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【開催地と競技日程】ドジャー・スタジアムで迎える2028年大会の全貌

三浦 楓花 三浦 楓花 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
目次

ロサンゼルス五輪の野球競技は、ドジャー・スタジアムで開催される。ロサンゼルス・ドジャースの本拠地であり、MLBを代表する歴史ある球場の一つだ。

LA28公式の競技案内では、野球は男子6チームによる大会として設定されている。野球が最後に実施された東京2020大会から8年ぶりの五輪復帰となり、アメリカの野球文化を象徴する球場が国際大会の舞台になる。

2028年野球競技日程

2026年11月現在、公式ホスピタリティの競技スケジュールに掲載されている日程は次のとおり。開会式当日の7月14日は野球の試合がなく、7月13日に競技が先行して始まる。

野球競技の予定日程(ロサンゼルス現地時間)

日付 競技内容
7月13日(木) 予選ラウンド
7月14日(金) 開会式・競技休止
7月15日(土) 予選ラウンド
7月16日(日) 予選ラウンド
7月17日(月) 準々決勝
7月18日(火) 準決勝
7月19日(水) 3位決定戦・決勝

出典:LA28公式ホスピタリティ競技日程。開催時刻は変更される可能性がある。

大会は6日間の競技日程、計12セッションで構成される。予選ラウンドから準々決勝、準決勝へと進み、7月19日に銅メダルと金メダルが決まる予定だ。

ドジャー・スタジアムが選ばれた理由

ドジャー・スタジアムは、ロサンゼルスのチャベス・ラビーン地区に位置する。1962年に開場した球場で、MLBの試合を長年開催してきた。

LA28の会場計画では、既存のスポーツ施設を活用することが基本方針の一つとなっている。野球についても、すでに世界的な知名度と観戦環境を備えた球場を使用することで、新設施設への投資を抑えながら大会を開催できる。

加えて、開催国アメリカにとって野球は国民的スポーツの一つ。MLBの本拠地でオリンピックを行うことは、競技の国際的な認知度を高めるうえでも象徴的な意味を持つ。

【出場国6チームの最新状況】アメリカ・ドミニカ共和国・ベネズエラが決定

ロサンゼルスオリンピック野球

ロサンゼルス五輪野球の出場枠は6チーム。2026年WBCを終えた段階で、出場権を獲得したのはアメリカ、ドミニカ共和国、ベネズエラの3か国だ。

残る3枠は2027年プレミア12で2枠、2028年最終予選で1枠が決まる。つまり、現時点では出場国の半分が確定し、残り半分がこれからの国際大会に委ねられている。

出場権を獲得した3か国

アメリカ代表は開催国枠で出場する。WBCの順位によって獲得した枠ではなく、開催国として保証された出場枠だ。

ドミニカ共和国代表は2026年WBCで準決勝に進出し、アメリカ大陸の出場枠を獲得した。準々決勝では韓国を10対0で下し、強力な打線と投手陣の実力を示した。

ベネズエラ代表もWBC準決勝進出によって五輪出場を決めた。準々決勝で日本を8対5で破り、そのまま決勝まで勝ち進んでアメリカを3対2で下し、WBC初優勝を達成している。

特に注目すべきなのは、ベネズエラが日本を破った試合が五輪出場権の獲得にも直結した点だ。WBCの勝敗が、そのまま2028年の出場国決定に影響したのである。

6つの出場枠と獲得ルートの関係

WBSC(世界野球ソフトボール連盟)が公表した五輪予選制度を整理すると、次のようになる。

出場枠 獲得ルート 2026年11月の状況 1枠目 開催国枠 決定 アメリカ 2枠目 2026年WBC・アメリカ大陸枠 決定 ドミニカ共和国 3枠目 2026年WBC・アメリカ大陸枠 決定 ベネズエラ 4枠目 2027年プレミア12・アジア最上位 未決定 5枠目 2027年プレミア12・欧州またはオセアニア最上位 未決定 6枠目 2028年最終予選の優勝国 未決定

