結論からいえば、一般的なスマートフォンを机の上に置き、動画やSNSを見たり、レシピを確認したりする用途なら、100均のスマホスタンドで十分対応できる。
ただし、長時間のオンライン会議、頻繁な画面操作、重量のある大型スマートフォンでの使用では、製品ごとの違いが表れやすい。
100均の商品が活躍するシーン
- YouTubeや動画配信サービスを視聴する
- 料理中にレシピを表示する
- デスクで通知やメッセージを確認する
- ビデオ通話でスマホを固定する
- 外出先でスマホを立てて使う
こうした用途では、スマホを支える基本機能があれば十分な場合が多い。
特に110円の折りたたみ式は、使わないときに収納しやすく、職場や旅行先にも持っていける。スマホスタンドを初めて購入する人にとっても、試しやすい価格帯だ。
100均では物足りなくなるケース
一方、次のような使い方には注意したい。
- スマホを操作するたびにスタンドが動いてしまう
- 大型スマホを高い位置に固定したい
- 長いアームを使ってベッドから操作したい
- スマホを固定して長時間撮影したい
- 厚手のケースや大型カメラユニットを装着している
100均商品は、価格を抑えるために構造や素材がシンプルなものも多い。特に、可動部分が多い製品では、関節の保持力や土台の重量が使いやすさを左右する。
安さだけを求めるなら110円、使う場所や角度にこだわるなら220円以上の商品も含めて検討するという選び方が合理的だ。
【徹底比較】ダイソー・セリア・キャンドゥのおすすめスマホスタンド
2026年11月4日時点で確認できる商品情報をもとに、3社の特徴を整理した。
注目したいのは、同じ110円の商品でも設計思想が異なることだ。
3社の主要商品の比較表
出典:ダイソーネットストア、CanDoネットショップ、くふうトクバイニュースの2026年3月21日掲載記事。セリアの商品仕様は掲載商品の実測・紹介情報による。店舗・時期によって取り扱いが異なる。
1. ダイソー:種類の豊富さと携帯性が魅力
ダイソーの強みは、スマホスタンドの種類が豊富なことだ。
公式ネットストアでは、110円のコンパクトスマホスタンドのほか、折りたたみ式やフレキシブルアーム型など、複数の商品が掲載されている。
特に注目したいのが「コンパクトスマホスタンド 白」だ。
公式の商品情報によると、主な仕様は次のとおり。
- 価格:110円(税込)
- 重量:約31g
- 対応サイズ:約6.7インチまで
- 角度調整:6段階
- 縦置き・横置きに対応
- 折りたたみ時:約120×49×10mm
- 公称耐荷重:約1.5kg
軽量かつ薄型で、バッグやポーチに入れて持ち運びやすい。外出先で動画を見る人や、仕事用と自宅用でスタンドを使い分けたい人に適している。
一方、注意したいのは、メーカーが表示する耐荷重と実際の使用時の安定性は同じ意味ではないことだ。
耐荷重の数値だけで大型スマホへの適合を判断せず、ケースを装着した状態で実際に支えられるかを確認したい。
また、フレキシブルアームタイプは220円(税込)で販売されている。
公式商品情報では、全長約62cm、机などに挟んで使う構造となっている。画面を目線に近づけたい人や、机のスペースを広く使いたい人には選択肢になる。
2. セリア:角度調整とデザイン性に注目
セリアは、コンパクトな商品から高さを調整できるタイプまで、用途に応じた選択肢がある。
2026年3月21日付のくふうトクバイニュースでは、セリアのスマホスタンド5商品が紹介されている。
なかでも注目したいのが「モバイルデバイススタンド」だ。
この商品は、以下の特徴を持つ。
- 価格:110円(税込)
- 角度調整:11段階
- 最大約140度まで開閉
- 対応機器の目安:約28cm×20cmまで
- 対応重量の目安:約500gまで
- 対応厚み:約8mmまで
- 折りたたみ可能
スマホだけでなく、小型タブレットにも使える設計が特徴だ。細かく角度を変えられるため、動画を見るときと文字を読むときで画面の傾きを変えたい人にも向いている。
ただし、対応厚み約8mmという条件は重要だ。
スマホ本体だけでなく、ケースや背面アクセサリーを含めた厚みが影響する。厚手のケースを使っている場合は、購入前に確認しておきたい。
もう一つの注目商品は「伸縮式スマートフォンホルダー」。
同記事では、高さ約24〜34cm、台座約11.5cm角、上下約180度のアーム調整に対応する製品が紹介されている。
7つのパーツを組み立てるタイプで、縦置き・横置きの両方に対応。重さがあるため、携帯用というより自宅やデスクに置いて使う商品だ。
