2026年のマラソン企画で特に注目されたのが、星野さんの願いを形にするために設けられた「できた!を増やす子ども募金」です。
今回の特徴は、一般募金とは別に、マラソンに関連する寄付金の使い道を子ども支援に絞ったことにあります。
募金額はいつ、どのように増えた?
公表された金額を時系列で整理すると、次のようになります。
| 発表・集計時点 | 子ども募金額 |
|---|---|
| 8月30日・ゴール時点 | 3億8,054万8,400円 |
| 9月11日時点 | 4億1,195万1,216円 |
| 9月30日までの集計 | 4億1,224万6,566円 |
| 10月26日 | 9月末までの集計結果を公式発表 |
9月14日の日本テレビ社長会見で公表された9月11日時点の数字は、4億1,195万1,216円でした。その後、9月30日までの集計によって4億1,224万6,566円となっています。
24時間テレビ49の募金総額と内訳
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このうち、子ども募金の4億1,224万6,566円は、星野さんの思いを形にする子ども支援に全額使用すると発表されています。
また、49年間の寄付金累計額は2026年9月30日時点で484億8,494万1,009円となりました。
ただし、今回の15億5,436万6,256円は9月末までの暫定的な集計です。第49回の最終的な寄付金総額と累計額は、チャリティー委員会の決算終了後、2027年7月初旬に確定・公表予定となっています。
実際にどのような支援につながるのか
10月31日に放送された『24時間テレビ49 アフターストーリー 寄付金の使い道』では、募金の具体的な活用例が紹介されました。
注目されたのは、脊髄性筋萎縮症の女の子への移動支援機器「キャリーロコ」の贈呈です。
小児用バギーに取り付けて電動で移動できるようにする機器で、本人が友達と鬼ごっこやリレーに参加したいという願いを支えるものです。
また、星野さんは医療的ケアが必要な子どもたちの預かりや発達支援を行う施設「ここね篠崎」も訪問しました。
ここに、2026年の募金テーマの具体性があります。
単に福祉機器を贈るだけではなく、子どもが自分の意思で動き、友達と遊び、学校や地域で活動できる機会を広げることが目指されています。
募金額の大きさだけでなく、支援を受けた子どもの生活がどう変わったのかまで伝えることが、今後の企画の評価を左右するポイントです。
【歴代ランナーと比較】星野真里の80kmはどう違った?
24時間テレビのチャリティーマラソンは、1992年の第15回から始まった企画です。
初代ランナーは間寛平さん。2026年の星野さんまで、35回にわたって実施されてきました。
ただし、歴代のランナーが全員同じ条件で走ったわけではありません。距離も、募金の目的も、企画の形式も変化しています。
近年のランナーと2026年の比較
2024年のやす子から続く子ども支援の流れ
2024年は、やす子さんが児童養護施設への支援を目的に走りました。
本人が過去に児童養護施設で生活した経験を背景に、全国の児童養護施設を支援する募金企画が設けられました。走行距離は81kmです。
2025年はSUPER EIGHTの横山裕さんが担当し、105kmを完走。家庭環境などから子ども支援に思いを寄せる横山さんの挑戦に合わせ、「子ども支援マラソン」が実施されました。
そして2026年は星野さんが80kmを走り、障害の有無にかかわらず子どもが自分らしく生活できる社会を目指す企画になりました。
80kmという距離は短いのか?
2025年の横山さんの105kmと比較すれば、2026年の80kmは25km短い計算です。
しかし、チャリティーマラソンの評価を走行距離だけで決めるのは適切ではありません。
- ランナーの年齢や体力、運動経験
- 走行距離と当日の気象条件
- 企画の目的と支援対象
- 安全管理と休憩を含む運営体制
- 募金活動が実際の支援につながったか
これらを合わせて見る必要があります。
歴代ランナーには100kmを超える距離に挑戦した人もいれば、リレー形式や複数人による企画もありました。
星野さんの80kmは、距離の記録を競うことより、子どもの生活環境を考えるメッセージ性に重心を置いた挑戦として位置づけられます。
【企画の仕組みと実態】24時間マラソンはどのように募金を集める?
