2026年11月5日現在、広島東洋カープはレギュラーシーズンを終え、秋季キャンプを通じて次のシーズンに向けたチームづくりを進めています。
二軍の選手を確認する際には、公式サイトの「登録メンバー」と、実際に二軍戦へ出場している選手を区別する必要があります。
登録メンバーには一軍での調整を行う選手や、育成段階にある若手選手なども含まれるためです。
2026年秋季キャンプで確認できる主な選手
球団が2026年10月30日に発表した秋季キャンプ参加メンバーから、主な選手を紹介します。キャンプは11月5日から21日まで、宮崎県日南市の天福球場で実施されます。
投手
- 齊藤汰直
- 黒原拓未
- 佐藤柳之介
- 赤木晴哉
- 斉藤優汰
- 杉田健
- 岡本駿
- 玉村昇悟
- 菊地ハルン
- 河野佳
- 杉原望来
捕手
- 持丸泰輝
- 小林結太
内野手
- 勝田成
- 林晃汰
- 渡邉悠斗
- 西川篤夢
- 仲田侑仁
- 佐藤啓介
- 岸本大希
外野手
- 久保修
- 名原典彦
- 中村奨成
このほか、外国人選手もキャンプ参加メンバーに名を連ねています。上記は秋季キャンプの参加者であり、2026年の全二軍登録選手を網羅した一覧ではありません。
二軍の登録メンバーを確認するときの注意点
公式サイトの選手一覧を確認するときは、次の3つを分けて考えると状況を把握しやすくなります。
1. 支配下選手・育成選手: 球団に所属する選手の契約上の区分。
2. 一軍登録選手: NPBの出場選手登録を受けている選手。
3. 二軍戦の出場選手: 実際の試合でベンチ入りし、出場機会を得ている選手。
一軍登録されていない選手が、必ずしも毎試合二軍戦に出場するわけではありません。
また、育成選手についても、支配下選手とは登録上の扱いが異なります。
そのため、二軍カープの現在を調べる場合は、公式の選手一覧だけでなく、試合結果や個人別出場記録も合わせて見ることが大切です。
【監督・コーチ一覧】2026年の二軍首脳陣と2027年の変更点
二軍の育成方針や選手起用を理解するうえで欠かせないのが監督・コーチ陣です。
2026年シーズンの広島二軍は、高信二監督を中心とする指導体制で運営されました。
NPBが公表した2026年度の監督・コーチ一覧では、二軍のスタッフは次の顔ぶれです。
- 二軍監督:高信二
- 二軍チーフ兼バッテリーコーチ:倉義和
- 打撃コーチ:東出輝裕
- 打撃コーチ:迎祐一郎
- 内野守備・走塁コーチ:三好匠
- 外野守備・走塁コーチ:廣瀬純
- 投手コーチ:永川勝浩
- 投手コーチ:野村祐輔
2026年シーズン中には監督代行も経験
2026年7月には、高信二二軍監督に代わり、倉義和コーチが監督代行を務めました。
NPBの発表によると、代行期間は7月18日から8月2日まで。8月3日に高監督の復帰に伴って代行が解除されています。
このような一時的な役職変更があるため、過去の試合記事に登場する監督名と、現在の監督名が異なる場合があります。
2027年の二軍コーチングスタッフはどう変わる?
