AKB48を離れた後、光宗薫は芸能活動を完全に終えたわけではなかった。一定期間を経てモデル・俳優として再び活動の場を広げ、同時に画家としての制作活動にも力を注いでいく。
2013年から2014年にかけて活動の方向性が変化
2013年には、大阪の味園Galaxy Galleryで個展「スーパー劣等生」を開催。AKB48時代の「スーパー研究生」を思わせるタイトルを、自身の作品展に付けたことも興味深い。
2014年4月には芸能事務所フレイヴ エンターテインメントへの所属が報じられ、モデル・俳優としての活動を再開。同年10月には女性ファッション誌『Oggi』で雑誌モデルとしてデビューした。
AKB48時代のアイドル活動とは異なり、自分の表現や仕事の方向性を選びながら活動する段階に移ったことがうかがえる。
俳優として出演した主なドラマ・映画
光宗はAKB48在籍中から俳優としての仕事を経験していたが、グループを離れた後も出演作を重ねている。
所属事務所の公式プロフィールに掲載されている主な出演歴は次のとおり。
- 2012年:ドラマ『ATARU』『私立バカレア高校』
- 2013年:映画『劇場版ATARU』
- 2015年:NHK連続テレビ小説『まれ』安達ゆかり役
- 2015年:映画『ピース オブ ケイク』成田あかり・渋谷ナオミ役
- 2016年:ドラマ『闇金ウシジマくん Season3』上原まゆみ役
- 2017年:ドラマ『マッサージ探偵ジョー』花村志帆役
- 2018年:映画『ルームロンダリング』千夏本悠希役
- 2022年:ドラマ『おいハンサム!!』占い師役
- 2024年:映画『おいハンサム!!』占い師役
特に『まれ』や『闇金ウシジマくん Season3』への出演は、AKB48時代を知らない視聴者にも俳優としての光宗薫を知る機会になった。
また、ドラマだけでなく映画にも継続的に出演しており、モデル出身のビジュアルを生かした役柄から、物語の中で個性を発揮する役まで活動の幅を広げてきた。
【光宗薫は画家としても活躍】個展とプレバトの水彩画が話題に

光宗薫の現在を語るうえで、画家としての活動は欠かせない。
AKB48時代の知名度だけに頼ることなく、独自の作品世界を築いてきたことが、現在のキャリアを特徴付けている。
ボールペン画から始まった独自の創作活動
光宗が絵を描き始めたのは2011年頃。独学でボールペン画を制作するようになった。
2022年の集英社オンラインのインタビューでは、初期の創作活動についても振り返っている。
当初は時間をかけて細かな絵を描くことに没頭し、ボールペンという身近な画材を使って独自の表現を追求していった。
その後は鉛筆、水彩絵の具、油絵の具、アクリルなどにも表現の幅を広げている。特に昆虫や空想上の生物など、現実と幻想が交わるようなモチーフを扱う作品が特徴的だ。
主な個展には、次のようなものがある。
- 2013年:「スーパー劣等生」
- 2019年:「ガズラー」
- 2021年:「メロンタ・タウタ」
- 2022年:「SEMITOPIA」
- 2024年:「むかしむかし」
- 2025~2026年:「せみにんげん」
個展を定期的に開催していることからも、絵画が一時的な趣味ではなく、継続的な創作活動として定着していることが分かる。
プレバトの水彩画で実力を発揮
画家としての光宗薫を広く知らしめた番組の一つが、MBS・TBS系の「プレバト!!」だ。
同番組では水彩画をはじめ、さまざまな芸術系企画に挑戦している。
特に水彩画では、2016年に番組初の特待生となり、2020年8月の久々の出演では名人に昇格。同年9月24日の「秋の水彩画コンクール」では、初出場ながら満点を獲得して優勝した。
これは単に絵が上手というだけではなく、限られた時間とテーマの中で、対象を観察して作品に仕上げる能力が評価された結果でもある。
興味深いのは、光宗自身が普段のボールペン画と番組で描く水彩画を別の表現として捉えている点だ。
週プレNEWSのインタビューでは、普段の作品では色を使わないことが多く、番組の写実的な水彩画は普段の制作とは異なる挑戦になると語っている。