この表で重要なのは、WBCのアメリカ大陸枠が単純な大会全体の上位2チームではないことだ。開催国アメリカはすでに出場権を持つため、アメリカを除いた未出場のアメリカ大陸の上位2チームが対象となる。

その結果、WBC決勝で優勝したベネズエラと準決勝に進出したドミニカ共和国が五輪出場を決めた。アメリカも出場するため、WBCで存在感を示した3か国が五輪でも顔をそろえることになった。

2026年11月時点で注意したい国際大会の動き

2027年プレミア12に向けた予選も、すでに始まっている。2026年10月のバルセロナ予選では、スペインとイタリアが本大会出場権を獲得した。

一方、中国で11月26日から28日に開催される予選では、中国、ニカラグア、チェコ、イギリスの4か国が残り2枠を争う予定だ。

ここで混同してはいけないのが、スペインとイタリアが獲得したのは2027年プレミア12への出場権であり、2028年オリンピックの出場権ではないという点である。五輪への切符は、翌年のプレミア12で改めて獲得する必要がある。

【日本代表の出場条件】2027年プレミア12と2028年最終予選が勝負

日本代表にとって、ロサンゼルス五輪への道は2027年プレミア12が最大の山場になる。2026年WBCでは準々決勝でベネズエラに敗れたため、WBC経由の五輪出場権は獲得していない。

しかし、日本は2027年プレミア12の出場権をすでに確保している。WBSCが2025年末時点の世界ランキング上位12チームを本大会に自動招待する方式を採用したためだ。日本はその12チームに含まれている。

ルート1:2027年プレミア12でアジア最上位になる

日本代表が最も直接的に五輪出場を決められる方法は、2027年プレミア12でアジア勢の最上位になることだ。

この条件で重要なのは、必ずしも大会優勝が必要なわけではないという点。大会全体の順位で、未出場のアジアチームの中で最上位になれば、五輪の出場枠を獲得できる。

そのため、最大のライバルは韓国や台湾(チャイニーズ・タイペイ)になる。特に台湾は2024年プレミア12で日本を破って優勝した実績があり、2027年大会も強力な競争相手となる。

2027年プレミア12は16チームに拡大

2027年大会は、従来の12チームから16チームへ拡大される。4チームずつの4組によるオープニングラウンドを行い、各組上位2チームがセカンドラウンドへ進む。その後、スーパーラウンドとメダルゲームで優勝国を決める方式だ。

台湾ではオープニングラウンドとセカンドラウンドの一部が開催され、東京ドームではスーパーラウンドとメダルゲームが予定されている。決勝は2027年11月21日の予定だ。

また、五輪出場枠はアジア最上位だけでなく、欧州・オセアニアの最上位チームにも与えられる。欧州とオセアニアは別々に1枠ずつではなく、両地域を合わせて1枠という仕組みだ。

ルート2:2028年最終予選で最後の1枠を狙う

2027年プレミア12でアジア最上位になれなかった場合、日本代表には最終予選という道が残されている。

2028年最終予選は、遅くとも2028年3月までに実施される予定で、6チームが最後の1枠を争う。参加条件は次のとおりだ。

- 最新のアジア選手権で、未出場チームの上位2チーム
- 最新の欧州選手権で、未出場チームの上位2チーム
- アフリカ選手権の優勝チーム
- 最新のオセアニア予選で、未出場チームの最上位チーム

この6チームによる大会で優勝した国だけが、最後の五輪出場枠を手にする。

なお、2026年8月には台湾が2028年最終予選の開催権を獲得したと発表された。日本にとっては、アウェーの環境で戦う可能性が高い国際大会とは異なり、アジアの地で最後の切符を争うことになる。

ただし、日本が最終予選に出場できるかどうかは、直近のアジア選手権での順位などによって決まる。プレミア12で五輪出場を逃しても、自動的に最終予選へ進めるわけではない。

日本代表の出場条件を整理


日本の五輪出場条件を判断する際は、「プレミア12への出場」と「オリンピックへの出場」を分けて考えることが大切だ。前者は決まっていても、後者はアジア最上位という結果を残さなければ実現しない。