24時間マラソンは、芸能人が走ってゴールするだけの番組企画ではありません。
ランナーの挑戦をきっかけに視聴者の参加を促し、寄せられた寄付金をチャリティー事業につなげる仕組みです。
寄付金を管理するのは公益社団法人
24時間テレビの寄付金は、日本テレビだけで管理するものではありません。
日本テレビを含む全国31社の放送事業者によって組織された公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会が、寄付金の管理と適切な執行を担っています。
全国各地のチャリティーキャンペーンは、それぞれの放送事業者が担当エリアで実施しています。
主な募金方法は次のとおりです。
- 両国国技館や各地の放送局に設置される募金会場
- クレジットカードによるキャッシュレス募金
- 携帯電話会社の決済サービスやアプリ決済
- 銀行や郵便局からの振り込み
- スーパーやコンビニエンスストアなどの協力店舗
- チャリTシャツなどのチャリティーグッズ
なお、キャッシュレス募金については、システム利用料が寄付金から差し引かれる場合があります。
マラソンと目的別募金の関係
2024年以降、マラソン企画ではランナーの思いに合わせた目的別募金が設けられています。
2024年は児童養護施設、2025年は子ども支援、2026年は子どもたちの可能性や社会参加を支える企画へと展開しました。
重要なのは、走った距離に応じて一定額が自動的に寄付される仕組みとして説明されているわけではないことです。
番組を通じた呼びかけや募金活動によって集まった寄付金を、目的別に集計し、支援に活用する形です。
寄付金と番組運営費は別の扱い
チャリティー委員会は、預かった寄付金をチャリティー事業費に使用し、委員会の運営経費については日本テレビを含む委員会31社が負担すると説明しています。
ただし、キャッシュレス決済のシステム利用料など、寄付金から差し引かれる費用も存在します。
2025年分の公式使途報告では、福祉車両や電動車いすなどの支援実績に加え、キャッシュレス募金の決済手数料も明記されました。
このように、寄付金の総額と、実際に支援事業に使われた金額、次年度以降に繰り越される金額は区別して確認する必要があります。
【評判と現在の状況】24時間マラソンへの評価はなぜ分かれる?
24時間マラソンには、長年にわたって支持する視聴者がいる一方、企画のあり方やチャリティーの透明性を疑問視する声もあります。
2026年の星野さんの挑戦を考えるうえでも、この両面を理解する必要があります。
評価されるのは支援対象が具体的になったこと
2024年以降の企画で特徴的なのは、募金の目的が明確になってきたことです。
単に「誰かのために走る」という抽象的なメッセージではなく、児童養護施設、経済的に困難を抱える子ども、障害のある子どもなど、支援対象が具体化しています。
2026年は、星野さん自身の経験から生まれた「できた!を増やす」というテーマが設定されました。
加えて、放送終了後の10月31日には寄付金の使い道を紹介する番組も放送されました。寄付を集めて終わりではなく、支援を受ける人や現場を伝える取り組みです。
一方で、寄付金の透明性は厳しく見られている
24時間テレビの信頼性を揺るがした出来事として、2023年に発覚した日本海テレビ元幹部社員による寄付金着服問題があります。
2014年から2023年にかけて、元幹部社員は会社資金など合計1,118万2,575円を着服していました。そのうち、24時間テレビの寄付金は264万6,020円でした。
この問題を受け、チャリティー委員会は2024年2月に外部弁護士を交えた不正防止対策チームを設置し、募金管理のルールを見直しました。
さらに2026年1月15日、日本海テレビは刑事裁判の終結を報告し、着服された寄付金について元幹部社員から弁済された金額をチャリティー委員会に届けたと発表しています。
その後の対策についても、2026年3月4日にチャリティー委員会が外部弁護士によるモニタリング結果を公表しました。
2025年の募金活動では、全国31社から募金計画書や活動報告書が提出され、現地調査や写真資料の確認も実施。委員会への不正行為・紛失事故の個別報告はなく、調査でも不正や紛失のおそれがある事情は確認されなかったとしています。
ただし、こうした再発防止策があることと、視聴者が使途を十分に検証できることは別の問題です。
24時間マラソンを評価するときの判断基準