セリアは、かわいらしいデザインの商品を探している人にも候補になる。猫やうさぎをモチーフにした商品など、実用品とインテリア性を両立したタイプも見つかる。
3. キャンドゥ:高さを確保したい人におすすめ
キャンドゥで注目したいのは、公式ネットショップに掲載されている「スマートフォンスタンド」だ。
公式商品情報によると、価格は110円(税込)。
主な仕様は次のとおり。
- 台座の直径:約11.5cm
- 高さ:約24〜32cm
- 高さ・角度調整に対応
- 材質:ポリプロピレン、台座部分はセメント
一般的な薄型スタンドとは異なり、高さを確保できる卓上タイプだ。画面を机の上から少し高い位置に持っていきたい場合に便利である。
特に、キッチンでレシピを確認するときや、机の上で画面を見やすい位置に置きたい場合に検討したい。
台座にはセメントが使われており、軽量な折りたたみタイプとは異なる構造になっている。
ただし、携帯性を優先する人には向かない。高さのある構造は、バッグに入れて持ち運ぶよりも、決まった場所に置いて使う用途に適している。
なお、公式通販ページでは販売期間外の表示も確認できる。掲載商品がすべての店舗で購入できるわけではないため、実際の在庫は店舗で確認したい。
【用途別】100均スマホスタンドのおすすめは?動画視聴・デスク作業・撮影で選ぶ
スマホスタンド選びで失敗しやすいのは、商品を価格や見た目だけで決めてしまうことだ。
同じスマホスタンドでも、動画視聴と撮影では求められる性能が違う。
動画視聴なら折りたたみ式
YouTubeや映画、ドラマなどを見るなら、角度を調整できる折りたたみ式が使いやすい。
選ぶ要点は次の3つ。
1. 画面を見やすい角度に設定できる
2. 横置きでも安定している
3. 充電ケーブルを接続したまま使える
動画視聴では、スマホを横向きにすることが多い。
そのため、横向きに置いたときに左右へ傾かないか、下部の支えが画面操作の邪魔にならないかを確認したい。
ダイソーのコンパクトタイプやセリアのモバイルデバイススタンドが候補になる。
デスクワークなら高さ調整式
仕事中にスマホを確認するなら、高さ調整ができるスタンドが便利だ。
低い位置にスマホを置くと、画面を見るたびに視線を下げることになる。
高さを確保できるタイプなら、パソコンの横にスマホを置き、通知やメッセージを確認しやすくなる。
おすすめは次のタイプだ。
- セリアの伸縮式スマートフォンホルダー
- キャンドゥの高さ調整式スマートフォンスタンド
- ダイソーのフレキシブルアーム
ただし、長時間のデスクワークでは、スタンドの高さだけでなく土台の安定性も重要になる。
スマホを操作したときに台座が動く商品は、頻繁なタッチ操作には向かない。
料理中なら充電対応と安定性を優先
料理中にレシピや動画を確認する場合は、スマホを横向きにも縦向きにも置けるタイプが便利だ。
また、充電ケーブルを通せる構造かどうかも確認したい。
ただし、キッチンでは水や油が付着する可能性がある。
防水仕様ではないスマホスタンドを、シンクの近くや水が飛び散る場所に置くのは避けたい。
動画撮影なら簡易スタンドと三脚を区別する
SNS用の動画撮影やオンライン配信を考えている人は、通常の卓上スタンドと三脚を区別する必要がある。
一般的な卓上スタンドは、スマホを立てて置くためのものだ。
一方、三脚は撮影時の固定を想定している。
撮影中に画面をタッチしたり、机に振動が伝わったりすると、通常のスタンドでは映像が揺れることがある。
簡単な固定撮影なら100均のスタンドも使えるが、長時間の撮影や動きのある映像には、専用三脚を検討したい。
【失敗しない選び方】角度調整・安定性・ケース対応を購入前にチェック
100均のスマホスタンドは、商品の種類が多い分、購入前に確認する項目を決めておくと選びやすい。
1. 角度調整は段階式か無段階式か
角度調整には、大きく分けて段階式と無段階式がある。
段階式は、決められた位置に固定するタイプ。
- 角度を再現しやすい
- 構造が比較的シンプル
- 調整できる角度に制限がある
無段階式は、自由な角度に調整するタイプ。
- 細かい角度調整ができる
- 視線に合わせやすい
- 関節部分の保持力が重要
段階式だから必ず安定する、無段階式だから必ず使いやすいというわけではない。
実際には、スマホを載せた状態で角度が維持されるかが重要だ。
2. スマホスタンドの安定性は土台と重心で決まる
スマホスタンドの安定性を考えるうえで、特に確認したいのが土台の大きさと重心だ。
土台が小さく軽い商品は、スマホを操作したときに動きやすい場合がある。