【大谷翔平らMLB選手は参加する?】2026年11月時点の交渉状況

ロサンゼルス五輪野球で大きな注目を集めるのが、MLB所属選手の参加問題だ。特に大谷翔平が日本代表として出場するかどうかは、日本のファンにとって最大級の関心事となっている。

これまでのオリンピック野球では、MLBの現役トップ選手が本格的に参加する機会はなかった。2028年は開催地がロサンゼルスであり、MLBのシーズン日程を調整できれば、初めてメジャーリーガーが五輪の舞台に集結する可能性がある。

MLBコミッショナーは参加に前向き

2026年2月、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏は、MLB選手のロサンゼルス五輪参加について前向きな見通しを示した。

MLBは五輪開催期間に合わせてオールスター休暇を延長する案を検討しており、通常のレギュラーシーズンへの影響を抑える方法を探っている。

ただし、参加を実現するにはMLBと選手会(MLBPA)の合意が必要だ。さらに選手の保険、移動、宿泊、待遇、出場を希望しない選手の取り扱いなど、解決すべき課題が残されている。

2026年7月には交渉が初期段階にあると報じられ、同年10月23日付のロサンゼルス・タイムズも、MLBPA側がLA28との選手待遇に関する協議で十分な進展を得られていないと伝えた。したがって、2026年11月現在、MLB選手の五輪参加は確定事項ではない。

大谷翔平の五輪出場は決定しているのか

結論からいえば、大谷翔平の2028年五輪出場は確定していない。

大谷はドジャース所属のMLB選手であり、開催地が本拠地のドジャー・スタジアムという点でも注目度は高い。2024年には、オリンピックが野球を普段見ない人に競技を知ってもらう機会になるという趣旨の考えを示していた。

しかし、野球への期待や大会への理解と、実際に日本代表として出場する意思決定は別の問題だ。本人の正式な参加表明が確認されているわけではない。

仮にMLB選手の参加が認められたとしても、日本代表への選出は日本野球協会や代表チームの選考手続きを経る必要がある。大谷だけでなく、山本由伸らMLBでプレーする日本人選手についても、参加合意、コンディション、所属球団との調整が鍵を握る。

MLB選手の参加が大会を変える理由

MLBのトップ選手が参加すれば、オリンピック野球の競技水準は大きく変わる可能性がある。

これまでの国際大会では、MLB所属選手が出場するWBCと、各国の代表選手が参加するオリンピックとで、選手構成に違いがあった。MLB選手が五輪にも出場できれば、両大会の顔ぶれが重なり、各国の真の実力を比較する機会が増える。

一方、MLBは年間を通じて試合日程が組まれており、シーズン中に選手を長期間離脱させることは球団経営にも影響する。選手の安全、保険、休養、チームの戦力維持をどう両立させるかが、参加実現の最大の課題となっている。

【オリンピック野球の競技方式】6チームで金メダルを争う仕組み

2028年大会の野球競技方式は、6チームを2組に分ける方式が基本となる。3チームずつのグループで予選ラウンドを戦い、その順位によって決勝トーナメントへの進み方が変わる。

予選から決勝までの流れ

WBSCが示した競技方式では、予選ラウンドの各組1位が準決勝へ進出。各組2位と3位は準々決勝に進み、残る準決勝進出チームを決める。














この方式では、予選ラウンドで1位になることが大きな意味を持つ。準々決勝を回避できるため、試合数や選手の疲労という面でも有利になる。

一方、2位と3位のチームには準々決勝での勝利が必要になる。予選での1試合が、その後のトーナメントの難易度を左右する構造だ。

東京2020大会と何が違うのか

野球は東京2020大会で実施された後、パリ2024大会では競技プログラムから外れた。ロサンゼルス大会での復帰は、開催都市のスポーツ文化とも深く関係している。

東京2020では、開催国日本を含む6チームが参加し、最終的に日本が金メダルを獲得した。2028年も6チームという枠組みだが、MLB選手の参加が実現すれば、競技レベルや国際的な注目度は大きく変わる可能性がある。