企画の評判を考えるなら、次の3点を分けて見ると実態を把握しやすくなります。
1. ランナーの挑戦: 走行距離、完走の有無、安全管理、本人が伝えたメッセージ。
2. 募金の管理: 寄付金の集計方法、決済手数料、監査や不正防止の仕組み。
3. 支援の成果: 誰に、どのような支援が届き、生活や社会参加にどんな変化が生まれたか。
マラソンの感動的な演出だけで番組全体を評価するのではなく、放送後の支援実績まで確認することが大切です。
2026年の番組出演者と放送情報
2026年の『24時間テレビ49』は、「わたしの家族の話~あなたは誰を想う?~」をテーマに、8月29日・30日に放送されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番組名 | 24時間テレビ49 |
| 放送日 | 2026年8月29日・30日 |
| メイン会場 | 両国・国技館 |
| 総合司会 | 内村光良、羽鳥慎一、水卜麻美 |
| チャリティーパートナー | SixTONES、山崎育三郎、芳根京子 |
| チャリティーランナー | 星野真里 |
| スペシャルサポーター | ちゃんみな |
SixTONESはチャリティーパートナーとして参加し、番組の企画を通じてチャリティーの輪を広げる役割を担いました。
ランナー発表も『Golden SixTONES』内で行われており、番組間の連携を生かした展開になっています。
2026年の24時間テレビはすでに終了していますが、寄付金の最終確定と支援実績の公表は今後も続きます。
【24時間マラソンに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の24時間マラソンのランナーは誰ですか?
A1:俳優の星野真里さんです。2026年6月21日に発表され、8月30日に80kmを完走しました。
Q2:星野真里さんは何時にゴールしましたか?
A2:2026年8月30日午後8時42分です。東京・両国国技館に到着し、娘のふうかさんとの場面も放送されました。
Q3:星野真里さんのマラソン募金はいくら集まりましたか?
A3:「できた!を増やす子ども募金」は4億1,224万6,566円です。2026年6月1日から9月30日までの集計額で、10月26日に公式発表されました。
Q4:募金は何に使われますか?
A4:子どもたちの可能性や生活環境を広げるための支援に全額使用すると発表されています。移動支援機器の贈呈など、具体的な支援事例も紹介されています。
Q5:24時間マラソンの歴代初代ランナーは誰ですか?
A5:1992年の間寛平さんです。初回は沿道の混雑などにより途中で終了しましたが、翌1993年には200kmを完走しています。
Q6:2026年の24時間テレビの募金総額は確定していますか?
A6:2026年9月30日までの集計額は15億5,436万6,256円ですが、最終確定額ではありません。決算終了後の2027年7月初旬に発表される予定です。
まとめ:24時間マラソン2026が残したものと今後の注目点
2026年の24時間マラソンは、星野真里さんが80kmを走り、8月30日20時42分に両国国技館でゴールしたことで幕を閉じました。
今回の挑戦を特徴づけたのは、娘との生活から生まれた星野さんの願いを、子どもたち全体への支援につなげたことです。
「できた!を増やす子ども募金」は4億1,224万6,566円。番組全体では15億5,436万6,256円の寄付金が集まりました。いずれも9月末までの集計に基づく公表額で、最終的な決算発表は2027年7月初旬を予定しています。
歴代ランナーを振り返ると、間寛平さんの挑戦から始まり、やす子さん、横山裕さん、星野真里さんへと、走る目的や募金の対象は時代に合わせて変化してきました。
一方、チャリティー番組である以上、募金額を公表するだけでは十分ではありません。寄付金がどのように管理され、誰に届けられ、実際の生活をどう変えたのか。その継続的な説明が信頼を支えます。
【プロの結論】
24時間マラソン2026を評価するうえで、最も大切なのは80kmという数字やゴールの感動だけではありません。
星野さんが伝えた「子どもたちが自分の居場所を選べる社会」という願いが、4億円を超える募金を通じて、具体的な支援や社会参加の機会に変わっていくかどうかです。
2027年7月の最終決算と、その後に公表される支援実績こそ、2026年のチャリティーマラソンが残した本当の成果を判断する材料になります。