さらに注目したいのが、2026年11月3日に発表された2027年度の新体制です。
二軍監督は引き続き高信二氏が務め、倉義和氏もチーフ兼バッテリーコーチとして残ります。一方、内野守備・走塁コーチには田中広輔氏が就任し、赤松真人氏が二軍野手コーチに配置されました。
以下に両年度の関係を整理します。
出典:NPBの2026年度公示、2027年度スタッフ発表(2026年11月3日)。
2027年の人事で目を引くのは、田中広輔氏の二軍内野守備・走塁コーチ就任です。現役時代に広島のリーグ3連覇を経験した選手が、今度は若手の育成に携わります。
また、赤松真人氏の二軍野手コーチ就任も新しい動きです。
三軍についても、小林幹英氏が統括コーチ、朝山東洋氏が打撃育成コーチ、一岡竜司氏が投手育成コーチ兼アナリストを担当する新体制が発表されています。
【2026年ファーム成績】カープ二軍の打者・投手を数字で分析
二軍の実力を判断するには、単純な打率や勝敗だけでなく、出場試合数、打席数、出塁率、長打率、投球回数なども見る必要があります。
2026年の広島ファームは西地区に所属し、シーズンを通じてソフトバンク、オリックス、阪神と対戦しました。
2026年西地区のチーム成績
2026年9月28日時点のファーム西地区の順位は次のとおりです。
- 1位:福岡ソフトバンクホークス 70勝49敗6分
- 2位:オリックス・バファローズ 54勝57敗8分
- 3位:阪神タイガース 49勝63敗14分
- 4位:広島東洋カープ 47勝63敗11分
広島の勝率は.427。西地区4球団中4位という結果でした。
チーム打率は.248、防御率は3.36です。チーム全体として、打撃と投手力の双方に改善の余地を残したシーズンとなりました。
広島東洋カープのファーム打者成績
2026年の打撃成績で注目したいのは、林晃汰、田村俊介、岸本大希、仲田侑仁らです。
NPB公式のファーム個人成績から、主要な数字を取り上げます。
林晃汰
- 試合:87
- 打率:.308
- 安打:86
- 本塁打:4
- 打点:37
- 出塁率:.381
- 長打率:.416
林は打率.308を記録しました。規定打席には12打席不足していましたが、規則に基づいて首位打者として扱われています。
田村俊介
- 試合:93
- 打率:.301
- 安打:85
- 本塁打:6
- 打点:43
- 出塁率:.374
- 長打率:.447
田村は93試合に出場し、打率3割を記録。長打率も.447で、長打力を示す数字を残しました。
岸本大希
- 試合:95
- 打率:.250
- 安打:82
- 打点:23
- 盗塁:35
- 出塁率:.308
岸本は35盗塁を記録しました。打撃だけでなく、走塁面でも存在感を示した選手です。
仲田侑仁
- 試合:88
- 打率:.238
- 安打:75
- 本塁打:4
- 打点:38
- 長打率:.330
若手内野手として、実戦経験を積み重ねたシーズンでした。
投手陣では河野佳と佐藤柳之介に注目
投手成績では、河野佳が規定投球回以上の投手の中で防御率2.01を記録しています。
- 河野佳:25試合、8勝3敗、防御率2.01、111回2/3
- 佐藤柳之介:20試合、2勝10敗、防御率3.42、113回
特に河野は、投球回数を確保しながら防御率2点台前半という安定した数字を残しました。
佐藤については、勝敗だけでなく、投球回数や奪三振、登板内容を総合的に見る必要があります。二軍の投手は、結果だけでなく先発として長いイニングを投げられるか、課題を修正できているかも評価対象になるためです。
【なぜ出場しない?】二軍戦に姿を見せない選手と故障の関係
カープファンの間で気になる疑問の一つが、「最近、二軍の試合にも出ていない選手がいるのはなぜか」という問題です。
実際、Yahoo! JAPANの関連Q&Aでも、二軍戦に出場しない選手について、故障の可能性を心配する質問が見られます。
しかし、試合に出ていないという事実だけで故障やコンディション不良と判断することはできません。
二軍戦に出場しない主な理由
考えられる状況は複数あります。
1.一軍登録されている
一軍の出場選手登録を受けている場合、通常の二軍公式戦には出場しません。
一軍のベンチに入っていない日であっても、二軍の試合に出ているとは限りません。
2.故障やコンディション不良
打撲、筋肉系の不調、関節の痛みなど、身体の状態によって実戦出場を見送ることがあります。
復帰を目指す選手は、通常の二軍公式戦ではなく、個別の練習や段階的な調整を優先する場合もあります。
ただし、個別選手の故障については、球団が公表した情報や本人の公式発信などで確認する必要があります。
3.登板間隔や休養日の調整
投手の場合、先発ローテーションや登板間隔の調整によって、数日間試合に出ないことがあります。
野手についても、連戦後の休養や練習メニューの変更によって出場機会が減ることがあります。
4.技術練習や育成メニューを優先している
