国民的時代劇として長年にわたり愛され続けてきたTBSの『水戸黄門』。水戸光圀公(黄門様)の供として全国を歩く「助さん」「格さん」は、物語に欠かせない双璧の存在です。特に「格さん」こと渥美格之進は、印籠を掲げる決まり手や豪快な立ち回りで多くの視聴者を魅了してきました。
本記事では、1969年の放送開始からバトンをつないできた歴代の格さんキャストを初代から順番に徹底紹介し、各俳優が放った魅力や出演シリーズの変遷を分かりやすく紐解いていきます。
国民的時代劇『水戸黄門』と「格さん」という不滅のキャラクター
『水戸黄門』は1969年にテレビ放送がスタートして以来、日本のテレビ時代劇の金字塔として君臨してきました。主人公の水戸光圀公が諸国を漫遊し、世直しを行うという勧善懲悪の王道ストーリーは、いつの時代も多くの視聴者に爽快感と安心感を与えています。
その旅の道中で、黄門様を支える2人の側近が「助さん(佐々木助三郎)」と「格さん(渥美格之進)」です。特に格さんは、真面目で実直、時には怪力を活かした大立ち回りで悪を懲らしめる、物語の要となるポジションです。歴代の俳優たちがどのようにこの大役に挑み、独自の格さん像を築き上げてきたのか、その歴史を順に見ていきます。
初代から現在へ!『水戸黄門』歴代格さんキャスト一覧
放送開始から長い歴史を持つ『水戸黄門』では、役柄ごとに何人もの俳優がバトンをつないできました。ここでは、歴代の格さんを演じた主な俳優陣と、それぞれの出演シリーズにおける特徴を整理して紹介します。
| 代数 | 俳優名 | 担当シリーズ(主な放送期間) | 格さんとしての特徴・魅力 |
|---|---|---|---|
| 初代 | 横内正 | 第1部~第9部(1969年~1978年)ほか | シリーズの礎を築いた初代。若々しさと知性を兼ね備えた硬派な佇まいが光る。 |
| 2代 | 大和田獏 | 第10部~第13部(1979年~1983年) | 爽やかさと知的な雰囲気を前面に出し、若き日の格さん像を好演。 |
| 3代 | 伊吹吾郎 | 第14部~第28部(1984年~2000年) | 歴代最長となる長期出演。豪快な体格と熱い正義感で「最強の格さん」と称される。 |
| 4代 | 合田雅人 | 第29部~第38部(2001年~2008年) | スマートでスタイリッシュな雰囲気を持ち、現代的なスマートさをプラス。 |
| 5代 | 荒井敦史 | 2017年リメイク版(TBS系) | 新たな時代に向けて抜擢された若手俳優。フレッシュな魅力で令和の世直しを支えた。 |
上記の表からも分かるように、時代や黄門様を演じる主演俳優の顔ぶれに合わせて、格さんのキャラクターも少しずつ進化を遂げてきました。それぞれの時代を彩った名優たちの存在感こそが、長寿番組を支えた原動力となっています。
初代・横内正が築いた硬派な「格さん」の原点
記念すべき初代格さんを演じたのは、俳優の横内正さんです。放送開始の1969年から第9部まで、そして後年のスペシャル版などでも活躍しました。
初代・横内正さんが作り上げた格さんは、知的で生真面目、そして武士としての誇りに満ち溢れた硬派なキャラクターでした。初代助さんを演じた杉良太郎さん(およびその後の歴代助さん)とのコンビネーションは非常に息が合っており、後の時代劇における主従関係の黄金パターンを確立したと言えます。
歴代最長!伊吹吾郎が演じた「最強の格さん」の軌跡
第14部から第28部まで、約16年間にわたって格さんを演じ続けたのが伊吹吾郎さんです。「歴代格さんといえば伊吹吾郎」と即答するファンも多いほど、圧倒的な存在感を放ちました。
伊吹版の格さんは、その屈強な体格を活かした豪快な立ち回りと、不正を絶対に許さない熱い正義感が最大の特徴です。旅先での力仕事や悪人たちとの大乱闘シーンでは抜群のキレを見せ、「頼れる側近」としてのイメージを決定づけました。また、真面目さの中に時折見せる人間味あふれる温かさも、多くの視聴者に愛された理由の一つです。
シリーズの変遷と、助さん・格さんコンビの魅力
水戸黄門の醍醐味は、何といってもクライマックスにおける「お馴染みの印籠シーン」です。悪事が暴かれ、「この紋所が目に入らぬか!」という黄門様のセリフに続き、助さんと格さんが悪人たちをねじ伏せるカタルシスは、日本中の茶の間を沸かせました。
時代が変わるにつれて、助さんと格さんの関係性やアプローチも微調整されてきました。例えば、知的で冷静な助さんに対して、武闘派で直情型の格さんという王道の対比構造が守られつつも、演じる俳優の個性によって絶妙なバランスが生み出されてきました。こうした細やかな演出の積み重ねが、何十年にもわたって視聴者を飽きさせない秘訣となっています。
【水戸黄門格さん歴代】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:初代の格さんを演じたのは誰ですか?
A1:1969年の放送開始から第9部まで初代格さんを務めたのは、俳優の横内正さんです。
Q2:最も長く格さんを演じた俳優は誰ですか?
A2:第14部から第28部まで約16年にわたり格さんを演じた、伊吹吾郎さんが歴代最長となります。
Q3:水戸黄門の歴代シリーズを見るにはどの動画配信サービスがおすすめですか?
A3:U-NEXTなどの主要な動画配信サービスにおいて、過去の豊富なシリーズが見放題作品として配信されているケースが多く、いつでも名作を振り返ることができます。
まとめ:時代を超えて愛され続ける「格さん」の魅力と今後の継承
『水戸黄門』における歴代の格さんキャストたちは、単なる付き人という枠を超え、それぞれの時代における正義や理想の男性像を体現してきました。初代・横内正さんが築いた気高い土台があり、大和田獏さんの爽やかさ、伊吹吾郎さんの圧倒的な力強さ、そして合田雅人さんや荒井敦史さんへと続くバトンリレーがあったからこそ、国民的時代劇としてのブランドが守られ続けています。
時代やメディアの形が変わっても、悪を挫き弱きを助けるという勧善懲悪のドラマが持つ普遍的な魅力は色褪せません。今後も日本のテレビ史に刻まれる名キャラクターとして、格さんの存在は語り継がれていくでしょう。