものが特別な体験になる場所では、宿泊費を優先して予算を確保する価値もある。
宿泊料金を比較するときに見落としやすいポイント
避暑地の宿泊料金は、同じ施設でも曜日や予約時期によって変動する。特に7月下旬から8月のお盆期間は需要が集中しやすい。
比較するときは、表示価格だけでなく、1人あたりの料金なのか1室あたりの料金なのか、夕食・朝食が含まれているか、入湯税や駐車料金が別途必要かも確認する。
温泉旅館なら食事付きプランの満足度が高い場合もある一方、軽井沢や河口湖のように飲食店が多い場所では素泊まりにして外食を楽しむ方法もある。旅行の目的に応じて選びたい。
【プロの結論】避暑地は気温だけでなく旅の過ごし方で選ぶ
避暑地選びで最も重要なのは、単純な気温の低さだけで順位を決めないことだ。
例えば、酸ヶ湯温泉は冷涼な気候と温泉文化を楽しめるが、周辺の観光スポットを効率よく巡るにはバスの時刻や宿泊施設の立地を考える必要がある。上高地は山岳景観と涼しさが魅力だが、マイカーで自由に移動できる場所ではない。
一方、軽井沢や河口湖は標高の高い山岳地帯ほど涼しくない日もあるが、食事、買い物、宿泊、観光を組み合わせやすい。
つまり、旅行先を選ぶ際には次の3点を優先順位にすると失敗しにくい。
- 涼しさが最優先:酸ヶ湯温泉、上高地、立山室堂。
- 温泉や街歩きも楽しみたい:草津温泉、軽井沢、函館。
- 自然体験や家族旅行を重視:那須高原、裏磐梯、くじゅう高原。
また、涼しい場所であっても熱中症対策は必要だ。高地では日差しが強く、紫外線や急な天候変化にも注意したい。水分補給、帽子、歩きやすい靴、薄手の防寒着を用意しておくと安心だ。
【おすすめ避暑地】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:日本で一番涼しいおすすめ避暑地はどこ?
A1:目的によって異なるが、標高の高い立山室堂や上高地、8月の平均気温が18.4℃の酸ヶ湯温泉が有力候補。特に気温の低さを優先するなら、標高2,450mの室堂も検討したい。
Q2:夏でも涼しい観光地で車なしで行ける場所は?
A2:軽井沢、上高地、草津温泉、酸ヶ湯温泉、河口湖などがおすすめ。鉄道や路線バスを利用できる。ただし、現地のバスの本数や予約条件は事前に確認したい。
Q3:8月でも涼しい温泉地はどこ?
A3:青森県の酸ヶ湯温泉や群馬県の草津温泉が代表的。酸ヶ湯は標高925m、草津温泉は標高約1,200mに位置しており、温泉と高原の気候を組み合わせて楽しめる。
Q4:避暑地旅行の費用を安く抑える方法は?
A4:平日宿泊、お盆を避けた日程、早期予約、素泊まりプランなどを組み合わせる方法がある。交通費と宿泊費だけでなく、現地の観光交通費も含めて比較すると予算を管理しやすい。
Q5:穴場の避暑地を探すならどこがおすすめ?
A5:福島県の裏磐梯、大分県のくじゅう高原、青森県の酸ヶ湯周辺などがおすすめ。森林や湖沼、高原の景観を楽しみながら、比較的ゆったりとした旅行を計画できる。
Q6:避暑地に行くベストシーズンはいつ?
A6:一般的には7月中旬から8月下旬が避暑旅行の中心となる。高地では6月下旬から涼しさを感じられる場所もあり、9月に入っても快適に散策できる地域がある。ただし、施設の営業期間や天候は地域によって異なる。
まとめ:2026年の避暑地選びは涼しさ・アクセス・費用のバランスが決め手
2026年のおすすめ避暑地には、北海道の函館から青森の酸ヶ湯温泉、長野の軽井沢・上高地、群馬の草津温泉、栃木の那須高原、富山の立山黒部アルペンルート、福島の裏磐梯、九州のくじゅう高原まで、個性豊かな旅行先がそろっている。
気象庁の平年値を参考にすると、同じ地域でも標高によって夏の気温は大きく異なる。酸ヶ湯温泉の8月平均気温18.4℃や軽井沢の20.8℃は、避暑地を選ぶ際の具体的な比較材料になる。
一方、涼しさだけを優先すると、交通の不便さや宿泊料金、観光施設の少なさが気になる場合もある。車なしなら軽井沢や上高地、温泉を満喫したいなら酸ヶ湯や草津、自然体験を重視するなら裏磐梯やくじゅう高原というように、旅の目的を明確にして選ぶことが大切だ。
2026年の夏の気温傾向を踏まえ、今後の旅行では現地の標高、最新の気象情報、交通機関の運行状況、宿泊料金を総合的に確認したい。自分に合った避暑地を選び、暑さを忘れて自然や温泉、地域ならではの食文化を楽しむ夏の旅行を計画してほしい。