また、1984年のロサンゼルス大会では野球が公開競技として実施された歴史もある。LA28での復帰は、ロサンゼルスとオリンピック野球の長い関係を改めて結び直す大会になる。

【プロの結論】ロサンゼルス五輪野球で注目すべき3つのポイント

2026年11月時点の状況から、今後の大会を追ううえで押さえておきたい要点は3つある。

第一に、日本代表の最大の目標は2027年プレミア12でアジア最上位になること。日本はすでに大会出場権を確保しているため、代表強化の焦点は韓国や台湾などのアジア勢を上回れるチームづくりに移る。

第二に、2028年最終予選は最後の救済措置であって、確実な出場ルートではない。参加資格を得るためにアジア選手権での成績も必要になり、最終予選では6チーム中1位にならなければならない。プレミア12での直接出場が日本にとって最も重要な理由はここにある。

第三に、MLB選手の参加交渉が大会の魅力を左右する。大谷翔平らの参加が実現すれば、WBCに匹敵するスター選手が集まる大会になる可能性がある。しかし、選手会との交渉が残っており、現時点では期待と確定情報を分けて考える必要がある。

今後の情報を追う際は、WBSCの予選制度、JOCや日本野球協会の代表選考、MLBとMLBPAの合意状況という3つを確認するのが確実だ。大会の優勝候補だけでなく、出場資格が決まる過程にも注目したい。

【ロサンゼルスオリンピック野球】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ロサンゼルスオリンピックの野球はいつ開催されますか?
A1:2028年7月13日から19日まで、ドジャー・スタジアムで開催予定です。7月14日は開会式のため競技休止となり、7月19日に金メダル決定戦が行われる予定です。

Q2:2028年五輪野球の出場国はどこですか?
A2:2026年11月時点で確定しているのは、開催国アメリカ、2026年WBCで出場権を獲得したドミニカ共和国とベネズエラです。残り3枠は2027年プレミア12で2チーム、2028年最終予選で1チームが決まります。

Q3:日本代表がロサンゼルス五輪に出場する条件は何ですか?
A3:最も直接的なルートは、2027年プレミア12でアジア最上位になることです。これを逃した場合は、アジア選手権の成績などで2028年最終予選の出場資格を得て、6チームによる大会で優勝する必要があります。

Q4:大谷翔平は2028年のオリンピックに出場しますか?
A4:2026年11月現在、出場は正式決定していません。MLBコミッショナーは参加に前向きですが、MLBと選手会の調整が続いています。大谷本人の代表参加表明も確認されていません。

Q5:2027年プレミア12で優勝すれば日本は五輪に出場できますか?
A5:優勝すれば当然ながらアジア最上位となるため、五輪出場権を獲得できます。ただし、優勝は必須条件ではなく、アジアの未出場国の中で最上位になれば出場できます。

まとめ:日本代表の五輪切符は2027年プレミア12が最大の鍵

ロサンゼルスオリンピック野球は、2028年7月13日から19日までドジャー・スタジアムで開催される。6チームが金メダルを争い、2026年11月時点ではアメリカ、ドミニカ共和国、ベネズエラの3か国が出場を決めている。

日本代表にとって最も重要なのは、2027年プレミア12で韓国や台湾などのアジア勢を上回ることだ。万が一直接出場を逃しても、アジア選手権を経由した2028年最終予選という可能性は残されている。

そして、大谷翔平をはじめとするMLB選手の参加問題も見逃せない。選手会との交渉がまとまれば、オリンピック野球の歴史を変える大会になる可能性がある。

2026年のWBCで世界の強豪と激闘を繰り広げた日本代表が、再び世界一を目指すための舞台はすでに整いつつある。2027年プレミア12、2028年最終予選、そしてMLB選手の参加交渉。この3つの動向が、ロサンゼルス五輪野球の行方を決める重要な鍵となる。


主な情報源:LA28大会公式競技案内・公式競技日程、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の五輪予選制度・プレミア12関連発表、日本野球協会の2026年WBC公式記録、日本オリンピック委員会(JOC)、MLB公式報道、ロサンゼルス・タイムズ。

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