若手選手の場合、試合に出続けることだけが育成ではありません。
打撃フォームの修正、守備位置の変更、走塁技術の向上など、課題に応じて練習時間を確保することもあります。
5.試合ごとの起用方針
相手投手との相性や守備位置の組み合わせ、選手の役割などによって、ベンチ入りしていても出場しないケースがあります。
故障と一軍昇格・調整を見分ける判断基準
特に重要なのは、「二軍戦に出ていない」と「故障している」を同じ意味で扱わないことです。
試合に出場しない理由は選手によって異なります。数試合の欠場だけでなく、登録状況や公式発表を合わせて見ることで、実際の状況を理解しやすくなります。
【一軍との関係】二軍から昇格・降格する仕組みと森下暢仁のFA問題
広島の二軍は、一軍の戦力を支える重要な部門です。
一軍で結果が出ていない選手が調整する場所であると同時に、二軍で成長した選手が一軍の戦力として抜てきされる場所でもあります。
二軍から一軍に昇格する選手の評価ポイント
二軍で好成績を残した選手が、一軍に昇格する可能性はあります。
ただし、打率や防御率だけで昇格が決まるわけではありません。
主な評価要点は次のとおりです。
- 打者なら出塁率、長打率、三振率、守備力。
- 投手なら防御率、制球力、球速、投球内容。
- 捕手ならリード、送球、守備面の安定性。
- 若手なら技術の成長や継続的なパフォーマンス。
- チーム事情に合った守備位置や役割を担えるか。
例えば、二軍で打率3割を記録した選手でも、一軍の同じ守備位置にレギュラーがいれば、すぐに昇格するとは限りません。
反対に、打率が突出していなくても、守備や走塁、特定の役割が評価されて一軍に呼ばれることもあります。
一軍から二軍への降格は必ずしも失敗ではない
一軍から二軍への登録抹消には、複数の背景があります。
- 打撃や投球の調整
- 疲労回復
- 守備やフォームの修正
- 故障からの復帰過程
- 一軍の選手構成やチーム事情
二軍に戻ったからといって、選手としての評価が完全に下がったわけではありません。
特に先発投手の場合、登板間隔や次回登板に向けた準備が関係するため、登録状況だけで実力を判断することはできません。
森下暢仁が2026年11月4日に国内FA権を行使
2026年のカープを語るうえで、二軍の育成事情とは別に注目されるのが森下暢仁投手の去就です。
広島東洋カープ公式サイトは2026年11月4日、森下暢仁投手が国内FA権を行使したことを発表しました。
ここは日付の確認が重要です。関連検索情報には10月4日という記載もありますが、球団の正式発表日は11月4日です。
森下は2019年ドラフト1位で明治大学から入団。2020年には新人王を獲得し、2022年と2024年にもシーズン10勝を記録しました。
2026年シーズンの成績は次のとおりです。
- 登板:23試合
- 勝利:7勝
- 敗戦:11敗
- 防御率:3.60
球団は残留を希望しており、森下自身もFA権行使の表明時点で移籍か残留かを決め切れていないと説明しています。
球団発表に掲載された本人のコメントには、次の言葉があります。
まだ自分の中でも決め切れていないところではあります。
他球団との交渉は11月11日から可能になると報じられています。ソフトバンクや巨人など複数球団の動向も注目されています。
森下のFA問題は、二軍戦への出場状況とは直接関係ありません。ただし、一軍の先発投手陣の編成や若手投手の育成計画を考えるうえで、重要なニュースです。
主力投手の去就によって、次のシーズンに若手投手へ求められる役割が変わる可能性もあります。
【歴代と創設経緯】広島カープ二軍はいつ誕生した?
広島カープの二軍には、一軍とともに歩んできた歴史があります。
その始まりは1950年です。
ただし、球団創設当初から現在のように安定した育成環境が整っていたわけではありません。
1950年の創設と1953年の活動再開
広島カープの二軍は、球団がセ・リーグに参入した1950年に一軍と同時期に設置されました。
しかし、創設当初は球団の財政事情が厳しく、二軍の活動は同年中に事実上停止しました。
その後、1953年に活動を再開し、1954年には「広島グリーンズ」の名称で新日本リーグに参加しています。
1955年にはNPBが統括するファームリーグが設立され、イースタン・リーグとウエスタン・リーグが発足しました。
由宇練習場への移転と若手育成の拠点化
広島二軍の歴史で重要な転換点となったのが、山口県岩国市にある由宇練習場です。
NPBの球場史によると、広島二軍は1978年に福山市の神勝寺球場でも公式戦を開催するようになり、1993年に由宇練習場が完成しました。
1997年以降は、由宇練習場が公式戦の開催拠点となっています。
由宇は山口県岩国市の自然豊かな場所に位置しています。
NPBの紹介記事では、鈴木誠也や丸佳浩らも、この場所で研鑽を積んだ選手として紹介されています。
現在の二軍カープを理解するうえで、由宇は単なる試合会場ではなく、若手選手が一軍を目指して成長する育成拠点という意味を持っています。