つまり、プレバトで評価される写実的な技術と、個展で発表する独自の世界観は、必ずしも同じ方向を向いているわけではない。
この二つを使い分けられることが、光宗の画家としての個性につながっている。
【光宗薫の現在2026年最新】テレビ出演・特撮ドラマ・個展情報
2026年の光宗薫は、俳優・画家の両方で活動している。
特に注目したいのは、テレビ朝日系の特撮ドラマへの出演と、初の作品集の刊行だ。
2026年の主な出演情報
所属事務所イトーカンパニーグループの公式プロフィールには、2026年の出演情報として次の実績が掲載されている。
| 時期 | 番組・作品 | 内容 |
|---|---|---|
| 2026年4月 | NHK Eテレ『超越ハピネス』 | テレビ出演 |
| 2026年4月 | 関西テレビ『土曜はナニする!?』 | テレビ出演 |
| 2026年5月 | 『100日後に別れる僕と彼』 | 片桐明日奈役 |
| 2026年5月 | 『時光代理人』第6話 | 美緒役 |
| 2026年7月 | 『角醒ハンター オメガホーン』 | 飛導のバーサー役 |
| 2026年7~9月 | アパホテル松山市駅前のCM | 開業告知CM |
特撮ドラマ「角醒ハンター オメガホーン」に出演
2026年の大きな話題の一つが、テレビ朝日系の特撮ドラマ『角醒ハンター オメガホーン』への出演だ。
同作は「PROJECT R.E.D.」の第2弾として、2026年7月26日から放送が始まった。
光宗が演じるのは、飛導(ひどう)のバーサー。
翼の生えた角獣・飛角の力を使い、鉄扇で戦うハンターという役柄だ。主人公たちと対立する側の人物として物語に関わる。
テレビ朝日の番組情報では、2026年10月25日放送の第14話でも出演者として光宗の名前が掲載されている。
また、10月9日に公開された番組公式ニュースでは、光宗本人がバーサーの人物像や今後の展開についてコメントしている。
AKB48時代のアイドル活動とは異なる、特撮作品での俳優としての出演は、2026年のキャリアを象徴する出来事だ。
2026年1月に初作品集「せみにんげん」を発売
画家としての大きな節目となったのが、2026年1月15日に発売された『光宗薫作品集 せみにんげん』だ。
出版社は玄光社。B5判、72ページ、税込2,970円の作品集で、光宗自身が完全描き下ろしで制作した物語形式の作品となっている。
中心となるのは、セミをモチーフにした「せみちゃん」の物語。主人公が旅をしながら心を成長させ、「せみにんげん」になることを目指す内容だ。
単に絵を集めた画集ではなく、物語とビジュアルを組み合わせた作品として構成されている。
2026年の個展「せみにんげん」
作品集の刊行に合わせて、個展も開催された。
- 東京・ヴァニラ画廊:2025年12月17日~2026年1月25日
- 大阪・阪急うめだ本店:2026年8月26日~9月7日
阪急うめだ本店での展示では、作品集に登場する原画のほか、展示のために描き下ろした新作原画も紹介された。ぬいぐるみやトートバッグなどの関連グッズも販売された。
大阪での開催は、地元への凱旋という意味でも注目された。
なお、これらの展示期間は2026年11月5日時点ですでに終了している。次回の個展日程については、所属事務所などからの新たな発表を確認する必要がある。
2026年現在もプレバトへの出演を継続
所属事務所のプロフィールでは、MBS・TBS系「プレバト!!」について、2020年8月から不定期レギュラー出演中と紹介されている。
水彩画以外にも、スプレーアートなどの芸術系企画に挑戦しており、画家としての専門性とテレビ出演を両立している。
2026年は特撮ドラマへの出演、作品集の刊行、個展の開催と、複数の活動が確認できる年となった。
【プロの結論】光宗薫のAKB時代と現在を比較すると見える本当の変化
光宗薫のキャリアを振り返ると、AKB48時代と現在では、活動の中心となる表現方法が大きく変わっている。