一方、土台に重量があり、接地面が広い商品は、一般に安定させやすい。
購入時には次のポイントを確認しよう。
- 底面に滑り止めがあるか
- スマホを置く部分に滑り止めがあるか
- 土台の幅が十分にあるか
- スマホを横向きにしても傾かないか
- タッチ操作をしても本体が動きにくいか
特に重要なのが、底面とスマホ接触面の両方に滑り止めがあるかどうかだ。
机の上でスタンド自体が動く問題と、スマホがスタンドから滑り落ちる問題は別である。
両方を確認することで、使い始めてからの不満を減らせる。
3. スマホケース対応は本体の厚みも確認
スマホケースを付けたまま使用する場合、対応サイズだけを確認して購入するのは危険だ。
ケースには薄型のものもあれば、耐衝撃性を重視した厚手のものもある。
加えて、背面のリングやカード収納などが付いている場合は、スタンドの接触部分と干渉する可能性がある。
購入前には、次の3点を確認したい。
1. ケース装着時のスマホの幅
2. ケース装着時の厚み
3. カメラ部分やリングの突出量
特にクリップ式は、挟み込める幅と厚みが合わないと使用できない。
購入後にケースを外して使うことにならないよう、普段使っている状態を基準に選ぼう。
4. 縦置き・横置きの両方に対応しているか
縦置きと横置きの両方に対応する商品は、用途の幅が広い。
| 使用目的 | 向いている置き方 |
|---|---|
| SNS・メッセージ | 縦置き |
| YouTube・映画 | 横置き |
| レシピ閲覧 | 縦置き・横置き |
| ビデオ通話 | 縦置き・横置き |
| 動画撮影 | カメラ位置に合わせて選択 |
ただし、縦置き・横置きの両方に対応しているという表示だけで安心してはいけない。
スマホスタンドの形状によっては、縦置きにすると重心がずれ、不安定になることもある。
特に猫やうさぎなどの装飾付きスタンドは、デザインによって推奨される置き方が異なる。
5. 折りたたみ式は収納サイズも確認する
折りたたみ式スマホスタンドは携帯性に優れる一方、コンパクトさと使いやすさのバランスが重要になる。
薄く収納できても、展開時に角度が限られていたり、支える部分が小さかったりする商品もある。
旅行や出張で使うなら、収納時の厚みだけでなく、開いたときの安定性も確認したい。
【売り場・口コミ】100均スマホスタンドはどこに売ってる?評判と在庫の探し方
ダイソーのスマホスタンド売り場
ダイソーでは、スマホスタンドは主にモバイル用品や電気小物の売り場を探すと見つけやすい。
スマホケース、充電ケーブル、保護フィルム、イヤホンなどが並ぶ周辺を確認したい。
公式ネットストアでは、モバイル小物のカテゴリから複数の商品を確認できる。
セリアのスマホスタンド売り場
セリアでは、スマホケースやストラップなどが並ぶ携帯電話用品のコーナーが探す場所の目安になる。
一方、ペン立て付きなど収納機能を備えたタイプは、文具・収納用品のコーナーに置かれる場合もある。
店舗によって陳列場所が違うため、見つからない場合は店員に商品名を伝えて確認するのが早い。
キャンドゥのスマホスタンド売り場
キャンドゥでは、モバイル用品やデジタル関連の周辺機器を探したい。
折りたたみ式や卓上型など、用途によって商品が異なるため、商品名や形状を伝えて確認するとよい。
公式ネットショップには商品情報が掲載されているが、オンライン上の販売状況と実店舗の在庫は必ずしも一致しない。
100均スマホスタンドの口コミ・評判はどう見る?
100均スマホスタンドの口コミでは、価格の手軽さ、収納しやすさ、意外な機能の多さが評価ポイントになりやすい。
一方、気になる点としては、次のような部分が挙げられる。
- スマホの重さによって安定感が変わる
- ケースを付けるとサイズが合わない
- 角度調整部分が使いにくい
- 画面をタッチするとスタンドが動く
- 商品によって縦置きが不安定になる
口コミを見る際は、単に星の数を比べるのではなく、どの機種で使った評価なのかを確認することが大切だ。
例えば、軽量なスマホを使っている人の高評価が、大型スマホにも当てはまるとは限らない。
また、2025年8月時点の100均商品に関する口コミ集計では、6件の投稿をもとに平均3.2点という評価が紹介されていた。ただし、これは特定の集計対象に限られた少数の投稿であり、2026年の3社全商品の総合評価ではない。
口コミは購入の参考にはなるが、最終的には自分のスマホとの相性を優先したい。
【プロの結論】100均と専門メーカーのスマホスタンドは何が違う?