2026年からプロ野球ファームリーグは1リーグ3地区制に
2026年はプロ野球ファームリーグにも大きな制度変更がありました。
従来のイースタン・リーグとウエスタン・リーグによる2リーグ制から、東地区・中地区・西地区の1リーグ3地区制に移行したのです。
2026年の地区構成は次のとおりです。
- 東地区・5球団: 日本ハム、楽天、ロッテ、ヤクルト、オイシックス新潟
- 中地区・5球団: 西武、巨人、DeNA、ハヤテ静岡、中日
- 西地区・4球団: 広島、阪神、オリックス、ソフトバンク
広島は引き続き西日本の球団と競い合う西地区に所属します。
NPBによると、2026年の公式戦は各球団135~146試合を予定し、地区内対戦と他地区との交流戦を組み合わせる方式です。
また、順位は勝率によって決定されます。ファーム日本選手権についても、各地区の優勝球団3チームに、各地区2位の中で最も勝率が高い1チームを加えた計4チームで争う方式に変更されました。
この制度変更によって、広島の二軍は従来のウエスタン・リーグという枠組みではなく、西地区の一員として他地区との交流も含めた試合を戦うことになりました。
【プロの結論】二軍カープの情報を正しく読み解く3つの基準
二軍カープの動向を追いかけるとき、最も大切なのは、選手の所属状況・試合出場・コンディションを別々に確認することです。
特に2026年はリーグ制度が変更され、11月には翌年のコーチ人事も発表されています。前年の情報をそのまま現在の情報として扱うと、選手やスタッフの状況を誤解する可能性があります。
情報を見極める基準は3つです。
第一に、選手名簿と試合出場記録を分けること。
登録メンバーに名前があるからといって、直近の試合に出場しているとは限りません。試合結果と選手別成績を確認する必要があります。
第二に、欠場と故障を混同しないこと。
故障の可能性はありますが、休養や調整、一軍登録、起用方針の変更なども考えられます。公式発表の有無を確認することが判断の基本です。
第三に、一軍との連動を意識すること。
二軍の成績は独立した数字ではありません。選手が一軍に昇格するための準備や、主力選手の調整状況を反映するものでもあります。
2026年の林晃汰の打率.308、田村俊介の打率.301、岸本大希の35盗塁などは、若手・中堅選手の成長を確認するうえで注目したい数字です。
【二軍カープ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、カープの二軍監督は誰ですか?
A1:2026年シーズンの二軍監督は高信二氏です。7月18日から8月2日までは倉義和コーチが監督代行を務めました。2027年も高信二氏が二軍監督を続ける予定です。
Q2:カープの二軍戦に出場しない選手は故障しているのでしょうか?
A2:必ずしも故障とは限りません。一軍登録、休養、登板間隔の調整、技術練習、故障からの復帰過程など複数の理由があります。個別選手については球団の公式発表やNPBの登録公示を確認する必要があります。
Q3:2026年の広島カープ二軍で打率が高かった選手は誰ですか?
A3:林晃汰が打率.308を記録しました。田村俊介も打率.301と好成績を残しています。岸本大希は35盗塁を記録し、走塁面で目立った数字を残しました。
Q4:森下暢仁投手は2026年にFA権を行使したのですか?
A4:はい。2026年11月4日に国内FA権の行使を表明しました。残留か移籍かは表明時点で決まっておらず、広島球団も残留を希望しています。
Q5:広島カープの二軍の本拠地はどこですか?
A5:山口県岩国市にある由宇練習場です。1993年に完成し、若手選手の育成やファーム公式戦の開催拠点として使用されています。
まとめ:2026年の二軍カープは若手育成と新体制への移行が焦点
2026年の広島東洋カープ二軍は、ファーム西地区4位でシーズンを終えました。一方、林晃汰や田村俊介らが打撃面で結果を残し、岸本大希も走塁面で存在感を示しています。
11月5日からは秋季キャンプが始まり、2027年に向けた準備が進んでいます。
また、2027年のコーチングスタッフには田中広輔氏や赤松真人氏が加わり、二軍の指導体制にも変化が生まれます。
森下暢仁投手の国内FA権行使も、一軍の戦力編成を左右する大きな話題です。
二軍カープを追いかけるなら、次の情報を定期的に確認すると、チームの動きがより明確になります。
- 広島東洋カープ公式サイトの登録メンバー
- NPB公式サイトの選手登録・抹消公示
- ファーム公式戦の順位と個人成績
- 球団発表による故障・復帰・キャンプ情報
- 一軍昇格・降格と翌シーズンのコーチ人事
二軍は単なる控え選手の集まりではありません。将来の一軍を担う選手が実力を磨き、ベテランが再起を図り、チームの次の戦力を生み出す場所です。
2027年のカープを占ううえでも、由宇を拠点とする若鯉たちの成長と、一軍への昇格争いから目が離せません。