2026年のソフトバンクを語るうえで欠かせないのが、打線の中心を担った近藤健介と栗原陵矢だ。
2人は異なる持ち味で攻撃を支え、チームの707得点という数字を後押しした。
近藤健介:打率.309、出塁率.431の安定感
近藤は2026年に139試合へ出場し、打率.309を記録。リーグの打率ランキングでも2位に入った。
特に注目したいのは出塁率.431という数字だ。
単純にヒットを打つだけではなく、四球を選ぶ能力も発揮しており、年間101四球を記録。後続打者に得点機会をつなぐ役割を果たした。
32本塁打、108打点という長打力も備えており、出塁と得点の両面でチームに貢献した。
栗原陵矢:40本塁打、118打点の長距離砲
栗原は2026年に40本塁打、118打点を記録した。
近藤が高い出塁能力と確実性で打線を支えたのに対し、栗原は一振りで試合の流れを変える長打力を発揮。長打率.557という数字にも、その破壊力が表れている。
近藤と栗原のように、出塁能力に優れた打者と長打で走者を返す打者がそろっていたことは、ソフトバンク打線の大きな強みだった。
投手陣も優勝を支えた
打線だけでなく、投手陣にも安定した成績を残した選手がいる。
- 前田悠伍: 12勝1敗、防御率2.10
- 大津亮介: 12勝5敗、防御率2.68
- 上沢直之: 10勝4敗、防御率2.39
- 杉山一樹: 35セーブ
- ヘルナンデス: 防御率1.48
特に前田悠伍は19試合に登板して12勝を挙げ、勝率.923という好成績を残した。
また、杉山は55試合に登板して35セーブ。日本シリーズでも第1戦、第2戦、第4戦でセーブを記録し、最終盤のリードを守る役割を担った。
ヘルナンデスもレギュラーシーズンで45試合に登板し、防御率1.48。日本シリーズ第2戦と第4戦では勝利投手となっている。
先発、セットアッパー、抑えと、それぞれの役割を担う投手が結果を残したことも、年間91勝と日本一につながった。
【プロの結論】ソフトバンクの2026年は攻撃力と投手力の融合が勝因
2026年のソフトバンクの成績を評価する際、注目すべき要点は3つある。
1つ目は、得点力の高さ。
チーム707得点はパ・リーグ最多だった。近藤の出塁能力、栗原の長打力に加え、柳田悠岐や周東佑京らも攻撃に加わり、複数の形で得点を生み出せる打線を形成した。
2つ目は、投手陣の層の厚さ。
チーム防御率2.88はリーグ2位。最多の得点を挙げるだけでなく、相手の得点を452点に抑えた。先発陣が試合をつくり、救援陣が終盤を守る構造が機能していた。
3つ目は、接戦を勝ち切る能力。
日本シリーズでは第1戦が延長11回、第2戦と第3戦が延長10回だった。3試合連続の延長戦という厳しい展開でも、ソフトバンクはすべて勝利した。
特に第3戦の正木智也のサヨナラ本塁打、第4戦の山本祐大の適時三塁打は、短期決戦での勝負強さを象徴する場面だった。
なお、2026年の日本シリーズMVPは近藤でも栗原でもなく、正木智也。4試合で打率.438、2本塁打を記録し、優勝に大きく貢献した。優秀選手賞には杉山一樹、山本祐大、庄子雄大が選ばれている。
2026年の結果を正しく見るための3つのポイント
ソフトバンクの試合結果を確認するときは、次の区分を意識すると成績を正しく理解できる。
- 公式戦成績: 143試合の91勝49敗3分。リーグ順位や勝率を比較するための数字。
- CS成績: 日本シリーズ進出を決める短期決戦の記録。公式戦の勝敗とは別に扱う。
- 日本シリーズ成績: DeNAとの4試合で4勝。日本一を決めたポストシーズンの記録。
特に注意したいのは、公式戦の91勝とCS、日本シリーズの勝利数を合算してシーズン勝利数としないことだ。それぞれ大会が異なり、順位表の勝敗に反映される範囲も異なる。
【ソフトバンクの2026年試合結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ソフトバンクの2026年公式戦の最終成績は?
A1:143試合で91勝49敗3分、勝率.650。パ・リーグ1位で優勝した。2位の西武とは11.5ゲーム差だった。
Q2:2026年の日本シリーズでDeNAに何勝した?
A2:横浜DeNAベイスターズに4連勝した。スコアは第1戦3-1、第2戦4-3、第3戦2-1、第4戦4-2。10月28日に2年連続13度目の日本一を決めた。
Q3:2026年のソフトバンクで打撃成績が優秀だった選手は?
A3:近藤健介は打率.309、32本塁打、108打点。栗原陵矢は40本塁打、118打点を記録した。日本シリーズMVPには正木智也が選ばれた。
Q4:2026年のCSファイナルステージの対戦相手と結果は?
A4:北海道日本ハムファイターズと対戦し、10月14日から16日までの実際に行われた3試合で6-4、6-2、6-2と勝利した。
Q5:ソフトバンクの2026年シーズンは何月に終了した?
A5:日本シリーズ第4戦が行われた10月28日に終了した。DeNAに4連勝し、福岡で日本一を決めた。
まとめ:ソフトバンク2026年はリーグ優勝と日本一を両立したシーズン
福岡ソフトバンクホークスの2026年は、数字と結果の両面で充実したシーズンとなった。
- 公式戦は91勝49敗3分、勝率.650でパ・リーグ優勝。
- CSファイナルステージでは日本ハムに3連勝。
- 日本シリーズではDeNAを4連勝で破り、2年連続13度目の日本一。
- 近藤健介は打率.309、栗原陵矢は40本塁打を記録。
- 正木智也が日本シリーズMVPに選ばれた。
2026年の優勝は、特定のスター選手だけに依存したものではない。高い得点力を持つ打線、安定した先発投手陣、試合終盤を任せられる救援陣が、それぞれの役割を果たした結果だ。
小久保裕紀監督にとっても、福岡の本拠地で日本一を決めたことは大きな節目となった。NPB公式リポートでは、監督が3年目で本拠地での胴上げを実現できた喜びを語り、次の目標にも言及している。
2年連続の日本一を達成したソフトバンク。2027年シーズンは、連覇の先にあるさらなる高みを目指す戦いとなる。
2026年の試合結果を振り返るうえで、最も印象的なのは、レギュラーシーズンの圧倒的な勝率だけではない。接戦が続いた日本シリーズでも最後まで勝ち切った、その総合力こそが日本一を支えた最大の要因だった。