100均のスマホスタンドを選ぶときに見落としやすいのが、価格と性能の関係だ。
110円の商品と数千円の専門メーカー製品では、単純な価格差だけで優劣を決めることはできない。
重要なのは、どの機能に費用がかかっているのかという点である。
100均が得意なのは基本機能の提供
100均商品は、スマホを立てる、角度を変える、折りたたんで収納するなど、基本的な機能を低価格で提供している。
特に、使用頻度がそれほど高くない場合や、複数の場所にスタンドを置きたい場合は、コストパフォーマンスが高い。
例えば、自宅のデスクに1台、キッチンに1台、職場に1台という使い分けも、110円の商品なら取り入れやすい。
専門メーカー製品が優位になりやすい部分
一方、専門メーカーの商品は、次のような性能を重視した設計が見られる。
- 金属製のしっかりした土台
- 長期間の使用を想定した可動部
- 強力なクランプや固定機構
- 大型スマホやタブレットへの対応
- 細かい高さ・角度調整
- 撮影や配信向けの固定機能
もちろん、価格が高ければ必ず優れているわけではない。
ただし、毎日長時間使用する人や、スマホを操作しながら使う人にとっては、耐久性や調整機構に投資する価値がある。
こんな人には100均がおすすめ
- スマホスタンドを初めて購入する
- 動画視聴が中心
- なるべく出費を抑えたい
- 軽量で持ち運びやすい商品が欲しい
- 自宅や職場に複数台置きたい
こんな人には専門メーカー製品がおすすめ
- 毎日長時間使う
- 大型スマホを安定して固定したい
- スマホを頻繁に操作する
- ベッドやソファでアームを使いたい
- 動画撮影や配信で確実な固定が必要
プロの視点で重視したいのは、スマホスタンドは高機能であることよりも、使う場所とスマホの重量に合っていることが大切という点だ。
110円の商品でも、用途に合えば十分に役立つ。逆に、どれほど安くても自分のスマホに合わなければ、使わなくなってしまう。
【よくある質問】100均のスマホスタンドに関するFAQ
Q1:100均のスマホスタンドはiPhoneにも使える?
A1:基本的には、対応サイズや厚みが合えばiPhoneでも使用できる。ただし、機種によって本体サイズやカメラ部分の形状が異なる。ケースを装着した状態でスタンドに収まるか確認したい。
Q2:ダイソー・セリア・キャンドゥで一番おすすめなのは?
A2:携帯性ならダイソー、細かい角度調整ならセリア、高さを確保した卓上利用ならキャンドゥが候補になる。用途によっておすすめは異なるため、価格だけで決めないことが大切だ。
Q3:100均のスマホスタンドは縦置き・横置きの両方に対応している?
A3:両対応の商品もあるが、すべてではない。特に装飾付きやクリップ式は横置きが推奨される場合もある。パッケージや商品説明を確認しよう。
Q4:スマホケースを付けたまま使える?
A4:ケースの厚みや形状による。特に厚手の耐衝撃ケースやリング付きケースは、スタンドの溝やクリップに収まらない可能性がある。
Q5:100均のスマホスタンドはどこの売り場にある?
A5:基本的にはスマホ用品・モバイル用品コーナーが目安。店舗によっては電気小物や文具、収納用品の近くに陳列されている場合もある。
Q6:折りたたみ式と伸縮式はどちらが便利?
A6:持ち運びを重視するなら折りたたみ式、高さを変えて自宅やデスクで使いたいなら伸縮式がおすすめ。使用する場所によって選び分けたい。
Q7:100均のスマホスタンドは充電しながら使える?
A7:充電ケーブルを通せる構造の商品なら使用できる。購入時にはケーブル差し込み口の位置や、充電ケーブルとスタンドの支えが干渉しないかを確認しよう。
まとめ:100均スマホスタンドは用途に合わせれば十分実用的
2026年の100均スマホスタンドは、110円の折りたたみ式から高さ調整ができる卓上タイプまで、選択肢が広がっている。
ダイソー・セリア・キャンドゥには、それぞれ異なる特徴がある。
- ダイソー: 軽量・コンパクトで持ち運びやすい商品を探したい人向け。
- セリア: 細かな角度調整やデザイン性を重視する人向け。
- キャンドゥ: 高さを確保した卓上利用を考えている人向け。
購入前には、角度調整の範囲、土台の安定性、滑り止めの有無、ケース装着時の対応サイズを確認しておきたい。
特に、スマホ本体だけでなくケースを付けた状態で使えるかどうかは、購入後の満足度を大きく左右する。
動画を見るだけなら110円の折りたたみ式、毎日使うデスク用なら高さ調整式、長時間の撮影や強固な固定が必要なら専門メーカー製品。
このように用途を整理すれば、必要以上に高い商品を購入することも、安さだけで選んで失敗することも減らせる。
100均のスマホスタンドは、価格を抑えながらスマホの使い勝手を改善できる身近なアイテムだ。自分のスマホと使用環境に合った一台を選びたい。
※価格・仕様は掲載時点で確認できた商品情報。販売状況、在庫、パッケージ、仕様は変更される場合があります。