AKB48時代は、グループという大きな枠組みの中で、研究生として期待を集める存在だった。一方、現在は俳優として役を演じ、画家として自分の作品世界を発表する活動が中心になっている。
この変化を理解するためには、次の3つの視点が重要だ。
1. 「スーパー研究生」は肩書であり、実際の活動実績とは分けて考える。
メディア露出が多かったこと、総選挙で圏外だったこと、チームKへの昇格が予定されていたことは、それぞれ異なる事実だ。一つだけを取り上げてAKB時代の評価を決めるのは正確ではない。
2. 活動辞退と芸能界引退は同じではない。
2012年に辞退したのはAKB48の活動であり、その後もモデル・俳優・画家として活動を続けてきた。現在のキャリアを見ると、辞退は芸能活動全体の終了ではなく、活動の形が変わる転換点だったと理解できる。
3. 画家としての評価はAKB時代の知名度だけでは説明できない。
独学で始めたボールペン画、継続的な個展、プレバトでの水彩画の実績、2026年の初作品集など、創作活動には独自の積み重ねがある。
光宗薫を現在の姿から理解するなら、元AKB48という肩書だけでなく、作品や出演作そのものを見ることが大切だ。
【光宗薫とAKB48】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:光宗薫はAKB48の何期生ですか?
A1:13期研究生です。2011年12月にお披露目され、加入当初から「スーパー研究生」として注目されました。
Q2:光宗薫がAKB48を辞めた理由は何ですか?
A2:2012年10月24日、本人が以前からの体調不良と、活動を続けることによる心身の負担を理由に活動辞退を発表しました。
Q3:光宗薫はチームKに昇格していたのですか?
A3:2012年夏の組閣で新チームKへの昇格が予定されていました。ただし、正式な新体制が始まる2012年11月1日より前の10月24日に活動辞退を発表しています。
Q4:光宗薫はAKB48の総選挙で何位でしたか?
A4:2012年の第4回選抜総選挙では64位以内に入らず圏外でした。当時はスーパー研究生として注目されていたため、結果も話題になりました。
Q5:光宗薫は現在も女優として活動していますか?
A5:はい。2026年には『100日後に別れる僕と彼』『時光代理人』への出演や、特撮ドラマ『角醒ハンター オメガホーン』のバーサー役が確認できます。
Q6:光宗薫は画家として何を描いていますか?
A6:ボールペン画を出発点に、鉛筆や水彩などを用いて昆虫や空想上の生物などを描いています。2026年には初の作品集『せみにんげん』を発売しました。
Q7:光宗薫はプレバトに出演していますか?
A7:はい。所属事務所のプロフィールでは、2020年8月から「プレバト!!」に不定期レギュラー出演中と紹介されています。水彩画コンクールでの優勝実績もあります。
まとめ:光宗薫はAKB48を離れた後、自分の表現を確立してきた
光宗薫は2011年にAKB48の13期研究生として加入し、「スーパー研究生」と呼ばれるほどの注目を集めた。しかし、2012年10月24日、以前からの体調不良を理由に活動辞退を発表。新チームKへの昇格を控えながら、約10か月でグループを離れた。
その後はモデル・俳優として活動を再開し、NHK連続テレビ小説『まれ』や『闇金ウシジマくん Season3』などに出演。加えて、独学で始めた絵画制作を発展させ、個展や「プレバト!!」で画家としての実績も築いてきた。
2026年11月現在、光宗薫は俳優・画家という二つの領域で活動を続けている。 特撮ドラマ『角醒ハンター オメガホーン』への出演、初作品集『せみにんげん』の刊行、個展の開催は、その現在地を示す具体的な実績だ。
AKB48時代の短い活動期間だけで彼女のキャリアを判断することはできない。むしろ、研究生時代の注目、活動辞退という転換点、その後の創作活動を一続きの経歴として見ることで、光宗薫という表現者の歩みがより鮮明になる。